OpenAIからGPT-4o miniが発表されました。これ、本当にすごくて社内でも私が一人で大騒ぎしております。
安い!
GPT-4o miniは安いです。GPT-4oと比べて入力が25分の1、出力が33分の1です!安いです!GPT3.5-Turboや他社のほとんどAIより安く利用できるので、コスト面で採用しづらかった用途にも問題なく使えます。
最近のLLM(大規模言語モデル)は100万Token(日本語だと1文字1Token程度)あたりの値段で価格設定されていますが、入力が100万Tokenあたり0.15USD、出力が100万Tokenあたり0.60USDと、円安で苦しむこのご時世でもかなりお手頃な価格に設定されています。以下のグラフの左から2番目です。(出典: https://artificialanalysis.ai/ )
賢い!
現在最高峰とされているAI、つまり、GPT-4oやClaude3.5 Sonnetには負けますが、初期のGPT4を超える性能を実現しています。かなり賢いAIです。賢さを殆ど犠牲にせずに激安で使えるのでとても汎用性が高いAIといえます。以下のグラフで85となっており、これはGPT4よりも上のスコアです。(出典: https://artificialanalysis.ai/ )
速い!
ほぼ最速のAIという評価がでています。インタラクティブな使い方をする場合は速さは結構大事です。仕事の速さに直結します。GPT-4o miniは最高です。(出典: https://artificialanalysis.ai/ )
機能面でのパワーアップ!
16k出力に対応
16k出力に対応しました。先日、8k出力に対応したClaude 3.5 Sonnetに感動したばかりですが、その2倍の出力に対応しました。もう強すぎてなにがなんだかわかりません。
ジェイルブレイク抑制機能
攻撃的なプロンプトに対する防御機構が新たに組み込まれたそうですが、まだ未検証です。
音声入力対応
音声入力に対応したそうです。文字おこししたものを入れた場合と結果は違うのでしょうか?抑揚などから感情の判定などされると素晴らしいですね。音声入力に関しては未検証です。
まとめ
賢くて安価なAIを使いたいなら、GPT-4o miniが唯一の選択肢です。