光で働くメンバーに「仕事の魅力」を語ってもらう社員インタビュー。今回は、常光が2007年にスタートさせたナノテク事業のメンバーにお話を伺いました。現在のお仕事内容や常光で働く魅力をお伝えします。
▼インタビュイーについて
ナノテク事業 開発・設計課 / 2020年中途入社 S.M
目次
化学の知見を活かした“新しい挑戦”のために常光へ
地道な試行錯誤の末の“成功”がやりがいに
実験データの蓄積により自社装置の魅力・可能性を発信していく
化学の知見を活かした“新しい挑戦”のために常光へ
ーー本日はよろしくお願いします。まずは、学生時代から常光入社までのご経歴を教えてください。
2020年2月に常光に入社しました。大学で化学を専攻していた関係で「開発に限らず、ものづくりに携われたらいいな」と考え、化学品メーカーに新卒入社。工業用の粘着フィルムを開発していました。
ーー常光にはどのような経緯で入社したのでしょうか?
新卒で入った会社もすごく良い会社で、いわゆる不満といったネガティブな感情はまったくありませんでした。ただ、自分のキャリアアップのために「いずれは転職もしてみたいな」というのは漠然と思っていたんです。化学系という大きな括りは一緒でも扱うサービスや業態が異なる常光なら、経験を活かしながら新しい挑戦ができると思い入社しました。
地道な試行錯誤の末の“成功”がやりがいに
ーー現在のお仕事について教えてください。
開発・設計課の材料グループに所属し、主に自社の分散装置を用いた受託試験を請け負っています。お客様が分散を希望している材料ごとに「どんな分散剤を使うのが良いのか」「どのような処理条件が適切なのか」「装置構成はどのようにしたら良いか」など日々試行錯誤していますね。
また、受託試験の他にも自社の装置を使って「分散」に関するデータ取得や実験を行っています。分散剤は、必ずしも文献に記載のある通りの効果を発揮するわけではありません。だからこそ、さまざまな分散剤を取り寄せて「これはすごいぞ!」と思えるものに出会えたときの喜びはひとしおです。
ーー試行錯誤の繰り返しなんですね。
そうなんです。失敗することも少なくないからこそ、受託試験でお客様が満足を得られる結果を出せたときは「一安心」。嬉しい気持ちになります。
ーーとくに印象に残っている出来事などはありますか?
最近、約2年にわたる受託試験を経て、大型機の導入まで実現できました。大型機の導入は入社してから5年で初めてのこと。会社への貢献という意味でも今後も印象に残り続けると思います。
現在は導入時の最終調整で機器グループが業務を担当しています。長期間にわたるプロセスを経て、最終的に成果として形になった経験は、あらためて仕事への達成感を覚える出来事になりました。
ーー成果が目に見えると嬉しいですよね。仕事をする上で日頃から意識されていることを教えてください。
私の担当する業務は黙々と作業することもありますが、社内外を含めたコミュニケーションも多いです。社外はもちろん、社内の他部署の方々にも丁寧に対応するようにしています。お互いに気持ちよく働くための大前提ですね。
実験データの蓄積により自社装置の魅力・可能性を発信していく
ーー常光の魅力を教えてください。
裁量が大きいからこそ「自分で決めないといけない」という側面もあるのですが、それは「自分でスケジュールを組みやすい」とも言えます。
そのため、働きやすさは大きな魅力です。私自身は1日の仕事量を調整して、ほとんど残業なく働けています。
また、職場の雰囲気が良い点も魅力です。事業部や職種の壁はほとんどなく、若手からベテランまで幅広い年齢層の社員同士がコミュニケーションをとっています。
ーー最後に、今後の目標を教えてください。
専門性の高い知識やデータをもっと集めて、受託試験のお客様により良いご提案ができるようになりたいです。「常光に対応してもらえてよかった」と思ってくださる企業様が増えることを目指しています。そのためにも受託試験だけでなく、もっと自社装置の魅力や可能性を示す実験データの蓄積にも力を入れたいです。ホームページに掲載できるような質の高い技術データを整備し、お客様により具体的な情報を提供できればと思っています。
また、自分の担当領域だけでなく、他チームの負担軽減にも貢献していきたいです。たとえば、機器グループのサポートができるように、簡単なメンテナンス業務といった対応可能な領域を広げていくこともその一つ。機械や電気領域の関連知識を少しずつ学習し、組織全体をサポートできるよう努力していきたいと思います。