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【入社前のミヤマエ日記③】郵便料金が変わると耳にして、手紙を出してみた

インターンのミヤマエです!


先日、目的もなくだらだらとInstagramのストーリーを見ていたら、

“2024年10月1日(火)から郵便料金が変わります。”

という張り紙が貼られた郵便ポストの写真が流れてきました。そのニュースを知った私は、まだ何枚も手元にある63円切手や84円切手を見て、「そうだ、手紙を出そう。」と動き出しました。

 

私は小さい頃から手紙のやりとりが大好きです。手紙を書くことも、もちろん、もらうことも。すぐにメッセージのやりとりができるSNSはとても便利ですが、どうしても味気無さを感じてしまいます。

手紙は、書かれた文字、消した跡から、書いた人の想いや気持ち、姿勢が自然と伝わってきます。また、書き方も人それぞれで、いつもの喋り口調で書く人もいれば、かしこまって書く人もいます。手紙を通して、その人の新たな一面を見られたような気がして、ほっこりします。私が特に好きなのは、手紙を開ける瞬間です。開けた瞬間、書いた人の周りの空気がふわっと広がり、遠く離れていても、なんだか近くに感じるような温かさを感じます

 

手紙の魅力はそれだけではありません。手紙は、普段なかなか言えないことを素直に伝えられます。思っていても、伝えていないことって、案外いろいろあるのではないでしょうか。そういったことこそ、伝えられた相手は嬉しいと感じるものだと思うのです。

また、言葉が残ることも魅力の一つです。人間はどうしても忘れてしまう生き物で、全てのことを記憶しながら生きるということはできません。手紙という一つの形として残すことで、元気がなくなってしまったときなどに読み返すととても元気をもらえます。同時に、もらったその時にタイムスリップした感覚になり、嬉しさや懐かしさで心がいっぱいになります。

 

私は大切な人の誕生日や記念日、部活・サークルの引退や卒業式などの節目となる出来事のときによく手紙を書きます。

しかし、今回はいつもと少し違います。私は去年、大学を1年間休学して日本を旅していたのですが、その旅で出会った方々に手紙を送ろうと思いました。

 

手紙の楽しさは、便箋・ハガキ選びのときから始まっています。

受け取る人のことを考えながら、「あの人には、この便箋がいいかな?」とあれこれ考えて、少し緊張しながらペンの先を当てる。

自分しか見ないメモだと走り書きしてしまう文字も、相手のことを浮かべながら、ゆっくり、丁寧に言葉を紡いでいく。

 

そして、家の近くのポストにそっと投函。郵便局の方にバトンを渡した気持ちになります。

 

手紙の好きなところがもう一つありました。それは、手紙の持つ“曖昧さ”です。

SNSやメールは、送ったら相手にすぐ届き、ツールによっては相手が読んでいるのかどうかが確認でき、返信がくることがほとんどです。

一方、手紙は届くのに時間を要します。カレンダーを見ながら、「あと3日後には届くかな…」と手紙が今どこにあるのか想像するのは楽しいです。また、相手から手紙が返ってくるかも分かりません。しかし、その“曖昧さ”が妙に心地良いのです。

 

今のところ、まだ返事の手紙は届いていませんが、私が書いた手紙を受け取った方が少しでも笑顔になってくれていたら、とても幸せです。

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