こんにちは、ラワンセ 遠藤(ネットワークエンジニア)です。
ネットワークの基礎を学ぶシリーズの補講として、今回は「なぜ255.255.255.0になるのか」について解説していきます。
前回の補講では、IPv4アドレスが8bitごとの「オクテット」で構成されていることや、1オクテットで0〜255を表現できることを説明しました。
今回は、その知識を使ってサブネットマスクの意味をもう少し深く理解していきます。
目次
■問題
■選択肢
■回答
■解説
□サブネットマスクの基本ルール
□なぜ255になるのか
□/24との関係
□具体例
□初心者ポイント
□もう一歩理解を深める
■まとめ
□今後について
■問題
サブネットマスク「255.255.255.0」を2進数で表した場合、正しいものはどれか?
■選択肢
A. 11111111.11111111.11111111.00000000
B. 00000000.00000000.00000000.11111111
C. 11111111.00000000.11111111.00000000
D. 10101010.10101010.10101010.10101010
■回答
A. 11111111.11111111.11111111.00000000
■解説
サブネットマスクは、「IPアドレスのどこまでがネットワーク部で、どこからがホスト部か」を判断するための情報です。
そして、この判断は実際には2進数で行われています。
□サブネットマスクの基本ルール
サブネットマスクでは、
1 → ネットワーク部
0 → ホスト部
を表します。
例えば、11111111.11111111.11111111.00000000という値の場合、
先頭24bitがネットワーク部
残り8bitがホスト部
という意味になります。
□なぜ255になるのか
前回の補講で学んだ通り、
11111111
という8bitの2進数を10進数に変換すると255になります。
つまり、
11111111 = 255
00000000 = 0
となります。
そのため、
11111111.11111111.11111111.00000000
を10進数で表すと、255.255.255.0になります。
□/24との関係
サブネットマスクはCIDR表記で、
/24
のように表現されることがあります。
これは、「先頭から24bitが1になっている」という意味です。
つまり、11111111.11111111.11111111.00000000を短く表現したものが、/24になります。
□具体例
例えば、
IPアドレス:192.168.1.10
サブネットマスク:255.255.255.0
の場合、
192.168.1 の部分がネットワーク部
10 の部分がホスト部
として扱われます。
そのため、同じ192.168.1の機器同士は同一ネットワークとして判断されます。
□初心者ポイント
「なぜわざわざ2進数で考えるの?」と思うかもしれませんが、コンピュータは内部ですべて2進数で処理しているためです。
普段は見やすいように10進数で表示されていますが、実際には2進数で比較・計算が行われています。
□もう一歩理解を深める
サブネットマスクを理解すると、
・どこまでが同じネットワークか
・どこからルータが必要になるか
・どの範囲が直接通信できるか
を判断できるようになります。
これはネットワーク設計の基本となる重要な考え方です。
■まとめ
サブネットマスクは2進数でネットワーク範囲を表している
1はネットワーク部、0はホスト部を意味する
11111111は10進数で255になる
/24は先頭24bitがネットワーク部という意味
□今後について
ここまで理解できると、第5回・第6回で扱ったIPアドレスやサブネットマスクの内容がかなり理解しやすくなっていると思います。
引き続き、本編と合わせてネットワークの理解を深めていきましょう。
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