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【創業ストーリー①】普通の会社員が、”年功序列”に背中を押されて、起業するまでのお話


こんにちは、ラフター代表の田口です。

バックオフィスから「働く人が心から笑える世界を創る」ことを目指すラフターですが、今日はなぜ創業に至ったのかについて、田口のバックグラウンド・価値観も踏まえてお話させていただきます。

目次

  • 01|新卒、バックオフィス領域との出会い

  • 希望していなかった、バックオフィス領域の仕事

  • バックオフィスの面白さに魅了される

  • 「最強のNo2でありたい」

  • 02|コンサルティングと組織づくりの経験

  • コンサルタントが提供できる価値とは?

  • BPO・コンサル業界に感じた違和感

  • 組織づくりが、”働く人”の人生に大きく影響することを知る。

  • 03|創業のきっかけ

  • ”年功序列”は「中小企業あるある」、、??

  • ◆ここまで読んでくださった方へ◆

01|新卒、バックオフィス領域との出会い

希望していなかった、バックオフィス領域の仕事

 私は、新卒からバックオフィス領域のコンサルティング・アウトソーシング事業に携わってきましたが、当初希望していた配属ではなく、仕方なく(笑)この領域でスタートしました。学生時代の結婚式場アルバイトの経験から、目に見えない空気や想いが形になっていく感動を知り、人に関わる仕事がしたいと思っていたので、実を言えば「3日でやめよう」と思ったのが当初の気持ちでした。

バックオフィスの面白さに魅了される

 でもいざやってみると、この仕事がとても面白かったんです。素人の考えで、バックオフィスの業務は単調だと思っていたのですが、そうではなかった。ただ業務が流れているのではなく、そこには「業務+人の感情」があり、それらが上手く組み合わさることで、組織のパフォーマンスが最大化するということを知りました。また、バックオフィスは単なるコストセンターではなく、経営の右腕であり会社の利益をどれだけ生み出せるかはバックオフィスにかかっている、重要な組織だということを痛感しました。

「最強のNo2でありたい」

経営者の夢を支える「最強のNo2でありたい」。これが、この時から私のモットーです。
お客様のバックオフィス組織も、本来は経営者を支える「最強のNo2」なのだと思っています。

02|コンサルティングと組織づくりの経験

 前職ではありがたいことに、新しいことへの挑戦や、権限を早い段階から任せてもらえる環境でした。おかげさまで、営業からコンサルティング納品、実行支援・BPO、マネジメントに至るまで幅広く経験させていただきました。中でも、私の人生に大きく影響を受けたのはコンサルティングと組織づくりの経験です。

コンサルタントが提供できる価値とは?

 日々、お客様の組織や業務と向き合う中で、共通する2つの課題を感じました。
ひとつは「経営と現場のギャップ」です。現場ご担当者様は「現場の意見を理解してもらえない。頑張っても評価される指標がない」と悩み、一方で管理職・経営者の皆様は「なぜそんなに忙しいのかわからない。新しい提案がないし、コストばかり増える」と悩む。いろいろな立場の方からご相談を受ける第三者のコンサルタントだからこそ、双方の間を”つなぎ”、両者が同じ方向に向かえるサポートをすることが、まず大事な仕事だと感じています。その根底がなければ、どんなプロジェクトもうまくいきません。
 もうひとつは「生きた数値」を見極め、語る難しさです。そもそも数値化することが難しいと言われるバックオフィスですが、さらにその先の「だから何?」を見いだし語ることが、もっと難しい課題として存在します。だから、経営と現場にギャップがあっても、両者の定性的な感情論となり、前進できない会社が多いことを実感し、「生きた数字」を見極め、語るノウハウが重要だと思いました。

BPO・コンサル業界に感じた違和感

 BPOやコンサルティングの業態として、継続的な売上をあげることが会社の存続に関わります。継続的な売上に繋げるために「私たちがいる間は解決する」=「いなくなれば元通り」というプロジェクトがほとんどであることに違和感を感じはじめました。私たち(コンサルタント)がいなくなっても、課題を抱える企業が自社の社員で課題解決を自走できる組織になるためのサポートこそが、本質的な価値ではないかと考え始めていました。

組織づくりが、”働く人”の人生に大きく影響することを知る。

 前職では、コンサルタントとしてお客様のバックオフィス組織変革に携わりながら、自社内のBPO部門の組織企画も担うことになりました。当初、BPO部門のメンバーは様々な企業に常駐し、日々業務に追われ、会社への帰属意識や、自分(と業務)の存在価値を見いだせない、そもそも、この部門の事業内容がどう社会に貢献し、自分たちのためになっているのかもわからない状況でした。自社キックオフを開催しても参加率は50%未満という危機的状態でした。

そこから、現ラフターの仲間である石井と共に、部門の組織ビジョンの見直しから始め、自分たちの仕事の価値や現場の一人一人の頑張りが見え、全員の頑張りが適正に評価される仕組み作りに奮闘しました。

結果、1年ほどで100名近いメンバーのモチベーションは大きく改善し、グループ横断のナレッジ共有や新規提案も現場から上がる組織に変わっていました。なにより、意義を見いだせなかったバックオフィスの仕事が、価値のあるものに変わり、顧客貢献・成果が大きかった人の表彰式では受賞者はもちろん、上司、聞いている側も涙ぐむほどに本気で仕事を楽しめていました。(キックオフの参加率は100%、3次会まで数十人が参加し、大いに盛り上がりました。)

これは、「日本中のバックオフィス組織」にも当てはめることができると感じています。減点方式の評価や、やって当たり前の風土が強いバックオフィスにおいて、やりがいを見いだせずに働く人は多い。そうではなく、バックオフィスの組織づくりから変えられれば、もっと笑って働ける人が増え、会社の利益も最大化できる。そこに日本中の大きな課題感と可能性を感じました。

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これらの経験から、弊社ラフターでは顧客の「経営と現場をつなぐ」「感情と数字の両面を扱う」「自走がゴール」という価値観を大事にしており、お客様に本質的な価値提供で貢献したいと考えています。

03|創業のきっかけ

 そんな矢先、前職での社の方針が大きく変わりました。BPO組織の改編と人からシステム寄りの事業への方針転換が発表されました。私は、この組織改編は必要なことだと頭では理解できても、私自身が信じて進めていきたい組織像と掛け離れていくことに戸惑いました。会社に雇われている以上、どうすることもできない現実です。しかし、やはり私は顧客の組織変革に寄り添う仕事を極めたい。システムや業務の一部ではなく、組織全体を見て「業務」+「人」にアプローチすることが、バックオフィスの生産性向上=日本の生産性向上に必要だと、そんな想いが私の中に芽生えていました。

”年功序列”は「中小企業あるある」、、??

 このままでよいのか、転職を考えたほうがいいのか。自分の人生を考え始めていた時、ちょうど査定のタイミングがありました。まわりの皆様のおかげで実績もあげていたため、昇進が決まっていたのですが、その1週間後、「半年見送りになった」とフィードバックがあり、理由は「先輩社員がまだその職級に至っていないから。”中小企業あるある”だから、仕方ないね」と役員の方から聞きました。「年功序列だったんだ。。しかも中小企業あるあるという理由。。」という衝撃と、成果は関係なかった事実にとてもショックを受けました。
 
しかし、気持ちを取り直し、これは次のチャレンジに向けて背中を押してもらっているかもしれない(笑)とポジティブに考え、転職も考えましたが、せっかく自分の人生を使って働くのだから
価値あることを好きな人達とやりたい!仲間の成果がきちんと評価される会社を作りたい!
その想いから、ラフター創業に向けた行動を始めることになります。これが創業期である28歳の話ですが、今振り返るとなんともかわいらしい話だな、、と感じています(笑)

次の記事では、
ラフターの名前の由来や、仲間集め、1年目の倒産危機の話など、を綴ってみたいと思います。

◆ここまで読んでくださった方へ◆

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ラフターは、バックオフィスから”働く人が心から笑える世界を創る”ために、日々チャレンジしています。少しでも共感頂けた方は、ぜひカジュアルにお話しませんか??
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