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ISANAは漁師さんの声を集めて生まれました。

こんにちは、株式会社ライトハウス(以下LH)の開発責任者の松野です。今回は、我々のサービスISANAがどうやって生まれたのか、その誕生秘話をご紹介します。

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ISANAのサービス内容についてはこちらから↓

ISANA | 漁撈機器データをリアルタイムに共有・記録できるITサービス漁撈管理は「聞く」から「見る」へ。ISANAは漁撈機器のデータをタブレットでリアルタイムに共有・記録できる、新しいITサーisana.lighthouse-frontier.tech

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ISANA誕生以前

ISANAはLHの創業者3人が集まり「未知を拓く Lighthouse for your frontier」という理念を掲げたところから始まりました。そして私たちを取り巻く様々な課題の中で、未知を拓くべき課題は何かを考え、その中の一つに「漁業」がありました。

インターネットや本で少し調べてみると、世界的に漁業は養殖も含め成長産業と言われているものの、日本では、資源の枯渇や高齢化、魚価の低迷など、さまざまな要因で衰退産業とみなされてることがわかりました。これはきっと何か大きな課題があるに違いない。海に囲まれた日本で漁業の課題を解決することは、社会に大きな貢献ができるのではという想いから、漁業にフォーカスして課題を探すことにしました。

とはいえ、漁業界隈に全くツテのない3名、誰に何を聞けばいいのか全くわかりませんでした。そこで、全国の大学の水産学部やそれに近い学部、学科の先生をリストアップし、サービス内容はまだ決まってないものの”ITやAI、IoTなどの技術を駆使して漁業の課題を解決したい”という想いだけを、片っ端からメールしてみました。

すると幸いにも、その想いに応えてくださった先生方に会うことができました。そして数名の先生方から、直接漁師さんに会って聞いてみないとと助言を受け、全くつてのなかった漁師さんを紹介していただけたのでした!

漁師さんに会いに行く(まだ何もないけど)

漁業を一から知るために、紹介いただいた漁師さんのところに訪問しては、課題のヒアリングをしつつ、操業する漁船に乗船させていただきました。
そして、漁の最中にはどのような作業をしているのか、どんな情報やり取りしているのかなどを観察しながら、徹底的に現場目線で課題を理解できるよう取り組んできました。


最初に紹介していただいた漁師さんの船。


いろいろな魚を探すための装置について教えてもらいました。

この一言がきっかけだった

ヒアリングと乗船を進める中で、一人の漁師さんから「他の船の漁の様子をカメラで映して見ることできないの?」という意見をもらいました。
確かにその要望を叶えたら便利かもしれない。漁に同行させていただいている中で、もしそれが叶ったときの便利さは自分たちでも肌感として少しわかるようになっていました。

そしてまず、市販の防水のネットワークカメラを購入して船に取り付けさせていただき、スマホのアプリで他の船のカメラの映像を見れるようにして使っていただきました。


一番最初は、漁船に漁の様子を見るための市販のカメラをつけるところから始まりました。

ISANAの萌芽

実際に同乗し、使ってもらいながら感想を聞いてみると、「映像が止まったり少し使いにくいところはあるものの、他の船の様子がよくわかっていい。」という言葉をいただき、これだ!と思いました。

それからは、カメラ画像以外にも、船に積んである魚群探知機など画像を共有できたら嬉しいか?他の船の位置がわかったら便利か?など更に漁師さんのニーズを深堀しながらどのようなサービスにするか設計していきました。

そうして作ったのがこのプロトタイプのISANAデバイスと、ISANAアプリです。


プロトタイプを船に取り付けたところ


漁師さんの家の一室に泊まり込んで作業。

ISANAは小さくでも深く刺さる!

プロトタイプが出来上がり、不具合がある中でも、いろいろな漁師さんの船に一緒に乗船してISANAを最初に使ってもらいました。色々と改善点やフィードバックをもらいましたが、その中でも、「ISANAで、今まで見れなかったものが見れるようになった。一度見れるようになってしまうと、見えなくなった時にすごく不便に思う。」という漁師さんの言葉を聞いたときは、嬉しかったのと同時に、もっと漁師さんに寄り添ってこのサービスを良くしていこうとの想いを強く持ちました。


夜21時ぐらいから出航して、夜通し操業した後に迎えた船から見た夜明けの空。疲れてたけどめちゃくちゃキレイだった。

ISANAのサービスはそれからも改善を重ね、正式サービスリリースにまでなんとか漕ぎ着けることが出来ました。現在もセールスやCSメンバー以外にも開発メンバーが直接漁師さんの要望を聞いて、応えることで改善、成長し続けております。これからもみなさんと共によりよいサービスになるよう開発していきます!

よろしくお願いいたします!!

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