こんにちは!常光 採用チームです。
本企画では、社員の1日に密着。1日に沿って、職場の雰囲気や業務内容をお伝えします。 今回密着するのは、国際部のH.Nさん。始業から終業までの流れ、そしてチームの雰囲気について教えてもらいました。
※本記事の内容は、2025年11月公開時点のものです。
目次
医療機器の輸出を支える国際部の仕事
🔽H.Nさんのとある1日
【午前】メールチェックから始まる、国際部の朝
【休憩】ランチは気の置けない仲間とリラックス
ーーランチの時間はどのように過ごしているんですか?
【午後】海外代理店とのコミュニケーションが中心
臨機応変×予防力が国際部で求められること
医療機器の輸出を支える国際部の仕事
ーーまずは、現在の所属部署や業務内容について教えてください。
国際部は自社製品を海外に届ける“橋渡し役”を担う部署です。
展示会への出展、代理店への製品トレーニング、価格交渉、輸出書類作成など、業務は多岐にわたります。私は以前アフリカ・インド・東南アジアの営業担当をしておりました。現在は、北米・南米・未開拓アフリカ国の新規開拓を担当しています。海外代理店とのやり取りを通して、製品の価値を伝えています。
🔽H.Nさんのとある1日
【午前】メールチェックから始まる、国際部の朝
ーー朝はどのような業務からスタートするのでしょうか?
朝はチーム内で各自のスケジュールを簡単に共有し、それぞれの業務に取りかかります。まずはメールとチャットの確認からスタート。海外の代理店やお客様とやり取りしているため、時差の関係で夜間に動くことが多く、翌朝にまとめて対応を行います。
午前中はこのメール対応に加えて、輸出関連の業務を進めることが多いです。たとえば、海外から届いた注文書の内容を確認し、納期をチェック。見積書(Proforma Invoice)を発行し、入金を確認したうえで工場に梱包の指示を出します。その後、フォワーダー(*1)に輸出の依頼を行い、代理店にはインボイスやパッキングリストといった輸出書類を共有していく流れです。また、非該当証明書や危険物の有無を確認し、必要な証明書を整えたうえでフォワーダーを通して輸出を進めていきます。
ーー細かい作業やミスの許されない業務が多そうですね。
そうですね。とくに、信用状取引(L/C)の案件では、銀行から「この条件で輸出書類を作成してください」という細かな指示が出されます。インボイスに記載する内容もすべて決まっていて、カンマひとつ抜けただけでも正当な書類として受理れないことがあります。そのため、一文字一文字の誤字脱字にも気を配りながら、フォワーダーから送られてくる航空貨物運送状や船荷証券などもすべて正確に信用状通りの記載かを確認します。
海外代理店(お客様)にも書類をチェックしていただき、内容に間違いがないか双方から確認を行います。
ーー業務中に、集中力を維持するために意識していることを教えてください。
午前中を集中力が求められる業務に当てているのも工夫の一つですね。午後はミーティングなどもあって慌ただしいこともあるので。集中力が続かないときは、いったん外に出て深呼吸したり、ストレッチをしたりして、気持ちをリセットするようにしています。
*1)国際物流全体をコーディネートする「貨物利用運送事業者」のこと
【休憩】ランチは気の置けない仲間とリラックス
ーーランチの時間はどのように過ごしているんですか?
ランチタイムは、部署のメンバーと一緒に過ごすことが多いです。一緒にランチを楽しみながら、時には仕事のことを相談し合うこともあります。国際部にはドイツやベトナム出身のメンバーもいて国際色豊かですが、異なる文化圏から集まったとは思えないほど、全員が常光に馴染んでいて和気藹々とした雰囲気です。業務の時間以外に取るコミュニケーションも、壁を感じさせない国際部の雰囲気づくりの一助になっていると思います。
【午後】海外代理店とのコミュニケーションが中心
ーーお昼休憩を挟んで、午後はどのような業務を中心に行っていますか?
午後は、主に海外代理店との打ち合わせや、その準備業務を中心に進めています。東南アジアの代理店とは時差の関係で14〜15時ごろから、アフリカの代理店の場合は16〜17時ごろからミーティングを行うことが多いんです。午前中に整理していた資料をもとに、午後はそれを本格的にブラッシュアップしたり、打ち合わせに向けた提案資料を作り込んだりします。
ミーティングは代理店との定期的な打ち合わせや、展示会を通じて出会った企業への製品紹介が中心です。新規企業との打ち合わせでは、製品の特徴や導入効果、他社製品との比較などを資料で丁寧に説明しています。こうした資料づくりのために、各国の競合比較データを整理したり、販売提案書を更新したりする時間も多いです。
最近では、日本では当たり前となっている「透析液の電解質濃度を測定するガイドライン制定」を海外にも広めていくための企画にも取り組んでいます。どの国にどのように伝えていけば浸透するのか、戦略を練りながら代理店向けの提案資料を作成しようとしているところです。夕方になると、海外からの問い合わせが再び増えてくるので、終業直前に再度メールをチェックして一日を締めくくることが多いですね。
ーー業務時間中を最大限有効に使っているんですね。業務後も「仕事脳から離れられない」なんてことはありませんか?
そうですね。やはりプライベートに持ち込みたくはないので、通勤の時間でうまくオンオフをするようにしています。会社から最寄り駅の間で好きな洋楽やヒップホップを聴いたり、電車の中でNetflixを見たり。仕事が終わったら思う存分好きなものに浸る。それが自分なりのオンオフ切り替え法です。
臨機応変×予防力が国際部で求められること
ーー最後に、国際部が気になっている方にメッセージをお願いします!
海外とのやり取りは、想定外のことが起きるのが日常です。だからこそ、変化を楽しめる人にはすごく向いていると思います。予定通りに進まないことも多いですが、「そういうこともあるよね」と前向きに受け止められる方は、この仕事を楽しめるはずです。
国際部で大事なのは、臨機応変さと再発防止の視点の両立だと思っています。一度対応して終わりではなく、「次に同じことが起きないようにどう工夫するか」を考えながら仕事に取り組める人は、確実に成長できる環境です。最初から完璧にできる人はいませんし、私自身も失敗を繰り返しながら学んできました。先輩の経験を聞き、同じように悩みながら改善していける。そんなチームなので、安心して飛び込んできてほしいです。