前田 啓佑のプロフィール - Wantedly
昨日より今日、今日より明日。 「昨日より今日、今日より明日。」これは自分たちの成長に対する大切な約束です。 この言葉の原動力は、ストイックな自己研鑽の精神だけではありません。その根底にあるのは、「世の中を少しでも豊かにしたい」「一人でも多くの人を笑顔にしたい」という、切実で温かな願いです。 だからこそ、「成長の角度を、どうすればもっと高められるだろうか?」 ...
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この度、代表・ 前田啓佑 初の著書、『幸せハックの法則 ―― 時間やお金の幸せリターンを最大化する仕組み』が1月20日(火)より発売開始されました!
Amazonと全国の書店にて販売中!
今回は、書籍に込められた思いやその考え方が私たちの会社や働き方にどのように活かされているのかについて、たっぷりお届けします。
「幸せ」は、ただ待っているものではなく、自ら整えていくもの。
理系出身の起業家がたどり着いた、心地よく生きるための「ライフハック」を、やさしく実生活に落とし込んだ一冊。
ロボット工学を専攻し、バックパッカーとして世界を巡り、脱サラ起業を経て現在へ。
異色の経歴を持つ著者が多くの失敗と遠回りを経て、少しずつ実感していったこと。
それは、人生を好転させるために必要なのは「根性」や「運」ではなく、日々のちょっとした「工夫=ハック」にある、ということでした。
本書は、精神論や理想論を語る自己啓発書というよりも、現代人が抱えがちな日常の「生きづらさ」や将来への漠然とした不安に対して、具体的な行動とロジックを手がかりに、少しずつ向き合っていくための実践的なライフハック集です。
Q1.起業家が書く本といえば「成功法則」や「稼ぎ方」のようなテーマが多いなか、なぜあえて「幸せ」をテーマに選んだのか?
私は、最初から「幸せ」をテーマにしようと決めていました。理由はとてもシンプルで、今の日本社会の中で「幸せ」というテーマには、ものすごく大きな伸びしろがあると感じているからです。
私自身もそうでしたし、私の周りの友人たちも、子どもの頃から「早く大人になりたい」「社会人になりたい」と思えていなかった。むしろその逆で、「できればなりたくない」と感じている人のほうが多かったように思います。
実際に社会に出てみても、その違和感は消えませんでした。
人生はとても長いのに、その中で“社会人として働く時間”は圧倒的に長い。にもかかわらず、その時間が苦痛だったり、我慢の連続だったりする構造自体に、ずっと疑問を感じていました。
私自身、起業家としていろいろな困難や苦難を経験してきました。
倒産の危機もありましたし、精神的にも追い込まれた時期もありました。でも、そうしたプロセスを通じて最終的にたどり着いた答えは、「幸せになること」でした。
そしてそれは、「自分だけが幸せになればいい」という話ではありませんでした。自分の幸せは、仲間や大切な人の幸せとつながっていて、さらに言えば、社会全体の幸せともつながっている。トレードオフではなく、全部が一本の線でつながっている感覚に近いです。
実は、私の起業の原動力も、お金や成功そのものではありません。
「一人でも多くの人を笑顔にしたい」「世界中で困っている人たちの役に立ちたい」──そういう思いのほうがずっと強かった。だからこそ、リスクを取って起業することもできました。
起業を通じて、私は何千人もの人と出会ってきました。その中で強く感じたのは、社会的に成功しているように見える方々でも「社会的な成功」と「本人の幸せ」は、必ずしも一致しないという現実です。一方で、世の中的にはあまり目立たないけれど、とても幸せそうに生きている人たちにもたくさん出会いました。
そうした実体験を重ねる中で、「幸せ」というテーマは、もっと真剣に、もっとロジカルに扱うべきものだと感じるようになりました。
この本には、そうした私自身のリアルな体験と、あまり表に出てこない“幸せの裏側”も含めて、正直に書いています。
Q2.幸せは「なりゆき」ではなく「ハック(仕組み化)」するもの。この考え方の背景には、どのような背景があったのか?
正直に言うと、起業した当初の私は「幸せ」について考える余裕なんて、まったくありませんでした。日々を生きていくことで精一杯で、「どうやって食べていくか」「どうやって会社を潰さずに続けるか」だけを必死に考えていた時期があります。倒産の危機も経験しています。
そんな経営の現場で、私が強く意識するようになったのが「再現性」という考え方でした。一度の成功ではなく、何度でも安定的に成果を出せること。偶然ではなく、積み上げていける構造をつくること。そのためには、仕組み化が不可欠だと気づいたんです。
実際に、事業を仕組み化し、再現性を高めていくことで、会社の業績は安定し、少しずつ心にも時間にも余裕が生まれました。この経験を通じて、「豊かさ」や「安心感」は、気合や根性ではなく、構造から生まれるものだと実感しました。
そしてあるとき、ふと気づいたんです。この考え方は、事業経営だけでなく、人生そのものにも当てはまるのではないか、と。
世界的に知られるコーチのアンソニー・ロビンズ氏は、「人生の目的は、達成ではなく幸せである」と提唱しています。私はこの考え方に、心から共感しています。
私たちはつい、成果や目標を追いかけがちです。でも、達成した先に幸せがあるとは限らない。むしろ、達成を目的にし続けることで、幸せから遠ざかってしまう人もたくさん見てきました。
だから私は、順番を逆にしたいと思いました。「幸せ」を人生の目的に置き、そのために仕事や挑戦、事業がある。そう考えたとき、自分の中で大きな違和感が消えたんです。
ただ、「幸せ」を目的にすると言っても、感情論や気分任せでは続きません。そこで必要になるのが、「仕組み化」です。仕組み化とは、誰でも築けて、誰でも積み上げていける再現性のある形にすること。
特別な才能がある人だけが幸せになるのではなく、日々の中で小さな気づきを積み重ねていけば、誰でも幸せに近づいていける。私はそう信じています。
人生の中で、仕事に費やす時間はとても長い。だからこそ、仕事の中に楽しさややりがいを見つけられたら、それだけで人生は大きく変わります。私は、「仕事が楽しい」と感じられる状態こそ、人生における大きな価値だと思っています。
Q3.『Win-Winにならない取引はしない』『ワクワクを優先する』といった弊社のスタンスは、第4章(働き方)にある考え方に影響されているのか?
私たちの会社では、「儲かりそうかどうか」よりも、「楽しそうかどうか」を重視する場面が少なくありません。
それは理想論ではなく、私自身の実体験から来ています。働くうえで一番大きな影響を与えるのは、日々一緒に仕事をする人たちとの関係性や、チームの雰囲気だと感じているからです。
実際、売上や利益の最大化だけを優先する働き方の中で、心や体を壊していく人たちを、私は何人も見てきました。
正論ではありますが、それが本当に「正義」なのだろうか。そうした葛藤を抱えながら経営をしていた時期もあります。正直に言うと、私自身が「会社に行きたくない」と感じていた時期もありました。「自分が働きたいと思えない会社をつくっていていいわけがない」と、強い違和感を覚えたんです。
それから私は「月曜日を楽しみにできる会社をつくる」ことを掲げています。社員が義務感だけで動くのではなく、「誰かに喜んでもらえるから頑張りたい」と思える環境をつくりたいと思っています。その考え方は、社員との関係だけでなく、取引先との関係にも同じように感じています。
私たちが「Win-Winにならない取引はしない」と決めているのは、どちらかが無理をしたり、我慢を強いられたりする関係は、長続きしないと思っているからです。
実際の商談では、相手の営業担当の方に「ノルマは何ですか?」と率直に聞くこともあります。そのうえで、「では、そこは私たちも協力します。その代わり、私たちが大切にしたい条件はこれです」と、かなりオープンに話します。遠回しな駆け引きはしません。時間もエネルギーも、お互いに無駄だからです。
そのためにも私たちは、社員を大切にすることを最優先にしています。社員が安心して働けているからこそ、自然とお客様を大切にできる。社員が犠牲になる構造では、本当の意味での「お客様ファースト」は実現できないと考えています。
このスタンスは、理想論ではなく、会社を長く健全に続けていくための現実的な判断基準だと思っています。
Q4.社員が毎日行う日報の『ハッピーシェア』は、本にある「幸せセンサーを磨く」ことに繋がっているが、代表から見てメンバーの変化はどう見えているのか?
日々の仕事の中では、どうしても目の前のタスクに追われて、気づけば、一日があっという間に終わってしまう。これは誰にでも起こることだと思います。そこで、終業のタイミングで一日を振り返り、「今日1日、ほんの小さくても良かったこと」を言葉にしてもらうようにしています。
最初は戸惑うメンバーもいましたが、続けていくうちに、意外と見つかるものなんですよね。むしろ、ほぼ必ず何かしら見つかる。
この取り組みを通じて感じている一番の変化は、メンバー一人ひとりが「自分は何に喜びを感じるのか」を、少しずつ言語化できるようになってきたことです。たとえば、誰かに「助かりました」と言われたことに強く喜びを感じる人もいれば、自分が関わった仕事が会社の成果につながったことに手応えを感じる人もいる。
その喜びのポイントは、本当に人それぞれです。代表として私が大きいと感じているのは、そうしたメンバーそれぞれの価値観や大切にしているものが、以前よりも見えやすくなったことです。
それによって、「この人は、こういう仕事にやりがいを感じやすいんだな」という理解が深まり、実際に業務の配分や関わり方を見直すきっかけにもなっています。
また、ハッピーシェアを続けることで、物事の捉え方が少しずつ前向きになっていると感じる場面も増えました。できなかったことや足りない点だけで一日を終えるのではなく、「今日はここが良かった」と一度立ち止まって確認する。その積み重ねが、気持ちの余裕や集中力につながっているように感じています。
この取り組みは、仕事だけでなく、プライベートにも影響していると感じることがあります。「幸せに気づく力」は、一度意識し始めると、仕事と生活の境目なく育っていくものなのかもしれません。だからこそ、ハッピーシェアは、制度というよりも文化として、これからも大切にしていきたい取り組みの一つです。
Q5.メンバーの采配やマネジメントにおいて、本書の考え方はどのように活かされているのか?
私は、「最高のフロー状態は、自分の集中と、誰かの幸せが重なるときに生まれる」と考えています。その考え方は、メンバーの采配やマネジメントにも、そのまま活かしています。
私たちの会社は、企画・製造・販売までを一貫して行っているため、仕事の幅がとても広いのが特徴です。商品分析や市場リサーチ、デザインやコピーづくり、一方で物流や出荷などの現場業務もあります。
その中で、「この仕事が得意だと思っていたけれど、思ったように力を発揮できず、落ち込んでしまう」というメンバーもいました。でも、仕事の種類が多いからこそ、別の場所に目を向けてみると、数字の分解が得意だったり、言語化が得意だったり、本人も気づいていなかった強みが見えてくることがあります。
そうした強みが活きる業務に少しずつ比重を寄せていくと、驚くほど自然に成果が出ることがある。本人にとっても無理がなく、周りの役にも立っている。その状態こそが、フローに近いのではないかと思っています。
面白いのは、本当に得意なことほど、本人は「当たり前」にできてしまっていて、自覚がない場合が多いことです。だからこそ、対話を重ねながら、その人が楽に集中できている瞬間を一緒に探していくことを大切にしています。
もちろん、できないことがあってもいいと思っています。それを無理に克服させるよりも、チームで補い合えばいい。
私たちは、「一人で完璧」を目指すより、「それぞれの強みがつながる状態」を大切にしています。この人はどこに立つと、一番自然に力を発揮できるのか。誰かの役に立っている実感を持てるのか。そうした視点で関わることで、「自分の居場所」を見つけられる会社でありたいと思っています。
Q6.自身の『新卒での内定辞退』のエピソードが本書の中で紹介されていたが、今、焦りや不安を抱えている求職者の方へどんなことを伝えたいか?
当時は、「この選択で本当に大丈夫なのだろうか」と、不安や迷いもたくさんありました。就職活動をしていると、「失敗しない選択をしなければ」「ここで決めなければ」と、どうしても焦りが生まれると思います。
でも今振り返ると、最初から“正解”を当てにいく必要はなかったのだと感じています。私が大切だと思っているのは、入り口は違っても、出口は一つに収束していくという考え方です。
どの会社に入るか、どんな仕事を選ぶかはもちろん大切ですが、実際に働いてみて初めて分かることも、とても多い。成功も失敗も含めた経験を重ねる中で、自分の得意なことや、大切にしたい価値観が少しずつ見えてきます。
だから、就職活動は「正解探し」ではなく、自分なりの正解をつくっていくプロセスなのだと思っています。
逆に、若いうちに「これが絶対の正解だ」と決めすぎてしまうことには、少し注意も必要だと感じています。まだ見えていない世界がたくさんある中で、可能性を狭めてしまうこともあるからです。大切なのは、ワクワクする気持ちを持ちつつ、決め打ちしすぎないこと。
そして、人の期待や世間の正解よりも、自分自身の感覚を丁寧に扱うことだと思います。
焦らなくていい。不安があってもいい。
一つひとつの選択が、必ず次につながっていきます。そんなふうに、少し肩の力を抜いて、就職活動と向き合ってもらえたらと思います。
Q7.これからキャリアを築く若い世代や、本書を手に取った方々に、最も伝えたいメッセージ。
私がいちばん大切にしているのは、自分の価値観を、内側にしまい込まないことです。最近は「ライスワーク」「ライフワーク」に加えて、「らしさワーク」という言葉も聞くようになりました。
その人らしい在り方や、大切にしている感覚を、仕事の中でも大事にしていくという考え方です。価値観というのは、意外と変えられないものだと思っています。
りんごが好きか、オレンジが好きか。そこに正解はありませんし、無理に変える必要もありません。
だからこそ、自分の価値観に合う場所に身を置けたとき、人は自然と力を発揮できるのだと思います。
会社やカルチャーにも、正解はありません。大切なのは「合うかどうか」。
その判断のヒントになるのは、理念や制度よりも、実際にどんな人たちが働いているか、誰と関わることになるのか、という点だと思っています。
誰と働くかは、その会社の価値観そのものが表れる部分です。
だから、採用の場で感じる雰囲気や、対話の中で抱く違和感や安心感は、とても大事にしていいものだと思います。私は、みんなが無理をせず、自分らしく働ける社会であってほしいと願っています。私たちの会社も、そのための一つの選択肢でありたいと思っています。
この本には、そうした価値観や考え方を、できるだけ正直に書いています。もし読んでみて、「この考え方は近いかもしれない」と感じていただけたなら、それはきっと、良いご縁のサインなのだと思います。
無理に合わせる必要はありません。でも、もしどこかで重なる部分があれば、ぜひ一度、気軽に話をしに来てもらえたら嬉しいです。
前田 啓佑(まえだ・けいすけ)
1986年生まれ 神奈川県横浜市出身
東京工芸大学大学院工学研究科修了(ロボット工学専攻)
自動車部品商社を経て、大手自動車メーカーにて安全制御システムの開発に従事。2014年、D2Cメーカー「リンテクト・ジャパン株式会社」を創業。 「ものづくり」と「仕組み化」を軸に、ワインセラーやカメラ防湿庫など自社ブランド商品を展開。Amazon・楽天ランキングNo.1を多数獲得し、年間300万アクセスを誇るブランドへ成長させる。 経営コンサルタントとしても活動し、半年で約1億円のコスト削減を実現するなど、資源の最適化と成果最大化のプロフェッショナル。「子どもが大人に憧れる社会」を目指し、論理と感性を融合させた「幸せハック」を提唱している。
書名:幸せハックの法則
副題:時間やお金の幸せリターンを最大化する仕組み
著者:前田 啓佑
発売日:2026年1月20日
仕様:四六判
価格:1,760円(税込)
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