(株式会社miive:CEO栗田さん、セールスhikoさん/株式会社K・ライズホールディングス:今川、山田)
福利厚生サービス『miive』とは?
【プロフィール】
代表取締役CEO
栗田 廉 氏
・1997年 岐阜生まれ
・学生の頃からサービスを複数開発
・就職活動時の「福利厚生」への違和感からmiive創業
・日本の閉塞感を打ち破るべく、働くすべての人を支える事業を拡大中
・2023年版 Forbes 30 Under 30 Asia 選出
Inside Sales Manager
小野 喜彦 氏
・国内SaaS企業にてSales組織の立ち上げを経験
・様々な業界での自身の就業経験をきっかけに、豊かに働ける世界の実現を志す
・1人目のBizメンバーとしてmiiveに参画
今川:統括経営戦略室
2021年12月入社。事業会社の事業戦略設計・事業立ち上げ・マネジメントを中心にこれまで10業種以上の事業統括を経験。
K・ライズグループでは、M&A/PMI,大阪拠点の強化,採用ブランディングをメインに担当。
<聞き手>
山田:人事総務部 採用チーム
2022年3月入社。小売業の販売職から人事へキャリアチェンジ。
主に採用・制度構築・改定などの面から、会社にとっても社員にとっても良い環境づくり等を担当。
山:今回は私どものWantedlyのストーリーに、弊社で導入し始めた福利厚生プラットフォーム「miive」について記事を書かせて頂きたいと思いインタビューをお願いしました。よろしくお願いいたします。
全員:よろしくお願いします。
今:では、質問に入らせて頂きたいと思います
まずmiiveの簡単なサービス説明と、立ち上げた背景をお伺いできますか?
栗田さん:
はい。私たちの「miive」というサービスは、VISAのプリペイドカードとスマートフォンアプリがベースになった福利厚生プラットフォームを提供しています。
どんなサービスかと言いますと仕組みはすごくシンプルで、各企業の従業員様に専用のカードを発行し、会社はそのカードへ福利厚生予算を付与することができます。
その予算の上限や使い方を柔軟にデザイン・カスタマイズできる仕組みです。色々な福利厚生をこのカード一枚、アプリ一つで多種多様な設計ができるというサービスです。
例えば用途を書籍購入補助に限定することでスキルアップを支援したり、食事補助でランチ代を最大半額まで会社負担にしたりするような制度を作ることができます。
渡したポイントを3人以上の食事で使えるものや、入社半年以内の人と食事に行く場合に上限額2,000円までのポイントを付与したりと、ありとあらゆる福利厚生の制度をぎゅっと凝縮して行えます。
従業員様もmiiveのカードをかざすだけで利用できる簡単な福利厚生サービスです
今:いま正に使わせて頂いています。
栗田さん:
ありがとうございます。デザインもそうですし、まだまだ至らない部分もあるかと思うんですが、サービス向上のために社員一丸となって鋭意努力していますので、色んなところでフィードバックを頂けるとうれしいです。
デザインについて
今:ちなみにデザインにもこだわりがあったりするんでしょうか?
栗田さん:
社名の由来になるんですが、『miive』という単語が造語でつくられていまして。
サービス自体が「より良い生活を支える意味のある福利厚生を」という思いから生まれたので、名前の由来もここにあります。
具体的には、「活気あふれる場所」という意味を持つ「hive」と、「価値を生み出す」という意味の「mint」を組み合わせて生まれました。
働きたいと思えるような活気あふれる場所を、世界中の企業が構築できるよう支援していきたいと考えています。
全体のデザインというところでは、従業員のためのサービスというのを作っている中でプロダクトコンセプトとしても"Emproyee First"を掲げています。
サービスを導入するのは企業様ですが、実際に使うのは従業員様ですので従業員様が使いやすく、かつ触りたくなるようなサービスであるということを重視しています。
法人サービスにありがちな固いイメージではなく、柔かい雰囲気を意識したデザインにしています。
“Enproyee First”
今:先ほどの言葉で“Enproyee First”というコンセプトだったりもそうなんですが、プロダクトの着想はどこから始まったんでしょうか?
栗田さん:サービス構想のきっかけになったのはは、私の学生時代の就職活動にあるんです。
もともと「起業したい」とは考えていて、その夢を叶えたかったというのはあります。
その中でなぜこれをやりたかったかというと、実は私自身在学中はしっかりと就活をしていて実際内定も何社かもらっていました。
そこで自分が入るであろう会社様の福利厚生を見ていた時に「この福利厚生は誰が使いたいんだろう」と感じるものが多々ありまして。
それこそ割引クーポンだったり安く泊まれる保養所だったり、「うれしいのはうれしいけれど使うかな?」というのが率直な感想でした。
その体験を発端に色々と福利厚生について調べてみたところ、現在日本でスタンダードになっている福利厚生は割引クーポンが多く、それが当たり前のようになっていて30年間アップデートがされていなかったことに気付きました。
近年"働く"を取り巻く環境が大きく変わっていて、その要因はコロナだったりハイブリッドワークが前提になったりと様々です。
人的資本経営や上場企業には限定されますが、これらによってより人に投資するように国が後押ししはじめたことで、福利厚生も変わらないといけないタイミングは今じゃないかと思いはじめました。
そのタイミングで福利厚生のあり方に疑問を抱いていたということもあって、これからはもっとあるべき福利厚生として従業員が必要な時に必要なものを使える福利厚生、日常的に従業員の"働く"を支えられる福利厚生のあるべき形というところにいきつきました。
そしてこの着想を経て、カードタイプの福利厚生を作ろうと思い立ったというのが背景です。
今:ありがとうございます