「地方で働きたい」
そう思ったことはあっても、実際に地方で働くことがどんなことなのか、具体的にイメージするのは難しいかもしれません。
地域の魅力を発信するだけなく、地域にある課題を見つけ、そこに暮らす人の声を聞き、事業としてどう成立させるかまで考える。
今回、クラビズが28卒向けに開催した「2days仕事体験 経営塾~吉備中央町で至高の体験を~」では、そんな“地方で仕事をつくる”ことに、学生たちが本気で挑みました。
舞台は、岡山県吉備中央町。
全国から集まった学生たちと過ごした、濃密な2日間を紹介します。
与えられたのは、「正解のない問い」
今回のテーマは、吉備中央町に実際に存在する地域資源を活用した、新しい事業の提案。
題材となったのは、
- 植物園跡地の利活用
- 小森温泉の再生
の2つです。
学生たちには事前課題として、どちらかを選び、自分なりの再生プランを考えてきてもらいました。
ただし、クラビズが用意したのは「この課題をこう解決してください」という答えではありません。
「この場所を、どうしたらもっと面白くできる?」
「誰にとって、どんな価値がある?」
「そもそも、事業として成立する?」
正解のない問いに対して、自分で考え、自分で答えをつくる。
それが今回の2日間です。
Day1|まずは、現場を見る。
初日は岡山駅に集合し、バスで吉備中央町へ。
まずは一人ひとりが考えてきた事前課題を発表しました。
そこに加わったのは、クラビズメンバーだけではありません。
吉備中央町議会議員の方や、実際に地域で事業をされている方にも参加いただき、学生たちのプランに対して、リアルな視点からフィードバックをいただきました。
「それって、本当に地域の人が求めている?」
「実際にやるなら、ここはどうする?」
学生たちが考えてきたアイデアに、現場の人だからこそ出せる問いが投げかけられます。
机の上で考えていた「地方創生」が、少しずつ現実のものになっていきました。
「実際に見てみないと、わからない。」
午後は、今回の事業の舞台となる植物園跡地と温泉施設へ。
建物や植物、景色を実際に見て、地域の方から話を聞く。
すると、事前課題では見えていなかったことが次々と出てきます。
「思っていたより、この景色はすごい」
「この場所なら、こんなことができるかも」
「でも、ここにはこんな課題がある」
地域で事業を考えるなら、まず地域に入ってみる。
当たり前のようで、実はとても大切なことです。
現地を歩き、人の話を聞き、自分の目で確かめる。
そうすることで、アイデアの解像度が一気に上がっていきました。
一人のアイデアを、チームの事業へ。
夕方からは3チームに分かれ、本格的な企画づくりがスタート。
ここからが、なかなか大変です。
一人ひとりが持っているアイデアは違う。
「こっちの案のほうが面白い」
「でも、それって本当に実現できる?」
「誰に届けたいの?」
意見がぶつかりながら、少しずつチームとしての提案が形になっていきます。
さらに夜には、クラビズ代表の秋葉や役員、メンバーとの懇親会。
ただ食事をするだけではありません。
「この事業、どう思います?」
「だったら、こういう可能性もあるんじゃない?」
クラビズメンバーとの“壁打ち”を繰り返しながら、翌日のプレゼンに向けて企画を磨いていきます。
懇親会が終わったあとも、遅くまで議論を続けるチームも。
2日間の仕事体験とはいえ、向き合っているのは本物の地域資源と、本物の事業づくりです。
Day2|「面白そう」を「事業」に変える。
2日目。
舞台は吉備高原Nスクエア。
いよいよ最終プレゼンです。
審査員には吉備中央町長、議員の方々、そしてクラビズ代表の秋葉。
学生たちは、初日のフィードバックや現地視察をもとに、前日からさらにプランをブラッシュアップしていました。
そして、ここで驚かされたのが、その内容です。
「こんな場所にしたい」というアイデアだけでは終わりません。
誰をターゲットにするのか。
どんな体験を提供するのか。
どうやって収益を生み出すのか。
地域にどんな価値を残すのか。
最初はぼんやりしていたアイデアが、2日間で具体的な事業プランへと変わっていました。
地方で働くって、たぶんこういうこと。
今回のインターンを通して、学生たちが向き合ったのは「地方創生」という言葉そのものではありません。
もっと具体的な、「この場所で、何ができる?」という問いでした。
地域の人の話を聞く。
現場を見る。
仲間と意見をぶつける。
何度も考え直す。
そして最後は、自分たちの言葉で提案する。
これは、クラビズが普段の仕事でも大切にしていることです。
クラビズは、WEB制作だけをしている会社ではありません。
地域企業のブランディングやマーケティング、自治体のプロジェクト、地域でのイベント、飲食、スポーツ、D2Cブランドなど、さまざまな事業を通して、地域の中に新しい仕事や価値をつくっています。
だからこそ、私たちは「地方で働く」を、単に「地方にある会社で働くこと」だとは考えていません。
地域に入り込み、
「ここに、何があったらもっと面白い?」
「この地域だからこそ、できることは何だろう?」
と考え、自分たちで仕掛けていく。
そんな働き方も、地方にはあります。
「自分が経営者だったら、どうする?」
今回、学生たちに一番持ち帰ってほしかったのは、この視点でした。
「自分が経営者だったら、どうする?」
誰かから答えをもらうのではなく、自分で考える。
「もっと面白くするには?」を、自分たちで探す。
クラビズでは、学生だから、新人だから、と最初からできることを決めるのではなく、まずは「やってみる」ことを大切にしています。
もちろん、簡単ではありません。
うまくいかないこともある。
考えても答えが出ないこともある。
でも、だからこそ面白い。
今回の2日間が、参加した学生たちにとって「地方で働く」「事業をつくる」ということを、自分ごととして考えるきっかけになっていたら嬉しく思います。
そして、いつか一緒に地域の未来を面白くできる仲間が増えたら、私たちはもっと面白いことができるはずです。
参加した学生から、こんな声も。
「現地に行って課題や歴史を知ることで、地域の解像度が上がりました。」
「180度性格が違うチームメンバーと手探りでプレゼンを作り上げていくのは大変でしたが、すごく楽しかったです!」
「クラビズの『やっちゃおう!』という精神や、明るい雰囲気がダイレクトに伝わってきました。」
2日間、本気で考え抜いたからこそ出てきた言葉だと思います。
参加してくれた皆さん、そして私たちを温かく迎えてくださった吉備中央町の皆さま、本当にありがとうございました!
地方だからできること。
地方だから生まれる仕事。
地方だからこそ、挑戦できること。
そんな可能性を、一緒に探してみませんか?
クラビズの今年のサマーインターンは、実は2本立て。
次回は、倉敷駅前を舞台に開催した
「経営塾 ~スポーツ&カルチャーで世界を狙え~」の様子をお届けします。
こちらも、かなり濃い2日間になりました。
お楽しみに!