高校時代、強豪野球部の主将として甲子園を目指し野球に打ち込んでいた向後さん。
野球中心の生活から一転、大学入学後に増えた自由な時間の中で、強い虚無感を覚えたといいます。飲食店のアルバイトを始めても、かつてのように熱中することはできませんでした。
そんな向後さんが出会ったのが、カインド・メディカルの長期インターンです。
野球引退後に目標を失った向後さんが、将来につながる仕事の中で、もう一度本気になれる場所を見つけるまでを聞きました。
何もない自由な時間に感じた、大学生活への物足りなさ
――大学2年生という早いタイミングで、インターンを始めようと思ったのはなぜですか?
一番のきっかけは、大学1年生のときに感じた虚無感です。
高校時代は、365日ほとんど休みなく野球に打ち込んでいました。ところが、大学に入ると急に自由な時間が増えて、「何をして過ごせばいいのだろう」と思うようになったんです。
飲食店のアルバイトも経験しましたが、決められたマニュアルに沿って仕事をすることが多く、「この先にどのような成長があるのだろう」と考えるようになりました。
もっと自分で考えながら取り組めることや、社会の仕組みを学べることに挑戦したい。そう考えて、長期インターンを探し始めました。
「弱みが浮き彫りになる」という言葉に惹かれた
――数あるインターンの中から、カインド・メディカルを選んだ理由を教えてください。
Wantedlyの募集ページに書かれていた、「学生としてではなく、社会人0年目として見ていく」という言葉に惹かれたことが大きかったです。
学生向けに用意された簡単な仕事を経験するのではなく、一人の社会人として考えながら仕事に向き合える環境なのではないかと感じました。
また、面接でスタッフの久保田さんから言われた言葉も印象に残っています。
「カインドで働いたら、自分の弱みや苦手な部分が浮き彫りになる。それを学生のうちに知って、改善できたら、すごく大きな経験になるよ」
“できることを増やす”だけでなく、“自分の弱みを知る”という話をされたことが新鮮でした。
――「弱みと向き合う」という考え方に、抵抗はありませんでしたか?
むしろ、自分にとって必要なことだと感じました。
高校時代、1年生からベンチ入りしたことで、天狗になってしまった時期があったんです。その後、ミスをしてレギュラーを外された際、監督に「謙虚さを忘れている」と言われました。
自分では気づいていなかった弱さを指摘され、それと向き合った経験があったからこそ、カインドの考え方にも共感できたのだと思います。
ここでもう一度、自分自身を見つめ直したいと思い、インターンへの参加を決めました。
「社会人って、こんなに本気なんだ」と驚いた
――実際にインターンへ参加して、参加前とのギャップはありましたか?
一番驚いたのは、社員の皆さんが想像以上に仕事や自分自身の成長に対して本気だったことです。
参加前は、社会人とは、決められた時間の中で指示された仕事をこなし、終わったら帰るものだと思っていました。どこか淡々と働いているイメージを持っていたんです。
でも、カインドで働き始めて、そのイメージは大きく変わりました。
経験を積んだ社員も、新卒1年目のメンバーも、今の自分に満足していません。「もっとこうしたほうがいいのではないか」「この場合はどう対応すればよかったのか」と周囲へ相談し、少しでも仕事を良くしようとしていました。
年次や経験に関係なく、全員が毎日、自分の課題と向き合っている。その姿を見て、「社会人って、こんなに本気で成長しようと自分を磨き続けているんだ」と驚きました。
――特に、社員の本気さを感じた場面はありますか?
朝礼や夕方のミーティングなど、社員同士で仕事について話しているときです。
「〇〇さんの、こういうところがすごいと思っているので、詳しく教えてください」「15分だけ、お話しできる時間をいただけませんか」と、メンバー同士が自分から声を掛け合っています。
分からないことを聞くだけではなく、相手の良いところや、自分にはない考え方を吸収しようとしているんです。
お互いが現状に満足せず、それぞれの課題と向き合いながら、より良くなろうとしている。その様子は、僕には「全員が戦っている」ように見えました。
高校時代の野球部でも、目標に向かってチーム全員で切磋琢磨していました。カインドにも、それと似た空気があると感じています。
マニュアルを読むだけでは、「会話」にならなかった
――向後さんは、どのような業務から始めましたか?
最初は、病院へ電話して求人情報を確認したり、看護師様へ初期アプローチをしたりする業務から始めました。
ただ、医療業界の専門用語がほとんど分からなかったので、最初は用意されたリストに沿って質問するだけで精いっぱいでした。
忙しい病院の担当者様に対して、マニュアル通りに質問を続けても、こちらが一方的に聞くだけの「尋問」のようになってしまいます。「求人はありますか」と聞いて終わるだけでは、実際の状況を深く知ることができず、冷たく対応されることもありました。
――その状況を、どのように変えていったのでしょうか?
分からなかった言葉や、うまく答えられなかったことをそのままにせず、すべてメモして、隣のデスクで働くベテランスタッフや新卒社員に質問するようにしました。
先輩たちも答えを教えるだけでなく、「なぜその質問が必要なのか」という背景から説明してくれます。
少しずつ意味を理解できるようになると、電話での聞き方も変わりました。
たとえば、「求人はありますか」と確認するだけではなく、「救急車は夜間に何台くらい来ますか」「夜間に歩いて来院される患者様はどのくらいいますか」と、現場の状況が分かる質問を考えられるようになりました。
マニュアルの言葉をそのまま読むのではなく、自分が意味を理解したうえで、自分の言葉で相手と話す。
それを意識するようになってから、病院の担当者様にも、求人票だけでは分からない現場の状況を話していただけることが増えました。
野球で教わった「準備」が、仕事にもつながった
――カインドで働く中で、考え方の面ではどのような変化がありましたか?
印象に残っているのは、ある日の会議で池田代表が話してた「結果はすべて、準備で決まる」という言葉です。
高校時代の監督も、いつも「準備で7割決まる」と言っていました。
野球と仕事はまったく違うものだと思っていましたが、野球を通して学んだことは仕事にも通じるのだと気づきました。監督と池田代表の言葉が重なったときは、とても納得感がありました。
以前は、目標に対して「どう動くか」を考えることが中心でした。今はその前に、「なぜこの仕事をするのか」「何を実現したいのか」と、目的や背景まで考えるようにしています。
さらに、「うまくいったら次にどうするか」「うまくいかなかったらどう立て直すか」と、事前に仮説を立てます。準備をしておくことで、想定外のことが起きたときも、次の行動を選びやすくなりました。
大学生の今だからこそ、自分の弱みと向き合える
――最後に、大学生活に物足りなさを感じている学生へメッセージをお願いします。
大学生活の中で、「何か始めたいけれど、何をすればいいか分からない」と感じている人もいると思います。僕自身も、大学1年生の頃はそうでした。
カインドのインターンでは、学生だからと特別扱いされるのではなく、“社会人0年目”として仕事に向き合います。
もちろん、最初からうまくできるわけではありません。ただ、分からないことを相談できる人がいて、なぜうまくいかなかったのかを一緒に考えてもらえる環境があるのがカインドの魅力だと思います。
自分の強みだけでなく、弱みや苦手なことも学生のうちに知っておきたい。自分で考えながら、本気で仕事に向き合ってみたい。そう思っている人にとって、カインド・メディカルは、一歩を踏み出せる環境だと思います。