皆様こんにちは、介護施設の口コミサイト「介護のほんね」で、セールスと相談員を兼務している福田と申します。もともと整体師として10年以上働いたのち、34歳でメドレーに入社しました。まさかその時は、自分が事業のセールスチーム立ち上げに携わるとは思ってもみませんでした。
米国でカイロプラクティックに出会い、整体師に
皆さんは「カイロプラクティック」という言葉を聞いたことはありますか?米国発祥の整体で、米国では6年間大学で学んだ上で国家試験に合格する必要があり、非常にメジャーな職業です。
昔アメリカに滞在していた際にこの職業に出会って興味を持ち、日本に戻って専門学校に入りました。卒業後10年ほど整体師として働き、非常にやりがいを感じていましたが、一方で将来このままのキャリアを歩み続けていくか悩むようになりました。
いろいろな方と話す中で会社員として働く選択肢も考え始め、「そもそもこの年齢で会社勤めの経験もない人間を雇ってくれる会社なんて存在するのだろうか」「見つかったとしてもどうせ超絶ブラックに違いない」といった漠然とした不安を抱えながら、恐る恐る転職活動を開始したのが33歳の時でした。
衝撃的なメドレーとの出会い
とはいえ無事に数社で面接が進みはじめましたが、入社したい企業にはなかなか出会いませんでした。そんなある日、転職サービスを通じて医療介護の求人サイト「ジョブメドレー」で求職者向けのコンサルタントとして働いてみないかというお誘いを受けます。2013年5月頃のことだったので、今からおよそ3年前です。
当時のメドレーはまだ10数名規模でしたが、希望する医療介護業界で、かつ長年培った接客スキルを活かせる職種ということで、願ってもないチャンスでした。
代表の瀧口との出会いは衝撃的でした。今までの人生で感じたことのない強烈なオーラを纏い、自信に満ち溢れた表情で会社の未来を語る姿に圧倒され、「成功する人というのはこういう人なんだろう」「この人と一緒に仕事が出来れば、今からでも逆転できるかもしれない」そう直感し、その場で入社したい意思を伝えました。
当時34歳で会社員としての職歴も無い私を採用するのはリスクを伴う決断だったと思います。それでも面接時に伝えた「死ぬ気で努力する」という言葉を信じた瀧口が採用に踏み切ってくれ、2013年6月より晴れてメドレーの一員として第二の人生をスタートしました。
(当時のコンサルタント部隊の様子。全社の社員数は10人程度でした)
34歳・初会社員が決めた、転職の心構え
この歳で全く未知の分野に飛び込むのは恐怖でしたが、以下については守ろうと心に決めていました。
・社員はほぼ全員年下(新卒の子もいる)だけど、この分野では大先輩なので、心からリスペクトし、謙虚に教えを請い吸収する。
・10年以上のブランクを少しでも取り戻すため、しばらくの間は遊ぶ時間を持つことは極力我慢して仕事と勉強に没頭する。
・上手くいかないことがあっても、それは自分が未熟であることが原因なはずなので、他人の責任にはしない。
・どんなに辛くても、絶対に自分からは逃げない。
とはいえ、入社後しばらくは想像以上の過酷さでした。学生時代それなりに頭を使うことが好きな方だったので、「頭を使う系の仕事なら、実は意外に出来ちゃうかも」という淡い期待も正直ほんの少しありました。しかし、求められる業務スピードがとにかく速く、目標数字を達成するプレッシャーにも押しつぶされそうになる毎日で、自分の考えの甘さを痛感し打ちのめされました。
それでも必死に食らいついて日々アクションしつづけたこと、当時の直属の上司だった取締役の横尾が人材育成に長けた人物で根気よく指導してもらったことから、ゆっくりですが着実に成績を伸ばしていくことが出来ました。毎週自己ベストを更新し続け、入社から6週間後、遂に週間目標を達成した時、社長の瀧口と抱き合って喜んだのを今でも覚えています。勉強でも仕事でも、これほど真剣に取り組んだ事がなかった私にとって、今までの人生で味わったことのない非常に大きな達成感でした。そして入社から1ヶ月半で、セールスチームの立ち上げを任されることになりました。
セールスチームを立ち上げ、1年間で契約事業所数を3倍に
もともとジョブメドレーは、代表の瀧口と取締役の横尾が2名で求人案件の開拓を行っていたのですが、サービスの拡大に伴い正式にセールスチームを立ち上げることになったのです。僕ともう1名ではじまったチームで、当初は営業活動だけでなくコンサルタント業務を手伝ったり求人原稿を書いたりと、幅広い業務を並行して行う状態でした。この時期に多様な業務を経験できたのは、結果として良いトレーニングだったように思います。
なにもかもが初めてで最初はうまくいかなかったセールスチームですが、瀧口と横尾のアドバイスを受けながら軌道に乗っていきました。そんななか、入社以来最大の難関に挑むことになります。
それは2015年1月時点での契約事業所数を、1年間で15,000→45,000の3倍に伸ばすという恐ろしく高い営業目標でした。初めてのチームマネジメントと数字の達成を同時に行うというチャレンジで、多くの社員にたくさん迷惑をかけながら、まさに試行錯誤の状態でした。
1年間でチームメンバーは15人にまで増加し、チーム内で議論を重ねることにより有効な営業手法も確立され、2015年12月の最終営業日、不可能と思われたこの目標を達成することができました。この時の達成感もまた、生涯忘れないものです。
「介護のほんね」事業部での新しいチャレンジ
2016年の初頭、メドレーのサービスの1つである「介護のほんね」を伸ばすチャレンジをしないか、と役員から相談されました。このサービスは、全国の介護施設を口コミで探せる検索サイトで、メドレーが2015年4月にグリー株式会社から譲り受けたものです。
ジョブメドレーのセールスが目標達成をしたことを受けて、ここで一区切りして新しい分野にチャレンジしてみたい気持ちも強くあり、2016年5月から異動しました。当時まだ4人(事業部長、コンテンツ担当、エンジニア、相談員)のチームに、私は5人目のセールス兼相談員として加入しました。
異動してわかった「介護施設探し」の現状
相談員とは、「介護のほんね」を見て入居先をお探しの方からWEB上や電話で相談を受け、ご希望に沿う評判の良い施設を無料でご紹介する仕事です。もともとお客様の話を聞き支援することは誰よりも好きで得意なことなので、まさに天職でした。
そうしてさまざまなお客様の話を伺ううちに、次第に介護業界の現状が見え始めてきました。
介護施設について「どこも満員で入れない」という声をよく聞きますが、実際には毎年多くの施設が集客できずに倒産しています。個人と施設が適切に出会うための支援が何より必要です。
(東京商工リサーチ「2016年(1-12月)「老人福祉・介護事業」の倒産状況」より)
さらに近年、施設職員による傷害事件などが立て続けに報道されたこともり、入居先を探す方が疑心暗鬼になっていることも、お客様の相談を受けていて感じます。そのため、施設を選ぶうえで第三者の評判や意見を聞きたいと考える方が急増しているようです。こうした背景を受けて、「介護のほんね」のような口コミが読めるサイトや私たちのような入居相談員の価値はますます増していると日々感じています。
34歳で始めて会社員となった私ですが、メドレーを通じて多くの経験を積むことができ、「介護のほんね」で天職と思える職に巡り会うことができました。たくさんの偶然が重なって今こうして楽しく仕事が出来て、私は本当に幸せだなぁと感じます。
このブログを読んで下さっている方の中に、もし年齢を理由に新しい分野にチャレンジする事を躊躇している方がいらっしゃるのであれば、努力次第で意外になんとかなるものだと思ってもらえて、少しでも背中を押すことが出来たら嬉しいです。
同時に、課題がまだ多い介護業界を変えるには、もっと多くの仲間が必要だなということも日々痛感しています。私のブログを通じて、新しい分野でのチャレンジを躊躇している方が介護業界の変革にトライしてみたいと思っていただけたら嬉しいです。
メドレーは、私のような変わった経歴の社員をはじめ、多様なキャリアをもつ人材が活躍できる会社です。超高齢社会の日本で、安心して介護施設を探せる唯一無二のサービスを一緒に作り上げましょう!
お忙しい中、最後までお読みいただきありがとうございました。
「介護のほんね」で一緒に働いてくれる仲間を募集中!
「介護のほんね」では事業拡大に伴い、様々な職種を募集しています。私と一緒にセールスをしてくれる人、コンテンツを作る人、事業を成長させてくれる人など、ぜひご連絡ください。
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第6回:私がヤフーを辞めてメドレーに入社した2つの理由
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メドレーが提供しているサービス
・医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY」
・オンライン診療アプリ「CLINICS」
・医療介護業界の求人サイト「ジョブメドレー」
・介護施設を選ぶための口コミサイト「介護のほんね」