こんにちは!
Creative teamの檀瀬です。
今日は「クリエイティブ」をする職業の方なら誰にでも起こりうる、
アイデアに詰まったり、なかなかしっくりくるクリエイティブができない時に
「最高のクリエイティブ」にたどり着くための3つのPOINTを紹介したいと思います。
▼この記事でわかること
①「自分にしかない強み」を元にアイデアを産む方法
②主要SNSを活用した「リサーチ」力の磨き方
③日常からインスピレーションを得る方法
1. 異業種からの入社こそ強い?「自分だけ」にしかない視点を活かせ
私の経験から、まずは自分にしかできないアイデアを見つける方法から説明していこうと思います。
ズバリ一言で言うと、
「過去の経験こそが最高のクリエイティブを導くヒントである」と私は考えています。
具体例を用いて説明すると、とあるホテルのInstagramの運用の中でコンテンツの
考案を任された際、SNSの運用歴も長く一通りホテルが掲げるお部屋の紹介やお食事などの
「推しポイント」は一通りコンテンツとしてやりきった感があって困っている、
というお悩みを受けました。
このお悩みに対して私が真っ先に思い浮かべたのが、
これまでアパレルをやっていた時代の顧客様が求めていたことが
「お店に行かないと知り得ない情報が知りたい」、
「私自身に会いにきてくれている」ということでした。
インターネットを通じて洋服でも何でも購入できる時代にお客様が
わざわざ店舗に出向くには、「そこにいる人と話したい、会ってみたい」という
付加価値こそ必須であるということがヒントになり、「スタッフの一言日記」や
「料理長のお料理に込めた想い」をSNSで定期的に発信していくことで
「スタッフの人柄までも愛されるホテル」をテーマとして企画を提案し、実施に至りました。
最近では何か新しい事業を始めるにあたってプロジェクトの発足からの歩みを全て公開することで応援してもらうことも一般的になっていますよね。
大抵の人は仕事をする上で多くの人と関わります。
アイデアに困ったときはぜひ一度自分がこれまでに携わってきた仕事の中で見つけた「ニーズ」を探してみてください。
一見関係がないように思えることでも、クリエイティブに繋がるヒントがあるはず!
2. リサーチ力を極める!各SNSの活用した検索力の磨き方
コンテンツの考案をする上で、各SNSの特性を上手に活かしたリサーチが能力を高めることは
非常に重要です。
私がリサーチでマストで使うSNSが
① Instagram ②TikTok ③YouTube ④Pintarest の4つ。
これまで同業の別会社にもいましたが100%と言っていいほど企画会議ではこの4つのSNSからベンチマークとなるコンテンツを見つけ、自分達のファン層に合うようにアレンジする流れがあります。
この4つのSNSを目的別に使い使いこなす人はは必ず人に刺さるコンテンツの考案ができます。
特性をまとめると以下のようになります。
【Tik Tok】
■縦長動画アプリの中で最も拡散力が強いSNSでZ世代のユーザーに向けた
コンテンツを制作するならまずはココでリサーチ必須
■伸びやすい人気のジャンルは「ビューティ」「ファッション」「ダイエット」「HOW TO(裏技)」
パフォーマンスをするダンスも人気のため、特徴的な振り付けを取り入れることで学校などの
コミュニティで真似され、認知されていきます。
■昨今のアップデートでより検索がされるよう、動画を見ていると検索窓に動画に関連する
ハッシュタグが表示されるようになるほど、1種の検索エンジンとして使われています。
100万再生を超えている動画がどんなものかをハッシュタグからリサーチし、真似ることが大切。
ハッシュタグの規模は「ハッシュタグ」の検索窓にハッシュタグを入れると投稿数が確認できるので、「再生数が多い=需要の高いハッシュタグ」からリサーチを行うと良いコンテンツに繋がります。
【Instagram】
■リールはTik Tokの動画とは対照的で10秒前後の短尺動画、情報を「視覚的に得る」ことに長けているため認知よりも「ブランディング力を強化」する目的ならココでリサーチ!
■人気コンテンツは「Vlog」「ファッション」「美容」
運営元であるMeta社はリールの強化を進めていますが、画像でサクサク見れることが強みのためまだまだ文字入れと写真でわかりやすくまとめられたコンテンツが人気。
■ママ層に向けたコンテンツならTik TokよりもInstagramの検索窓でリサーチ
Z世代のユーザーも多いですが、20〜30代のユーザーが多くを占めるためおしゃれママ層に届けたいならInstagramがおすすめ。
【Twitter】
■リサーチ<ライティング力が求められるSNS!キャプションの考案にも活用
リツイートなどの仕様上、拡散力が高いため、最初の1文でユーザーの興味を引けないと埋もれてしまいます。
他のSNSでも最初の1文は重要と言われるため、「引き」のある冒頭を作るにはどういった言葉をチョイスすべきか、参考にすることが多いです。
■男女比率がほぼ5:5のアプリ
女性ユーザーが多いInstagramに対して男性ユーザが多く、トレンド性が高いSNSのため、男性・ジェンダーレスに流行っていることを知りたいならTwitterがおすすめ。
【Pinterest】
■Instagramよりさらに「自分がなりたい理想像」を追求するSNS
Instagramはいいねやコメントといった機能があり、フォロワーにリアクションをしてもらう
自己発信要素が強いですがPinterestは自分やブランドの「方向性」を決めるのに適しています
また、作成したイメージボードを簡単に共有できるため、チームでビジュアルのアイデアをすり合わせるのに使いやすいです
■基本は「日本語よりも英語」で探すこと
検索におすすめのキーワードは「Flatlay」日本語でいう「物撮り」にあたります
例:「Cosmetics flatlay」
■ブランディングを重視した広告のアイデア探しにぴったり
昨今広告枠が増えたため、Instagram同様待ち受けにもできそうなビジュアル重視の広告が増加しています。
3. 日常からインスピレーションを得る方法
長くなってしまいましたが最後に、リサーチの時間を確保するよりも日頃からインスピレーションを得る方法を紹介します。
まず意識したいこととして、SNSのポストや街中のサイネージ広告だけでなく、
目に入るすべてが「広告」になりうるということ。
真新しいクリエイティブに出会うには人よりも多くの経験をし、多くのものを見て、多くの人に会うことが何より大切だと考えています。
私はさまざまな国へ一人旅をするようになってから、アイデアの幅が何倍にも広がりました。
誰にでも趣味趣向はありますが、新しい価値観や創造性は経験と人との繋がりから磨いていけるもの。
億劫にならず、興味のないことにも積極的に取り組んでみることから始めてはいかがでしょうか。
〜本日のまとめ〜
【POINT 1: 異業種からの入社こそ強い?「自分だけ」にしかない視点を活かせ】
これまでの人生経験から得られた「ニーズ」を活かそう
【POINT 2:リサーチ力を極める!各SNSの活用した検索力の磨き方】
各媒体の特徴・活用のポイントを理解しよう
【POINT 3 : 日常からインスピレーションを得る方法】
興味のない分野にも目を向けることで新しい価値観を得よう
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!