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社会課題としての医療をビジネスで解決する━BizDevマネージャー 田中インタビュー

こんにちはMedUpです。今回は弊社BizDev(新規事業)マネージャー田中に行ったインタビューをお届けします。
MedUpのムードメーカーが胸に秘める、社会起業や医療への、真摯かつ熱い思いを聞いてきました。是非ご一読下さい!

| ご経歴を教えてください。

2010年に新卒で日本IBMに入社しました。約6年ほど営業職として従事し、主に大企業の経営改革支援に関わる提案活動を実施してきました。2015年に退職し、次は友人の起業を手伝う形で新規事業を立ち上げました。シードスタートアップ向けのアクセラレータープログラムであるOpen Network Labに採択していただいたものの、残念ながら事業自体は途中リタイアとなってしまったのですが、ここでスタートアップの面白さに目覚めましたね。 2016年からは医療系スタートアップで病院向けの営業活動を始めました。この前職も非常に面白かったのですが、もっとシードに近いところで事業開発や経営マネジメントの経験を積みたいと思い、2018年からMedUpにジョインしました。

| MedUpとはどのように出会ったのですか?

前職のクライアントであった方から REAPRAの山田さんを紹介していただいて、その山田さんからREAPRAの投資先だった2社をご紹介いただきました。そのうちの1社がMedUpだったんです。フリーランスの営業として両方で働いてみて、自分のビジョンの実現によりマッチしていたのがMedUpだったので、柳内さん(注:弊社CEO)から正式にオファーもいただき、こちらに決めました。

| 田中さんはスタートアップのどんなところに魅力を感じますか?

スタートアップというより起業に感じている魅力になるのですが、「社会起業」というものが、社会課題の根本的な解決につながる手法なのではないかと思っているんです。僕は川崎の出身で、さまざまな社会課題が身近にある環境で育ちました。中学で仲の良かった友人がいじめで不登校になってしまったことはずっと心に残っていて、大学で社会起業という概念に出会ったときに「これだ!」と魅せられました。

実は、IBM時代に教育系NPOでプロボノをしていました。経済的に厳しい家庭の子どもたちに無料で入れる塾のような場を提供することで、高校受験の成功を支援するだけでなく、放課後の居場所を創ることも目指していました。いまでも、学生に限らず、教育で社会復帰を支援する事業には興味を持ち続けています。いつか実現したいと思っていることの一つですね。

| MedUpは医療系スタートアップですが、医療にはどのような課題感を持っていますか?

患者さん目線で、自分に合う質の高い医療に出会う難しさが課題だと実感しています。中学3年生のとき、アトピー性皮膚炎を再発してしまったんです。痒みや肌荒れに悩まされて、引きこもりがちになった時期がありました。当時は口コミやテレビ番組で得る情報が頼りで、いい先生がいると聞いては病院を訪ねて、ということを繰り返していました。幸い、信頼できる先生に出会うことができましたが、それまでに約4年ほどかかってしまって。

これまで関わってきたMedUpのforo CRM事業は、大病院とかかりつけ医の先生の間にある情報ギャップを埋めることで、よりよい地域医療構想の実現を目指す事業です。なので、患者さんを直接支援する事業ではありませんが、事業が進んだ結果、患者さんがよりよい医療を受けられるようになるという点で、foro CRMの事業と自分の思いは共鳴していますね。

| 入社から約2年。これまでの業務内容を教えてください。

フリーランスで関わり出したときから、2020年夏くらいまでは営業がメインでした。キーエンスやSalesforceなど、営業のベストプラクティスと言われる企業のノウハウを取り入れながら、リード獲得〜契約獲得までの仕組み作りをしていました。大病院の院長先生が主なカウンターパートになるので、病院経営に関するやりがいや課題を間近で感じられます

日本の病院経営には幾つか特殊な事情があり、コロナ前で全国の病院の4割が赤字、コロナ禍では7割近くが赤字になっています。経営や事務方領域のテクノロジー導入が遅れており、病院をDXすることで経営改善に貢献できることは非常にやりがいがあります。その先に、医療におけるSDGsの達成への貢献も繋がっていると思います。

2020年夏頃から少しずつクライアントが増えてきて、CS(カスタマーサクセス)業務にも時間を割くようになりました。CSについては岡田さん(注:弊社 Head of Customer Success/CFO)がインタビューで熱く語っているだろうから割愛します(笑)。その後は、新しいメンバーが増えたり、クライアントが増えたりするなかで、MedUp側のリソースが足りていないところに入るように、業務内容や量を調整していました。例えば、2020年夏に営業で藤原さん(注:弊社Sales マネージャー)が入ったころは営業の伴走3割、CS5割、新規事業2割くらいだったと思います。最近では、営業もCSも、組織が出来上がってきたので、BizDevマネージャーとして新規事業の仕事をする時間が増えました。

| 新規事業について教えてください。

まず、事業展開の方向には2つあります。1つは、現在、foro CRM事業のクライアントが高度急性期医療を提供するDPC対象病院に限られているところを、ツールを対応させていくことで、もっと多くの病院で使ってもらえるようにするという方向です。もう1つは、全く新しい事業で、是非リリースを楽しみにお待ちください、としか言えないのですが(笑)。でも1つ言えるのは、MedUpとしてハイタッチな伴走をするなかで見えてきた課題が、新規事業の種になっているということです。ハイタッチな伴走から生まれる信頼と、深い顧客理解があるからこそ、これらの事業も立ち上がってくるのだと思います。

| MedUpにはどんな人が向いていると思いますか?

まず、成長に対して貪欲な人は向いてると思います。役割が決まっていてそれ以外やらない・やれないという訳ではないので、落ちているボールを積極的に拾いに行くタイプの人や、そういうカオスを楽しめる人は、とても相性がいいと思いますね。そういう人が加速的に成長していける環境だと思いますし、それは会社の成長にも繋がるので、お互いにハッピーなんじゃないかと。

あとは、事業開発の経験を積みたい・将来起業したいという人にも向いていると思います。 スキルや知識・経験を再現性高く、一般化して、事業の成長に繋げていくという文化がありますが、そう聞いてピンときた人はぴったりなのではないでしょうか。

…でも何よりも、「明るくて、楽しく、前向き」な方ですね。是非来てください。待ってます!

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