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こんにちは。エージェントチームの佐藤です。
Googleの分析ツール「Google Analytics」が現行の「ユニバーサルアナリティクス(以下、UA)」バージョンを終了し、次世代の「Google Analytics 4(以下、GA4)」に完全移行することになりました。
それを受けて、弊社のデータアナリストと様々な職能のメンバーで「今後どんなことを気にすべきなのか?」をラフに情報共有するトーク会を開催しました。
簡単なレベル感ですが、時にするどくトークしているのでぜひチェックしてみてください!
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- 荒川:営業/バイリンガルのスケボー少年
- 齊藤:データアナリスト(以下、DA)/大手ケータイキャリア案件に長年従事
- 長津:カドベヤCOO/弊社WEBディレクターの長(おさ)的存在
- 須田:UIデザイナー(以下、UI D)/ゲーム・ドラムに日々没頭
- 竹田:WEBディレクター(以下、Dir)/サウナのためなら全国に出没
- 古川:WEBディレクター・クリエイティブ部マネージャー(以下、Dir)/サーファー
- 橋本:キャリアコンサルタント・エージェント部マネージャー/ヤクルトと家族大好き
- 飯野:開発ディレクター(以下、Dir)/ゲーム好きなカドベヤのお兄さん
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🔳 カドベヤのGA4導入状況は?
UAからGA4へ完全に切り替わるまでまだ期間があるため、現在は、企業ごとにサービス単位で徐々にバージョン切り替えをしている状況です。まずは各メンバーの担当案件のGA4導入状況をきいてみました。
※UAは、無料版は2023年7月1日まで、有償版(GA360)は延長含め2024 年7月1日までで終了となる
一同:「「「「おつかれさまです~」」」」
荒川:みなさんは普段GA4を使う機会はありますか?
古川(Dir):担当案件ですべてGoogle Analytics(以下、GA)を使っているので、GA4も導入しているよ。今後はガッツリしたレポートを出すかもしれないから、色々知っておきたいな。
竹田(Dir):担当している渋谷区の案件でGA4を使ってますね。毎月レポートを出してますがクライアントにとってどういうレポートがいいのか教えてほしいです。
須田(UI D):前職が広告代理店だったのでユーザーのトラッキングを分析するためにGAを少し使ったぐらいですね。でも興味はあるので参加しました!
長津(COO):ユーザーやPVの見方等はわかるけど、新しい指標(メトリクス)の意味が上手く説明できなくて困ってるかな~
🔳 UAからGA4への移行時に気を付けるべきことは?
齊藤(DA):すでにGA4移行していて、クライアントへの説明に課題を感じていることが多いようですね。私からは以下3つの点を共有したいと思っています!
- 指標やディメンションの定義、UAとの違い
- 移行時期について
- データの抽出方法・可視化について
1.指標やディメンションの定義、UAとの違い
齊藤(DA):UAとGA4では、ディメンションや指標名は同じでも定義が変わっている場合があります。まずは定義の違いを理解することと、クライアントに分析結果を展開する前に定義の認識を合わせることが重要です。
参考:[UA→GA4] 指標の比較: Google アナリティクス 4 とユニバーサル アナリティクス https://support.google.com/analytics/answer/11986666(Google公式 アナリティクスヘルプ)
長津(COO):かなりUAとGA4で数字が変わりそうだね。
古川(Dir):完全に別物の分析データとして判断した方がいいという記事をみたけど、そのスタンスがいいの?
齊藤(DA):前提としてプロダクトのKPI設定があるはずなので、そのKPIをGA4でも変わらず計測できるかを確認した方がいいですね。
長津(COO):定義変更の件も考慮すると、GA4の数値感にあわせたKPI設定が必要ってことか!UAの数値を元に決めた目標数値のままだと「KPI未達成」ってクライアントに判断されちゃう可能性があるから気をつけないとだね~
齊藤(DA):そうですね。そのためKPIの見直しがしやすい期の変わり目などにUAからGA4に移行するとよいと思います。UAとGA4の数値に関しては、実際に比較してみたところ、10〜15%ほど数値が変わったサービスもありました。
2.移行時期について
齊藤(DA):移行時期に触れましたが、UAとGA4で併用運用期間を設けることも重要です。
同じ時期に計測をせずに切り替えると、切り替え後の数値増減の要因がGA4を切り替えたことによるものなのか、他の要因があるのか判別できなくなるからです。まだ移行時期を決めていないサービスがあれば、早めに確定させるべきですね。
3.データの抽出方法・可視化について
飯野(Dir):僕はケータイキャリア案件に開発ディレクターとして関わっていたのでUAを使う機会が多かったです。GA4でもUAのカスタムレポートのように自分で指標を選びながらカスタムレポートを作るイメージですか?
齊藤(DA):はい!UAでいうカスタムレポートにあたるものがGA4の「データ探索」です。
画像:GA4レポート画面
画像:GA4「データ探索」編集画面
飯野(Dir):Looker Studioとの連携は可能ですか?あと、UAだとスプレットシートのアドオンを追加してレポート作成できてましたけど、GA4でもできるんですか?
※Looker Studio(旧DataStudio)=Googleのデータ可視化ツール
齊藤(DA):Looker Studioとの連携は可能です。
長津(COO):連携で困った事はある?
齊藤(DA):UAでは、スプレッドシートにGoogle Analytics APIアドオンでデータ取得してLooker Studioに表示する使い方をしている場合もありますが、GA4ではまだ公式のAPIアドオンがありません。
代替として、GA4をBigQueryと連携して、スプレッドシートのデータコネクタからGA4のデータをLooker Studioに表示する方法があるかな?と思います。
画像:Looker Studioで使用できるデータソースの選択画面
齊藤(DA):GA4をBigQueryと連携するとSQLで様々なデータを抽出できるので、より深い分析ができるようになります。また、GA4は無償版だとイベント数が月1,000万以上ヒットするとデータがサンプリングされるので、正確な数値を出すためにも連携必須だと感じています。
ここまで色々お話しましたが、GA4の機能は日々バージョンアップしていっています。今足りていないと感じる機能は徐々に充実していくと思います。
🔳 〜雑談〜 良いダッシュボードとは?
飯野(Dir):こちらが、僕が昔Looker Studioでつくったレポートのサンプルです!
一同:「「「「セクシ~」」」」
荒川:DAからみたステキなダッシュボードってどういうものですか?
齊藤(DA):パッとみて「KPI目標」「目標と実績の比較」「目標進捗」「着地予測」がわかり、そのサービスに属するどの職能の人でも現状、今後の予測が把握できるものがいいと思います。
要は、サービスの現状を関係者内で相違なく認識でき、今後の行うべきアクションの検討材料になるものですね。
画像:齊藤(DA)作成ダッシュボードサンプル
飯野(Dir):着地見込が分かるのはすごー!!!
長津(COO):齊藤さんがこういう指標が好きとかあれば聞きたい。フェチな指標(笑)
齊藤(DA):クリックイベントですね(笑)参照元などはもちろん重要ですが、元々ディレクターなので自分が関わった箇所がユーザーにどう影響を与えたか、そういった景色をみるのが楽しく感じます!
荒川:古川さんはありますか?
古川(Dir):あるわけない(笑)
荒川:ではではお後もよろしいということで(笑)本日はとても参考になりました!
一同:「「「「ありがとうございました😊」」」」
〆