DTダイナミクス採用担当の岸本です。
今回はmeviyを支える3D形状認識機能(Feature Recognition、以下FR)の開発を担当する
FRチームのエンジニア、志田健太朗さんにお話をお伺いしました。
学生時代から熱中していたモノづくり。 「形状処理」技術との出会いがを拓いたキャリア
学生の時からモノづくりに熱中しており、大学では機械工学を専攻し、NHK学生ロボットコンテストにエントリーしたこともあります。モノづくりを学ぶ中でCADを初めて触り、PCさえあれば3Dの世界で自由自在にモノを描くことができることに大変感銘を受けました。就職先もCADソフトウェア会社に入社。C++を用いた形状処理開発を担当し、日々充実感を得ることができました。よく形状処理に関する論文を読むことがあるのですが、論文から学んだ新しいアルゴリズムを自社製品に反映させる研究開発には、特にやりがいを感じました。
ユーザーが心から必要とするソフトウェアを作りをしたい。想いが引き寄せたmeviyとの出会い
年次を重ねるにつれ、『ユーザーが必要とするソフトウェアを作りたい』という想いが強まりました。開発に取り組む際、自分自身で『これはユーザーが必要とするものだ』と納得感を持つことが大切だと感じるようになり、そのタイミングでミスミのmeviyと出会いました。
元々ミスミについては良い印象を持っており、学生時代にミスミで部品発注を行った際にすぐに部品が手元に届いて驚いた経験があります。meviyのことも知っており、「製造業全体に大きな影響を及ぼす素晴らしいサービス」という印象を持っていました。そのため、meviy開発についてのお話をいただいた際はすぐに興味を持ちました。
カジュアル面談にて、現社長の道廣(株式会社DTダイナミクス代表取締役社長 道廣隆志) と話し、meviyは、私が想像していた以上に製造業や社会へ大きい影響をもたらすプロダクトだと感じました。「挑戦してみたい、今まで以上に納得感を持って開発に携わることができる」と思いました。
加えて、これまで経験してきた形状処理技術を活かしつつ、経験したことのなかったWeb開発にも新しく挑戦可能な環境であること、エンジニア組織の内製化を行っているためソースコード全体を見渡しながら開発ができることにも魅力に感じ、入社を決意しました。
独自の3D技術での溶接加工部品の即時見積もり実現! ユーザーニーズを考え抜き、挑戦を続ける日々
入社後はmeviyの形状認識機能(Feature Recognition)の開発を担当しています。3D-CADで設計されたデータを読み込み、読み込んだ情報を別のファイルへと変換し、meviyの3D-Viewer上に表示させるアルゴリズムを開発しています。設計者は個々に異なる設計の方法とCADソフトを使用しており、それらの違いを吸収し、アルゴリズムとして組み込む業務を行っています。
直近は溶接(2種類以上の金属に「熱」または「圧力」を加え接合する金属加工)の接合部位の形状認識や3Dデータのリモデリング提案機能開発に携わりました。精密加工部品の溶接加工において、3Dのデータを使用して部品調達をデジタルで自動化するのは例を見ないサービス(特許出願中)で、事業担当者と協力し、「ユーザーが望む結果は何か?」を追求し改善を重ねました。時には大胆に方向転換をすることもあり、非常にチャレンジングなプロジェクトでしたが、この試行錯誤は私にとって大きなやりがいにつながっていました。機能に対するユーザーのフィードバックが楽しみでもあり、不安でもあります(笑)。
「自分の手でmeviyを成長させていく」 ユーザーや社会への貢献を手触り感を持って感じることができる環境
私はDTダイナミクス がValue として掲げている "Ownership" を大切にしています。 "meviy の形状認識機能は自分の手で作っているんだ" と自覚を持ち日々開発をしています。
ユーザからの喜びの声を聞くことができることは、とてもやりがいに感じます。困難な課題に対して、形状認識のプロフェッショナルなチームメンバーと議論しながら解決していくことは、チャレンジでもあり、楽しみでもあります。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひカジュアル面談から受けていただけたら嬉しく思います。
あなたにとってmeviyとは?
説得力を持つプロダクトだと思っています。meviyがスタンダードとなって製造業全体が活性化していくポテンシャルを持つプロダクトです。形状認識機能の開発を通じて、meviyが実現する活性化を今後も支えていきたいと思います。
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meviyとは
製造業における「労働生産性改革」を実現 meviyは製造業の調達領域に対して革新的な進化をもたらします。従来型の紙の図面を中心としたアナログな調達のプロセスを変革し、設計データをアップロードするだけで、AIが価格と納期を即時見積もり、受注生産でも最短即日で出荷を実現するオンデマンド製造サービスです。従来型のアナログな調達のプロセスと比較して9割以上の時間削減をもたらし、ものづくりのスピードを劇的に変えることが可能となります。