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授業の際に考えていること色々①

授業の際に考えていること色々

私は普段中学受験生を相手に算数と理科の個別指導を行っています。
今回は、その中で算数の授業の際に行なっていること、考えていることを文章にまとめてみようと思います。

私の授業はだいたいが雑談から始まります。生徒に、今日学校であったことなどを聞くことが多いです。

小学生は、日ごとに(もっと言ってしまえば時間ごとに)コンディションに差があることが多く、初めの雑談でそこを大まかにでもつかむようにしています。

もし、ちょっと疲れていそうだったり眠そうだったら、ややハイテンションな授業にしてみたりと同じ生徒さんでも毎回少しづつ違った授業をしています。

問題の解き方を解説する段階になると、生徒のことをもの凄く見るようにしています。
皆さんの想像以上にがっつり見ています笑

例えば、顔です。口では『わかった!』と元気よく言っていても表情を見ると『あれっ』という表情をしていることは非常に多いです。

この部分も生徒さんによって様々で、例えばある生徒さんは理解度に不安があると唇を噛む癖があったりと色々です。

また、言葉も表情も自信満々でもまだ完全には信用しません。

教えたことを、アウトプットしてもらうまでは、本当のところの理解度はわからないと思っています。

というのも、生徒自身が理解していると思っていても、その理解の方向や深さが十分なものであるかは、アウトプットをみるまではわからないからです。

そして、そこをチェックすることこそがプロフェッショナルの役目なのかなと思っています。

ですので、生徒が実際に問題を解いている時は私が解説をしている時よりもさらに生徒のことを見ています。

この時は、表情に加えて目線の動きと手の動き、ノートに書かれる内容をじっくりみるようにしています。

言語化してみて初めて気づいたのですが、思ったより凝視しているので、初めての生徒さんは少々ビックリされてしまうかもしれないですね。。。

ただ、やはりこの部分は重要で譲れないところです。順番としてはまず目線の動き、そして次に、ノートに書かれる内容を追うようにしています。

この二つから得られる情報は非常に大きいです。まず、その子が問題をどの程度読んでいるか(そもそも読んでいないのか)がわかります。

また、生徒さんによっては文章の中の数字だけを追っている子もいます。

ただ、そのような状況も目線とノートの内容を合わせることによって発見して修正できます。

これらのアウトプットを総合して理解度に問題がなければ進み、怪しければ質問を行います。

質問は『その式は何を表しているの?』であったり『ここは、なんでそうなるの
?』と様々ですが、オープンクエッションを投げかけ、なるべく生徒に自身の頭の中を言語化するようにしてもらっています。

すると、その一問の理解度がよくわかるだけでなく、生徒自身の思考の癖がだんだんとわかってきます。

これは、なかなか侮れない情報でして、少しづつ蓄積していくことで、どうしてこの部分で躓いているのかという部分においてかなり確度の高い仮説を立てることができる様になっていきます。

この仮説を元に解説の仕方を変えたりもしています。

色々と書いてしまいましたが、私の授業は見ることにはじまり、見ることに終わっているなと改めて思いました。

このテーマに関してはまだまだ書きたいことがありますので次の機会に続きを書きたいなと思っています。

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