【SBC2025】事前準備編|今年の行き先は「ロサンゼルス&ラスベガス」 | 株式会社ジョインハンズスポーツ
こんにちは!入社2年目の森山です。ジョインハンズスポーツでは「社内コミュニケーション」と「インプット」を目的に、2018年からスポーツビジネスキャンプ(以下、SBC)を実施しています。今回、アメ...
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こんにちは!昨年に引き続き行われた国外でのスポーツビジネスキャンプ(以下、SBC)今回の目的地は「Los Angeles とLas Vegas」です!
1・2日目(Los Angeles部分)のレポートを、NBA大好き3年目の新堀が送りいたします。
(本記事は【1・2日目】の内容となっております。事前準備編の記事は下記のリンクからどうぞ。)
2日間の内容のため盛り沢山ですが最後まで読んでもらえると嬉しいです!
では早速1日目からいきましょ~
なんと飛行機が約2時間遅れの出発で、到着後ゆっくりお昼を食べる予定でしたがそんな時間もなく、SoFiStadiumのツアーから始まりました(笑)
SoFiStadiumはNFLのLos Angeles RamsとLos Angeles Chargersの2チームのアメフトのスタジアムです。
何といってもこのスタジアムはアメリカで初のリング型のオーロラビジョンです。
(デカすぎて写真でも伝わらないかと思います…)
こちらのスタジアムはアメリカで一番建設費用がかかったスタジアムとされており、約50億ドルと言われております。
LAはほとんど雨が降らない地域ですが、万が一の為に屋根が付いているスタジアムです。またその屋根も透過性の高い素材を使用しており飛行機がはっきりと見えるほどです。
ですが完全ドームではなく、サイドが空いている「屋根付きオープンエアー施設」となっており、開放感に溢れる構造となっていました。
また現在スタジアム周辺も絶賛開発中でして、2日目の内容で出てきますCosmやIntuiDomeもすぐ近くにあります。
このSoFiStadiumを中心にホテルやオフィス、エンタメ施設やモールなどが建設されていく予定だそうです。まだ全体の開発の20%ほどしかできていないため、今後がとても楽しみです!
LAに来たからにはLakers観戦は必須でしょ!とNBAファンの私は思うわけですが、今年も無事NBA観戦させていただきました。小林さん(弊社社長)ありがとうございます!
さてLakersにはKingことLebron Jamesと日本の星の八村選手が在籍しているわけですが、実は昨年私たちはSanFranciscoでGSWvsLALを観戦しています。
ですがその時はGSWホームのためアウェイでしたが、今回はLakersのホーム試合のため、Lebronが入場した際の歓声はとてつもなかったです。リーグのレジェンドではありますが、ここまで街を背負って戦っている選手は数少ないかと思い、このような機会を生で感じることが出来たのはとても良い機会だったと思います。
試合は途中まで接戦でしたが後半にアクセルをかけWASを突き放し快勝することが出来ました!
(観戦した日になんと佐々木朗希選手も観戦に来ていました!)
さてここで1日目は終了です!
Dodger Stadiumのツアーから始まったイベント盛りだくさんの1日です!
全てをご紹介するのは難しいので各イベント1~2個を取り上げお話できればと思います。
2日目まずは2024年日本で最もHotだった、海外のスポーツチームと言っても過言ではないDodgersのホームスタジアムである「Dodger Stadium」の視察から始まりました。
Dodger Stadiumは1962年に開業した歴史のあるスタジアム。
MLBの中では3番目に古いスタジアムです。Dodgersはもともとニューヨークのブルックリン地区のチームでしたが、1950年にウォルターマリーという人物がオーナーに就任し、新しいスタジアムを建設することを検討しました。
ですがニューヨークでは話がまとまらず、そこに目を付けたロサンゼルス市長がウォルターマリーに声をかけ、視察に行ったところ気に入りチームを移転するにしました。
ニューヨークに比べロサンゼルスは雨が降らないことや温暖な気候を気に入ったのと、当時西海岸にMLBのチームが無かったためビジネスチャンスだと思い移転を決意したそうです。
現在席数を増やすために絶賛大規模工事中でした。ここまでの工事は開業以来初とのことです。
さて前置きはここまでとし、今回お話するのはビン・スカリーさんとDodger Stadiumについてお話したいと思います。ビン・スカリーとは1950年から2016年までの67シーズンにわたって実況を務めたアナウンサーです。
今回ツアー内では何回もビン・スカリーの名前が出てきました。
まずは記者席です。こちらはビン・スカリーへのリスペクトを込めて「VIN SCULLY PRESS BOX」という名前が付けられています。
またこの日我々はVIPルームにも入らせていただきました。
それぞれの部屋にコンセプトがあるそうですが、我々が入った部屋はビン・スカリーの部屋でした。Dodgersでは彼に敬意を表し「ビン・スカリーデー」という日があります。この部屋はロサンゼルスの56の市から送られてきたが承認証が飾られています。
また部屋にはビン・スカリーさんの名言である「It’s Time for Doger Baseball.」の文字が掲載されています。
選手だけではなくアナウンサーにも敬意を表し、ここまで球場内の様々なところに掲載することにとても愛とリスペクトを感じました。ファンとしても選手だけではなく、長年チームを支えてくれたアナウンサーに対して球団側がここまで愛を持って讃えてくれていると思うと嬉しいのではないでしょうか。
今後日本のスポーツ成熟していくにつれ、選手だけでなくサポートしているスタッフも多く生まれてくると思います。そういった方に球団・クラブ側がどのように敬意を表するかは、とても大事だと思いました。
Dodgers Stadiumの視察を終えた我々はUberで一度ホテルに行き荷物を置いてからCosm(コズム)に向かいました。ほとんどの方がCosmをご存じないかと思いますのでご説明いたします。
CosmとはロサンゼルスのSoFiスタジアムとIntuitDomeと同じエリアにある没入型エンターテイメントドームです。
百聞は一見にしかずという言葉があると思いますので、まずはコチラをご覧ください
↓NFLの試合映像
https://x.com/CosmLosAngeles/status/1881516231548973271
https://youtu.be/S6UvTa5HJzg?si=fkMyQsaw1eGjy6AU
まるで試合会場にいるかのような迫力を体験できる施設となっております。
海外のチームやなかなかチケットが取れない試合なども、ここではまるで現地で観戦しているような感覚で映像を見ることが出来ます。
施設は3つのフロアで構成されています。メインのThe Domeは300人程度のキャパで、他はスポーツバーやテラスになっています。収容人数は最大1700人 (Domeに289人)という大きさです。
こちらの施設はスポーツの試合だけではなくスポーツ以外のコンテンツも上映しています。
我々が見たのは光と音のハーモニーのような内容でしたが、如何せん英語が全く分からない私には内容が分かりませんでした…(来年までに英語を勉強いたします)
やはりスポーツが一番この没入型エンターテイメントドームを効果的に使えそうだなと感じました。
今後日本にも同じような施設が出来、会場に行かなくても試合観戦を楽しめる空間が生まれるかと思います。それをまずは本場アメリカで体験できたのはとても良い経験でしたし、今後どのように日本に導入されるのかはとても楽しみに感じました。
↓外にいるかのような映像美でした
今回の旅のメインイベント(新堀が勝手に思っているだけの可能性あり)であるNBA最新のアリーナのIntuitDomeでのNBA観戦です!
そんなIntuitDomeの具体的な特徴は下記となります。
① 両面リング型の巨大Halo Board
② 熱狂的ファンセクション「TheWall」
③ 観客参加型の観戦体験の提供
④ 「究極のリビングルーム体験」
そんな中でも今回は③と④についてお話できればと思います。
③「観客参加型の観戦体験の提供」という事で、IntuitDomeの全座席には小型LEDやUSB電源ポート、4つのボタン付きコントローラー、NFCリーダー(まだ実運用はされていないようでした)が設置されています。
こちらの小型LEDを利用した場内の光の演出は統一感が増し、とても幻想的な演出になっていました。
国歌斉唱の際にはアメリカ国旗のカラーである青と赤に点灯していました。
日本ではペンライトや、スマホのライトの部分に貼るフィルムを配布して光を使った演出をしているかと思いますが、全座席に設置されていることによって、お客さんが少ない試合でも同じ演出レベルを担保できるのは良いと思いました。
またみなさん大好きなタイムアウトやクオーター間のイベントでは手元のボタンを使って投票をするスタイルの〇〇カムが行われており、今までも客参加型のイベントでしたが、より多くの人が参加できるイベントにグレードアップされていました。
④「究極のリビングルーム体験」の中でも今回は顔認証についてお話いたします。
IntuitDomeは「顔認証」がとても進んでいました。試合観戦にはIntuitDomeのアプリを事前に入れることが必要でして、顔の登録とクレジットカードの登録が必要となります。
入場の際には顔認証用のゲートを歩いているだけで、手前の赤のジャンバーのスタッフのiPadに顔写真が届き問題ないかを確認しているようです。
認証端末に顔を見せる必要もなくとてもスムーズでした。ですが、今シーズンから始まった実施方法がゆえにまだ浸透されていなく、顔写真登録をしていない方が多くいました。
グッズショップや飲食店ではお店に入るタイミングで顔認証で入店し、買いたい商品を持って退店をすれば自動で決済される方式になっていました。
本当に決済されるのか?と半信半疑でしたが退店の30秒後には決済通知が来ました。
レジ待ちや入店待ちはほとんどなく会場全体を通してとてもスムーズに物事が動いており、ストレスになる要素がありませんでした!
ただまだ浸透していないという事もあり、サポートのスタッフが多く、人件費的には変わらないのではないか?と思いましたので、また数年後に行ってみたいと思っています!!
2日目は、最新技術×エンターテイメントを体感しました。
今後どのように発展して浸透し、日本に合わせた形で持ち込まれるのかとても興味深かったです!すべてを真似することが正解ではないと思いますが、日本に合わせた形で導入されることを期待します。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
次回は、3日目ラスベガス篇となります!