こんにちは、LOGLY lift 開発グループの田中です。
この度、ログリーではオライリー社の書籍を全冊購入しました!
多くのオライリー本の表紙に動物が描かれていることから、全冊コンプリートしている本棚は「動物園」と呼ばれたりするらしいですが、ログリーにもついに動物園がやってきたわけです。
なぜ全冊購入?
ログリーでは以前より、最新スペックのMacBook Pro貸与や技術書を無制限に購入リクエストできるなど、エンジニアリングに関する投資を続けてきました。
そのような状況の中、昨年、全社的に『テックカンパニーへの原点回帰』を掲げたことをきっかけに、CTO発案で技術書の蔵書強化に乗り出します。
最初は必要な本だけを厳選して購入する案も出ていました。
しかし、要不要の線をどこに引くかという問題と、ネタのような本にも技術的好奇心を誘う面白さがあって捨てがたいという悩みも生まれ、最終的には『本から得られる知識には等しく価値が見出せる』という考えの下で全冊購入に踏み切りました。
オライリー本到着
約400冊、値段にして100万円以上(!?)の社内稟議は滞りなく通ったようで、気付いたら会社にダンボール15箱が積まれていました。
全冊購入のおまけで貰ったノベルティーはあっという間に品切れ。
誰が持っていったかわかりませんが、メガネザルTシャツを着てるところはちょっと見てみたいです。
本棚に収納
本棚への収納はエンジニアの有志が集まって半日がかりで行いました。ジャンルによって冊数が異なるので、意外と収まりよく並べるのが難しいです。
作業途中につい魔が差して本を開いてしまい、技術談義に花を咲かせてしまうことが度々ありましたが、わかっちゃいるけどやめられない。
最終的にはこんな感じになりました。
いかにもオライリー本な色の背表紙は動物本ですが、それ以外にも料理本や発酵に関する本、太陽系図鑑などバラエティに富んでいます。
来客用ロビーからもガラス越しに見える場所なので、パッと見で映えそうな本は面陳列してみました。
(余談)
最初は色はでなく技術分類で並べようとしていたのですが、1冊ごとに分類を判断するのが想像以上に難しかったのと、結局数ヶ月運用したら色別にまとまっていく未来が見えたので背表紙の色別で並べることにしました。
見栄えも考えるとこれで正解だったと思います。
社員のお気に入り本
せっかくオライリー本を全冊コンプリートしたので、みんなにお気に入りの一冊を聞いてみました。
Running Lean――実践リーンスタートアップ
事業企画部のマネージャー 藤澤さんのお気に入り『Running Lean』
これから新規事業、あるいは新しい企画に携わられる方にはこの本をおすすめします。
「完成品なんて目指してたらすぐにリソース食いつぶすぞ」ということがさまざまな側面から実例とともに解説されています。ペラ1の事業計画書のフォーマットとしてリーンキャンバスが紹介されていて、まずはアイデアをこれに落としてみると考えがスッキリしていいかもです。
プロダクトマネジメント
データインサイト事業部のマネージャー 濱中さんのお気に入り『プロダクトマネジメント』
ある日プロダクト責任者になったら・・・。そんな人にも確実に力になる1冊です。
プロダクトマネジメントの役割やキャリア、ステークスホルダーとの関係性、予算編成まで言及。
自分には意思決定をするシーンが多々ありますが、判断する時の材料としてこの1冊から多くのエッセンスをもらっています。
詳解 Linuxカーネル
テクニカルソリューション部のエンジニア 杉山さんのお気に入り『詳解 Linuxカーネル』
必要に迫られないと読む機会は少ない気はするのですが、普段の仕事で時々透けて見えるLinuxカーネルの内部構造を知りたくなった時にオススメです。
実際に読んだのは太古の昔で概ね忘れているので、そのうち読み返したいと思っています。
Hacking: 美しき策謀
テクニカルソリューション部のエンジニア 藤沼さんのお気に入り『Hacking: 美しき策謀』
攻撃者の視点・思考が具体例と共に学べる、良書だと思います。
コンピュータサイエンス的な知識の復習にもどうぞ。
(流し読みしかしていませんが、いつか精読したい)
世界チャンピオンの紙飛行機ブック
私、田中のお気に入り『世界チャンピオンの紙飛行機ブック』
20種類以上の紙飛行機の折り方や投げ方、航空力学の解説、世界記録保持者の体験記など、紙飛行機の奥深さを垣間見ることができます。
世界記録を出した「スザンヌ」という紙飛行機を作ってみたのですが、左右均等に力を伝えられず、真っ直ぐに飛ばすのに苦労しました。
ムキになって自宅で何度も飛ばしていたら犬に食いちぎられました。
マイクロインタラクション
LOGLY lift 開発グループのエンジニア 鈴木さんのお気に入り『マイクロインタラクション』
今までUIを作るとき「なんとなくだけどこうしたほうが便利だろうな…」と思っていたのですが、この本のおかげで「なんとなく」部分の理由を補強できました。
ユーザーに気持ちよく使ってもらえるUIを目指して今後も改善を続けていきます!
太陽系図鑑
LOGLY lift 開発グループのエンジニア 橋本さんのお気に入り『太陽系図鑑』
言葉を失うくらいに宇宙は壮大であると。
最後に
今までもオライリー本は100冊近く蔵書されていたのですが、やはり全冊揃った本棚を見るだけでなんだかワクワクしてきます。
くれぐれも全冊買って満足して「以前は全冊揃っていた」なんてことにならないため、定期的に新刊を蔵書に加えてコンプ状態を維持するようにしていくことも忘れずにいきたいです。