日本から海外へ、大企業からスタートアップへ、
新しい環境に飛び込むにはいつだって勇気がいるものです。
私は10歳の時に、生まれ育った中国・上海から日本の小学校に転入したのですが、
そのときを今でも鮮明に覚えています。
日本語が分からず仲間に入れてもらえなかったり
言葉を覚えても仲間外れにされたり
サバイバルのような毎日で必死に「言葉」が覚えていったのに、
なぜかコミュニケーションの問題は解決されることがありませんでした。
ようやく「文化」の壁に気づき、
乗り越えるために努力しはじめたのは、もう少しあとのことでした。
友達に対して、異文化に対して「オープンに*」受け入れることで、
うまく適応し、仲間にも認められるようになっていきました。
※LanCulの原点は、「語学と異文化の新しい体験を創造する。」で詳しく紹介しています。
そうして次第に日本の文化にも慣れ、
言葉も日本語のネイティヴスピーカーと違いがないほどに上達してきたころ、
心のどこかで、本来の自分を押し殺している感覚に襲われました。
直感的に間違いだと感じたときでも、
''空気を読んで''周りに賛成している自分や、
''みんなと一緒''なら仲間外れにされないという理由から
自分の意思を無視した無難な選択をしていることに気がついたのです。
当時の私は、環境にとけ込むのに全てを費やし、
周りに同化して、自分を見失いかけていました。
次第に心の声を無視することを我慢できなくなり、
ついには、覚悟を決めました。
「もう一度自分のアイデンティティーを呼び起こそう。」
ただし今度は、
単純に何でもかんでも我を重視するようなやり方ではいけない。
苦しみながら学んだ教訓を生かすときだと悟りました。
そこで、
相手や文化を理解する、尊重する「オープンな姿勢」を持ちながらも、
自信を持って自分を貫き、心の声に耳を傾けることにしました。
すると、
「人と違っていいんだ。本来の自分として生きていいんだ。」
という自信が不思議と身体の底から湧いてきました。
「"文化"でどう商売するんだ。」
「まず3年は我慢して今の大手企業で経験を積むのがいい。」
「お店は開くのをやめたほうがいい。」
今思えば、
起業前に相談した起業家や事業家に繰り返し反対されながらも
動じずにLanCulを立ち上げられたのも、この経験があったからだと思います。
「聞くが、聞かない。」
いつの間に、重要な教訓が自分の哲学になっていました。
意見・アドバイスには感謝し、検討し参考にするが、
最後は必ず、自分の意思・心の声に従って決めるのようにしています。
学校で教えてくれるのは「答えや正解」ばかりで、
多様性や個性をほとんど重視されてきませんでした。
そんな現状と自身の経験が重なったこともあり、
LanCulは創業当初から
働くみんなが多様な価値観を認め、異文化と触れ合う環境にすることで
「自信を持って信念を貫くメンタリティ」が養われる会社を目指してきました。
LanCulでの働き方はまさに多種多様。
多国籍なメンバーの一人ひとりが、自由に働く時間や場所、給与までも自分で決めながら
チーム一体となって同じゴールを目指す環境です。
「人と違っていい。」
仕事に対しても"自信を持って信念を貫くメンタリティ"が尊重される企業文化になっています。
マーケティング部の立ち上げ!あなたの働き方でも同じように考えています。
あなたの「自分らしく働き、裁量持って挑戦したい!」を応援します。
LanCulではこれまでの代理店による運用からインハウスに移行中のweb広告運用を担い、
さらには広告に限らず自由なマーケティング戦略を考え、
私たちが描くゴールを一緒に目指してくださる方を探しております。
まずは一度オフィスに話を聞きに来てみませんか?
ご連絡お待ちしております。