就労移行支援事業部 サービス管理責任者の齋藤欣矩です。
1. 長年の福祉現場で学んだ「その人らしい人生」を支援すること
幼い頃から周りに障害を持つ当事者の方が日常的にいた私は、自然と「障害のある方々が、地域で自分らしく生活するサポートをしたい」と思うようになり、福祉の道を志しました。
高校は福祉も学べる総合学科へ進学し、その後は大学の学位も同時に取得できる精神保健福祉の専門学校へ。卒業後は新卒で自立生活センター(CIL)に就職し、そこから14年間、相談支援やグループホームの管理者・サービス管理責任者を務めました。
正直に言えば、働き始めた当初の私は「支援者の理想」を利用者の方々に押し付けてしまうことがありました。しかし、福祉制度が充実するにつれ、多様なバックグラウンドを持つ方々を支援する機会が増え、ハッとさせられたのです。
「支援者の描く理想が、必ずしも利用者の望むこととは限らない」
他社の管理者から頂いたアドバイスも重なり、私は無意識にかけていた「色眼鏡」を外す術を学びました。その人の人生を丸ごと受け止め、「どう生きたいか」という意思を最優先に尊重しながら、持てる専門知識や選択肢を提供し、ご自身の意思で未来を選んでもらう。それが本当の意味での「その人らしい人生」の支援だと学んだ14年間でした。
2. 現状維持の支援から「人が本当に望む人生」に伴走する
前職での仕事には強い誇りを持っていましたが、徐々に私の中に葛藤が生まれました。
支援が安定するにつれ、多くの方が「現状維持」を選び、かつて目を輝かせて語っていた「やってみたいこと」を妥協して諦めてしまう現実を目の当たりにしたからです。もちろん、安心できる平穏な日常を守ることも福祉の大切な役割です。しかし、私の心の中には別の想いが燻り始めていました。
「本人が『もっと自らの可能性を広げたい、より良い未来をつくりたい』という思いがあれば、その一歩を全力で後押しする仕事がしたい」
そんな思いを抱えて転職活動をする中で出会ったのが、キズキビジネスカレッジ(KBC)です。
数ある就労移行支援事業所の中には、マニュアル化された単純作業を訓練するだけの場所もありました。しかし、KBCは違いました。「障害者雇用という枠に囚われず、一般雇用での就職を含めて本人が望むキャリアを妥協せず目指す」という、一歩踏み込んだコンセプトを掲げていたのです。
ここなら、現状維持という壁を越えて、「本当に望んでいた未来」を実現しようと努力する人たちに寄り添える。そう直感し、転職を決意しました。
3.対象が変わってもブレない「個に真摯に向き合い続ける支援」
2024年11月に入社し、現在はサービス管理責任者として支援計画の作成やキャリア支援、そして講座の担当をしています。
前職の身体障害の方の支援から、KBCでは精神・発達障害やひきこもり経験のある方の支援へと対象は変わりました。しかし、「一人の個人として向き合う」「色眼鏡で見ない」という本質は1ミリも変わりません。
「一人の個人と向き合う」とは、彼らから発せられる日々の小さなサインを見逃さないことです。
通所される方の挨拶のトーン、在宅訓練の方のセルフケアノートのわずかな変化。それらの小さなシグナルをキャッチし、私の持つ福祉のノウハウをフルに活かして、彼らが安心して次のステップへ挑戦できる土台を整えています。
4. 「共感力」x「テクノロジー」が新しい福祉を創る
KBCでは、利用者のこれまでのキャリアや現状の課題を徹底的に分析します。画一的なサポートではなく、個々のニーズに応じた「利用者が本当に望む人生を実現する計画」を作成できる点が最大の強みです。
しかし、私はこの個別支援を「優秀なスタッフ個人のセンス」だけで終わらせたくありません。今後キズキで実現したいのは、どのスタッフでも最高品質の支援を提供できる仕組みをつくることです。
私たちが現場で培った知識やノウハウを、AIなどの最新技術を活用して仕組み化し、業務を効率化すること。それによって、すべてのスタッフが「目の前の利用者の微細な変化」に気づくための時間と心のゆとりを生み出すことが可能になります。
「共感力」と「テクノロジー」の掛け合わせ。
この2つを融合させることで、個人に依存せず、さらに多くの人の人生を「本当に望んでいた未来」に変えられる仕組みを創り出せると確信しています。
5. 「あなたが本当にしたかった支援」を一緒にKBCで実現しませんか?
「目の前の人が本当に望む未来に向けて、もう一歩踏み込んだサポートがしたい」
もしあなたが、今の仕事やこれまでのキャリアの中でこのように感じた経験があれば、KBCはこの上なくチャレンジングな環境です。
福祉現場で泥臭く培ってきた専門知識や「もっとこうしてあげたい」という強い想いはもちろん、異業種で培ってきたマネジメント、営業、組織づくりなどのビジネス経験や、「これまでのスキルを社会課題の解決に活かしたい」という熱意。そのすべてが、ここでは利用者の可能性を拓き、新たな支援の仕組みを創るための力になります。
私自身、長年培ったサービス管理責任者としての経験をフルに活かしつつ、ビジネスやテクノロジーを掛け合わせた新たな支援のあり方に、確かな手応えを感じながら挑戦しています。
決められたレールをなぞるだけではない、もっと本質的に人を支え、社会を動かす仕事に挑んでみませんか。 福祉経験者や異業種からの方々も、私たちと一緒に、それぞれの強みを持ち寄り、新しい福祉のスタンダードを創り上げましょう。あなたとお会いし、これからの福祉のあり方を熱く語り合える日を楽しみにしています。