2019年の9月9日~9月27日までの3週間、GMO NIKKOでのインターンシップに参加しました。
生まれてから2歳くらいまでは東京に住んでいましたが、それからはずっと宮崎で暮らしています。
宮崎大学に通う1人の大学生が約1ヶ月間、東京でもがいた体験談を楽しんでいただければ幸いです。
■きっかけはデジタルマーケティング分野への興味
大学では会計学のゼミに所属していましたが、デジタルマーケティングの分野にも興味がありました。人々の行動の原因を細分化できて、しかもそれがデジタルのデータと結びつく。原因と結果が明確に見えることに、ワクワク感を感じるからです。
そのような興味を持ちながら、「就職活動始まるけどどうしよう…」「自分がやりたいことって何?」ということを考えながら、大学生活を送っていました。自分の関心がある分野と就職活動の不安を大学の教員に相談しに行った際に、GMO NIKKOでのインターンシップを紹介してもらったことが、きっかけでした。課題による選考をクリアし、インターンシップに参加できることが決定したときはすごく嬉しかったです!
参加する前は、「インターネット広告業界ってどんな世界なんだろう?」「東京で生活するってどんな感じ?」などなど多くの不安を抱えていました。わからないことだらけで、見えない巨大な敵と戦っている気分でした(笑)
■用語理解~数字の分析・運用まで、インターネット広告について深く理解できる活動内容
インターンシップに参加することが決定したものの、具体的にどのような活動をするのかはわかりませんでした。何となく、「実務に近い形でデジタルマーケティングが学べるのかな」というくらいの感覚でした。実際に参加してみて、本当に実務で実践するような思考のプロセスだったり、アプローチの方法というのを経験させていただきました。
初めは、インターネット広告の業界で用いる専門用語の学習から始まりました。用語や指標の意味をその場で理解することは難しく、ノートを何度も見返しながら復習しました。その次には、実際の案件をベースにマーケティングの考え方、市場分析と広告文の提案など、より実践的なことに取り組みました。その後、数字の分析や運用の方法などさらに深いところまで学ぶことができました。
座学で基礎を学びつつ、課題でアウトプットを行う。学んだことをすぐにアウトプットする機会があったからこそ、普段の学校生活よりも楽しいと感じたし、深く考えることができたのだと思います。
■学んだこと・感じたこと
インターンシップで学んだことは、一言でいうと「客観的な視点を持つことの重要性」です。
様々な課題に取り組むにあたって、「こうなんじゃないかな?」という仮説を立てて考えていく、ということをしていました。仮説を立てることは非常に重要であるとは思いますが、僕の場合はそれが主観的になりすぎていました。“結論ありきの仮説”になってしまていたのです。仮説を立てるときには、データや数値などの客観的な視点が重要であることに気づかされました。
また、クライアントやユーザーの目線で考えることが非常に重要であることを学びました。自分本位な仮説による施策だと、本当にユーザーに届く広告は配信できません。ヒアリングを通して、クライアントが抱える根本的な課題は何なのかということ・ユーザーの真のニーズは何かということに目を向ける。それを引き出すためには、適切なヒアリング能力を身につけていかなければならないなと感じました…!!
客観的な視点を持つことって非常に重要なことでありながら、意外と難しいことだったりもします。自分に都合の良いように考えたくなるし、それが楽だからです。そうはいっても、自分本位なだけではうまくいかないことが多いと思います。これから先、「相手はどう考えているんだろう」という視点を大事にしていきたいと思います。
■不安だらけの僕を支えてくれたもの
大学の講義でマーケティングについては学んでいたものの、広告に関する知識は全くないところからのスタートでした。マーケティングですら、専門では学んでいない状態です。そんな僕が3週間もやり切れるのかなという不安は、当然ありました。そんな不安を解消してくれたのは、優しく丁寧に接してくれた社員の皆さんでした。
わからないことが多すぎて、課題に取り組むにあたり何度も何度も壁にぶつかりました。社員さんに、わからないことを質問するとどんなに忙しい状況でも、空きを見つけて対応してくれる。わからないところは徹底的に説明してくれる。それは決して僕たちがインターン生だからということではなく、社内に根付いている風土だということを実感しました。初めのうちは慣れなかったけど、「わからないことがあったら何でも聞いてね!」その一言でわからないことへの不安が解消できたし、「もっと頼って良いんだな」と思えた。それってめちゃくちゃありがたいことだし、素敵な会社だなと心から思います!この期間中に優しく対応していただいた社員の皆さんには、「ありがとうございました」の一言では表せないほど感謝しています…!
■意外と適応できた“大都会”東京
1ヶ月間東京で生活してみて、「思っていたよりも適応できたな」というのが感想です(笑)
満員電車に乗るのは大変だし、宮崎と比べると圧倒的に人が多く疲れることもあります。それでも、ご飯を食べようと思ったら宮崎とは比べ物にならないほど多くの店があるし、休日に遊びに出かける場所もたくさんある。息抜きの方法も多様なんです。緊張と緩和のバランスがうまく取れていたからこそ、僕は東京での生活が全く苦ではなかったし、むしろ楽しかったです。
街を行き交う人も、集まってくる情報も、買い物をする店も、夜の見に行く居酒屋も、何をとっても圧倒的に量が多いのが東京だと思います。東京で働いているときっとつらいことも多いだろうけど、その分楽しいこともたくさんあるんだろうなと思います。
東京に来る前と比べて、東京で就職したいという思いが強くなりました!
■終わりに
今回のインターンシップ期間中、多くのことを経験することができました。そのどれをとってみても無駄なことなんて一つもありません。これからの就職活動、あるいは人生というものにまで活かせることが多くありました。また、就職活動をするにあたって大事なことを学ぶことができたし、ぼんやりと抱いていた不安が解消されました。今回学んだことが今後に活きてくることが、お世話になった社員の皆さんへの恩返しになると思います。何かにつまづいた時は、インターンシップ期間中に取っていたメモを見返しながら乗り越えていきたいと思います。
GMO NIKKOでのインターンシップに参加できて本当に良かった!ありがとうございました!