【柳沢直哉さん プロフィール】
大学・大学院では分析化学を専攻。卒業後は学生時代の専攻分野を活かして働くため、製造業の会社に技術職として就職。品質管理の部署で約3年間勤務する。その後、語学サービスを通じて「人生を変える体験を提供したい」という想いからMeRISE株式会社に転職。現在はマーティングユニットのリーダーを務めている。
―本日はよろしくお願いします!早速ですが、現在はどのような業務を担当していますか?
マーケティングユニットに所属し、マーケティング施策全体の管理をしています。
主なところは、YouTube、Twitterなど、SNS全般の施策管理です。他では、キャンペーン等の大きめのマーケティング施策のプランニング・実行も担当しています。加えて、問い合わせ数や費用感などの数値管理も業務の一つとしてあります。
―1日の流れを教えてください
まず、朝のうちに簡単に終わる作業(チャットの返信、動画編集、Twitter投稿の指示など)をやります。午後は、クリエイティブを考える時間に使っていますね。具体的な内容としては、キャンペーンの施策、YouTubeのネタなどです。そういった時間を終えて、まだ時間が残っていれば、実際に資料や編集の台本を作ったりしています。
ブログの運営を通じて「自分が本来的に好きなこと」に気付き、転職を決意
―前職ではどのような仕事をされていたのでしょうか?
前職では、製造業の会社で品質管理の部署に所属していました。
品質管理の部署でやっていたことは、生産された製品の数値の確認・管理です。生産されたものに、ある成分が何%入っているのかを分析し、製品の品質をチェックするような仕事ですね。
―現在の業務(マーケティング)とは全く異なることをやっていたんですね!
元々、前職の製造業の会社に入った理由が「その会社が良かったから」というよりも「学生時代に学んだことを活かせるから」でした。私の学んでいた「分析化学」というのは、化学分野の中でも「仕事に活かすことができて、世間や企業などからも求められやすい分野」なんですよね。だから、それを活かせる会社を探し、新卒で入ったのが前職の会社でした。
そういった経緯で前の会社を選んだんですけど、会社に入ってからは、学生時代は好きでやっていた分析化学に関することも、業務となると「こなさなければいけないタスク」のように感じていました。研究とは違って、あまり知的好奇心が満たされていかなかった。別に仕事がすごく嫌だったわけではないんですけど、「このままずっとこれをやっていくのかな」というのを1年目の終わりくらいに思ったんですよね。
そう思った時、自分の上司を見たんです。このままここで勤めた場合、自分はどうなっていくかを知るために。すると、上司の仕事も私の仕事も、大きくは変わっていませんでした。上司の方がより責任が重大な製品を扱うんですけど、基本的な仕事のフレームは同じだったんです。そこで「これは自分が生涯やりたい仕事ではない」と思い始めました。
その頃から、自分は本来的には何が好きなのかを探し始めて。それを知るためには「まず行動だ」と思い、とりあえず品質管理の業務とは全く違う何かに取り組むことに決めました。取り組むことは何でもよかったのですが、「当時、ブログなどのwebメディアを運営するのが流行っていた」「個人でも始めやすい」という理由から、自分のブログを始めました。そしてこれが、後にマーケティングに興味を持つきっかけになります。
―どういったブログを運営していたんですか?
「社会人のための自己投資のメディア」というコンセプトでブログを作っていました。基本的には、英語や筋トレについてのブログです。もともと英語も筋トレも好きだったので、好きだったことを記事にしていった感じですね。
―通りで筋肉が凄いわけですね(笑)ブログの運営を通して、何か気付きはありましたか?
まず、ブログをやっていく中で「仕事を自分でコントロールできる感覚」を初めて知りました。会社には多くの管理者がいて、色々なことに左右される。一方で、個人で何かをやると誰にも左右されず、自分の意志で物事を決定できるなと。これが1つ目の気付きですね。
その後、ブログを始めてから半年くらいしたとき、もう少し本気でブログ書いてみようと思って。本気で取り組むにあたって、外部の目線を取り入れることも必要だと考え、SEOのコンサルを個人でやっている方に自分のブログを見てもらいました。
そこで、そのコンサルの方の仕事ぶりにすごく衝撃を受けたんですよ。コンサルに入ってもらって、記事を作り直していく過程でその人の仕事を見た時、もの凄い回数のPDCAを回してやっていくんだなというのを肌で感じました。今まで1人でやっていたときも回していないわけではなかったんですけど、プロと比べると全然足りていませんでした。
それを受けて「思考→アウトプット→改善」という作業をそれまで以上にやるようになり、やっている中で、自分はその作業を繰り返すことが本来的には好きだということに気付きました。
これに気づいた際、会社での業務は「自分でコントロールできる範囲、自分で考えてPDCAを回せる範囲」が狭いから、あまり知的好奇心が満たされていないのだと分かりました。一方で、ブログなどは自分で考えて回せる範囲が広いから面白いと感じる。思い返せば研究もそれだったなと。研究も「思考→アウトプット→改善」というフレームで行っていくので。それから、自分が好きなこのフレームで仕事ができる職種を探さねばと思い、探した結果、気になった職種がマーケティングでした。
「サービスの合理性」が入社の決め手となった
―考えていた転職先にはどういったところがありましたか?
まず、転職先を選ぶうえでの第一優先の事項は「マーケティングができるところ」でした。転職活動をしていたころの私は、自分のやりたい「広い範囲でPDCAを回すことができる仕事」を探していたので。
「職種」の次に、2つ目の軸としてあったのは「事業会社であること」です。理由としては、自分の商品があった方がモチベートされるし、自分事として捉えられると考えていたからですね。
最後に、数ある事業会社の中から応募先を選ぶ際、3つ目の軸として「語学」や「健康」といった「人生を変える体験を提供する会社」というものがありました。
「語学」という軸があったのは、ベタな話ではありますが、自分が学生時代にマレーシアに語学留学に行った際、自分の価値観が大きく変わった経験に基づきます。
現地の日本食屋で仲良くなった経営者の方が居たんですけど、その方の生き方が当時の自分にとって凄く衝撃的でした。その方に定期的にご飯に誘って頂いていたんですけど、誘われる時間が15時とかなんですね(笑)でも、ただ怠けているわけじゃなくて、かなり忙しく仕事をしている時もあって。「自分で自分の時間を決めて、自分で多くのことを選択する」という生き方をしている人に出会ったことがなかったので、その経験は自身の価値観に大きな影響を与えてくれました。留学を通して、英語力が付くという達成感はもちろんあったんですけど、+αとして、このように全然違う人種と出会うことで価値観が変わる体験もできました。
「健康」に関しても、筋トレで自分の身体がものすごく変わって。体の調子が良くなったり、自分への自信がついたりしました。「人生を変える」というと大げさかもしれないですけど、筋トレが自分の人生に良い影響を与えてくれたことは確かです。
これらの経験から、自分のように「語学」や「健康」を通して良い体験をする人が増えて欲しいと思い、この2つを事業とする会社を選んでいきました。
―「人生を変える体験を提供する会社」という軸が決まってきて、数ある中でもミライズに決めた理由は何でしょうか?
理由は2つありました。
1つ目は、「世界への挑戦をもっと身近に」という理念に惹かれたからです。
この理念が、私自身の留学経験や、自分でゼロからメディアを作ったという「挑戦」のところに重なって見えました。
2つ目は、ミライズが提供しているサービスが合理的だったからです。
なぜ合理的だと思ったか、ミライズのサービスの一つである英語コーチングを例に挙げて説明します。
個人的に英語コーチングサービスの価格は高くあるべきではないと思っていました。自分で受けてみてその効果を実感していたから、コーチングが効果的なのは分かっていたんですけど、効果的なサービスだからこそ、もっと多くの人が気軽に利用できるものになるべきだなと。そういった考えを持って各社のサービスを見ていると、ミライズコーチングのサービスの価格はとても合理的に感じられました。
マーケティングの範囲だけで物事を考えず、経営者視点で全体を鳥瞰する
―業務をやっていて特に面白いと感じる瞬間は?
ゼロから施策全体の設計を考えている時間はすごく面白いですね。「全体の設計を考える」というのは、自分の頭の作りに合っていて、自分の好きな思考なので。
例えば、1個キャンペーンを打つにしても、自分で色々なことを調べ、プランニングし、施策の実行まで行います。大きい会社とかだと、上司が「こういう施策があるから、それを作って」と言われることが多いと思うんですけど、そうではなく、自分でゼロからやっていくイメージです。
―仕事をする上でどんなことを大切にしていますか?
なるべく全体を見るようにしています。
これは私の勝手な印象なんですけど、仕事が前に進むときって「目の前の仕事をしている時」ではないと思っています。目の前の仕事を着実にやっているとき、確かに「進んでいる感覚」はあるんですけど、感覚があるだけで成果としてはあまり出てないことの方が多いんじゃないかと。
例えば、TwitterとかYouTubeの投稿を、淡々と作っているときは、あまり結果は出ないと思っています。だから、1日を無駄にしたとしても、問い合わせから売上までのサービス全体の数値を見たりします。そうやって大きく枠を捉えた時の方が、問題が見つかることが多いんですよね。ここが詰まっているから、目の前のことをやっても前には進まないんじゃないかというのが結構あるので。
「経営者視点」というとかっこいいんですけど、事業を動かす視点で見ている感じですね。これをやることで、目の前の仕事が進まなくなる時もあるんですけど、目の前のことをやるよりも、全体的なことを考えないと前に進まないこともあると思っています。
―今感じている課題はありますか?
個人としては「武器」と言えるスキルを増やしていきたいです。
メディアを作った経験があるので、デザインやLPの作成など、全体的に色々なことはある程度できるんですけど、それらのスキルはまだ磨ききれていないのが現状です。
マーケティングチームのリーダーをやっていると、各分野に詳しい人とコミュニケーションを取らなければいけないことが多々あります。そこで自分が明るくない分野について話す際、スキルが足りないことが原因でコミュニケーションに齟齬が起きることもあるんですよね。それゆえに「武器」と言えるスキルを身に付ける必要性は日々感じています。
チームとしては、数値がただの「数字」ではなく「人」という意識をより強く持っていきたいです。
マーケティングユニットは直接お客様と接する機会が多くありません。そうなると、意識をしていなければ、問い合わせ数などの数値がただの「数字」に感じられてしまうことがあります。しかし、「3」という問い合わせ数があったすると、それは「〇〇さん、△△さん、××さん」という3名のお客様が問い合わせをしてくださっているということなので、自分達はしっかりと「想い」を持ってその数値と向き合わなければならない。
UXユニットの人たちは直接お客様と接するので、数字が「人」という意識を強く持っているんですよ。だからこそ、その数値にこだわりを持って仕事ができる。
マーケティングユニットもUXユニットと同じレベルで「数値に対する想い」を持つことで、より大きな成果を上げられると思うので、チーム全体としてそこの熱量感は上げていきたいですね。
ミライズに向いているのは「自分自身で考え、歩みを進められる人」
―入社前後でギャップはありましたか?
ギャップは基本的になかったんですけど、しいて言うなら、予想より早く責任が大きい仕事を任せてくれたことですね。マーティングに関しては未経験ということあったので、そこは少し驚きました。
―議論する際の雰囲気はどのような感じですか?
ミライズ社内でのミーティングは、割と緩い感じはします。これは良い意味でも悪い意味でもですね。
良い意味で言うと、立場に関係なくメンバー全員が発言しやすい環境だと思います。だから、議論は活発になりやすいです。一方で、もう少し緊張感があった方が良いと思うときもあるので、緩まりすぎないように意識はしています。
―仕事の進め方や組織の文化はどういった感じでしょうか?
仕事の進め方で言うと、ミライズでは一人ひとりがゼロイチを考えて、みんなで1を10にしていっているイメージですね。前職の会社は大手だったので、仕事は全て上から降って来ていました。上から来る仕事をどれだけ質高く、スピード感をもってやれるかっていう感じですね。そこのギャップもあってか、今は自分で考えてゼロイチをできるのが本当に楽しいです。
文化については、だいぶフランクだと感じます。縦の関係性が無いわけじゃないわけではないけど、ミーティングでもCEOなどに気軽に意見を言える雰囲気があります。これについても前職は対照的でした。組織の規模が大きいということもあり、強めの縦社会だったので、文化に関しても大きな違いを感じましたね。
―どんな人がミライズに向いていると思いますか?
人柄で言うと「明るい人」は向いていると思います。
入社前にある程度期待はしていたんですけど、入ってみると、本当に明るくて接しやすい人が多かったです。ここについては「期待はある程度裏切られる」という期待を良い意味で裏切ってくれましたね(笑)
加えて「自分で考えられる人」という要素もあると思います。
仕事の進め方のところでも話しましたが、ミライズは「仕事が上から降ってくる」というより「必要なことを一人ひとりが考えてやっていく」ことが多いんですよ。だから、ただ上からの指示を待っているような人ではなく、自分で考え、自発的に必要なことをやっていけるような人が向いていると思います。
こんにちは!採用広報担当の小川です!
今回インタビューをさせて頂いた、柳沢 直哉さん。
「自分が本来的に好きなこと」に気付き、ミライズに入社されましたが、これに気付くことができたのは、様々なことに「挑戦」する姿勢があったからだと思います。
ミライズでは、学習意欲の高い方であれば未経験の職種にも挑戦可能です。
ご興味がある方はぜひ一緒に働いてみませんか? いつでもご連絡お待ちしております!
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