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和雑貨メーカーでありながら工場であることにもこだわる理由

前田染工は和雑貨メーカー 兼 染工場です。
風呂敷の染工場から、観光土産を企画提案・製造する会社に成長してきました。

元も子もないことを言いますが、工場を持たないいわゆるファブレスメーカーの方が一般的には儲かると確信しています。

ファブレスメーカーを敵視している訳ではありません。
当社も商材の全部が自社製造ということはなく、国内外の協力工場で作った商材を仕入れて販売していたり、そもそもファブレスのお客さんも多く存在しています。

例えば売れ行きの鈍ってきた商材があったとき、ファブレスの場合は追加製造しなければ損が広がることはありません。
別の工場の商材に切り替えることで新たな売上を作っていけます。

工場の場合、売れ行きが鈍くなってきたとて同じような商材をとりあえず作り続けるしかなく、いざ設備を入れ替えるとなった際には大きなコストがかかります。
工場のマネジメントという面でも手間とコストはかかります。

売れる売れないはもちろん製品の出来もありますが、マーケティングの寄与度はそれ以上です。
リソースが限られている場合、マーケティングに特化した方が利益は上がりやすいと思います。

ではなぜ和雑貨メーカーとして成長してきた前田染工が、工場であることにこだわり続けるのか。

短期的にはファブレスの方がメリットは大きいですが、工場を維持することでの雇用創出、技術の蓄積といったことが可能になります。
また、歴史的に見ても製造業の強さは国の強さに大きく寄与します。

…と、なんだかんだそれっぽい理由を並べ替えていますが結局はプライドの部分が大きいかもしれません。

前田染工が製造方面を盤石にすることで、マーケティング方面に強いお客さんが安心して当社に製造を依頼できるというのも大きいです。

前田染工の営業は、雑貨メーカーの営業でもありつつ、染工場の営業でもあります。
やり応えバツグンの仕事です。ぜひ一緒にやりませんか?

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