【公式】震災遺構・浪江町立請戸小学校
浪江町立請戸小学校は、福島県内唯一の震災遺構であり、「震災を風化させず、多くの人に震災を自分事として捉えて欲しい」との思いから、被害を受けた校舎を保存し、公開しています。また、請戸小は、生徒と教職員が全員無事に避難できた奇跡の小学校としても知られています。
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東日本大震災に関するお話です。
みなさん、最近福島に行かれましたか?
弊社エムアイ・ラボは先日、福島へ行ってきました。
2011年3月11日の大地震から10年以上経ちました。
現在、エムアイ・ラボでは福島復興キャンペーンの仕組み作りのお手伝いをしています。
せっかくなのでこれを機会に福島へ行ってみようということになり、
福島県の浜通り地区を中心に出かけることにしました。
「浜通り」というと、震災当時によく聞いた地名かと思います。
福島県東部の海岸沿いです。
双葉町、大熊町という福島第一原発のふもとの町に到着しました。
でも、着いて驚きました。
10年以上経った今も、地震が起きたときのままだったのです。
洗濯物がそのままのお家があったりして、
「あのとき津波が来たから急いで逃げて、そのまま帰って来られていないんだな」
といった光景がありありと浮かんでくるような
そんな街並みでした。
もちろん、あえて震災当時のまま残している建物もあります。
浪江町立請戸小学校です。
こちらの小学校は、全員が無事に避難することのできた小学校です。
床も天井も凄まじく、津波の恐ろしさを感じます。
そして、何よりも人が全然いないことにも驚きました。
時折、お片付けにいらしている方とお会いできるぐらいで
本当に人がいませんでした。
双葉町の廃墟ウォールアートイベントも見てきました。
でも、せっかくのウォールアートなのに観光客がいません・・・。
今の状況、みなさんご存知でしたか?
私は知りませんでした。
とはいえ整備されつつあるので、綺麗になっている建物もありますし
被災地の中でも復興の進んでいる場所ももちろんあります。
でも、私たちが今回訪れた場所に限って言えば
原発の関係でなかなか復興が進まなかった事情などもあると思いますが
まだ始まったばかりなのだなと感じました。
そしてこの記事を書きながら、
「私はこの状況を知らなかった。でも復興はもう少し進んでいると思っていた」という
私がやらなくても誰かがやってくれているだろう的な
他人事、他人任せな視点があったことに気付かされました。
復興をどうこうするのは物理的に難しいので
他人任せになる部分は仕方ないのですが
関心をもつことはできます。
まずは関心をもって、自分ごとにするところから。
最後に、
大熊町役場本庁舎に掲げられていたスローガンを紹介します。
「ただいま」 おおくま 未来への一歩を 共に
まずは現在の状況を知る。
そして、会社としても何かできることを探しています。
おまけ
双葉町のラッキーマンホールです。
ふくしま応援ポケモンのラッキー、今月も新しくマンホールが出来ているみたいです。
ラッキー公園もあります。
なんとなく知っていたけれど、今回の旅行を通して
改めてポケモンの地域への貢献度を考えたりしました。