こんにちは!入社2年目の森山です。
ジョインハンズスポーツでは「社内コミュニケーション」と「インプット」を目的に、2018年からスポーツビジネスキャンプ(以下、SBC)を実施しています。
今回、アメリカはロサンゼルス&ラスベガスに行ってきましたので、そのレポートを全3回に分けてご紹介いたします。
初回は、今回の研修で各種事前リサーチ・見学ツアーの予約を担当した森山による事前勉強会と、
アメリカ・NYを拠点にスポーツビジネスに特化したコンサルティング会社「Trans Insight Corporation」を設立し代表を務める鈴木友也氏による事前勉強会を実施しましたのでその様子をご紹介いたします。
SPORTS BUSINESS CAMPの目的
- 会社の方針共有・理解
- コミュニケーション(自己理解、他者理解)
- 知識・経験の増加
SBCを有意義な時間にするために、そして今後の業務に活かしていくために、目的を理解した上でSBCを実施しています!
今回のSBCでは、
● NBAを観戦
● 最先端の施設を見学
● 世界最高峰のエンターテインメントに触れる
など、3泊5日と弾丸ではありましたが非常に有意義な時間を過ごしました。
なぜ事前勉強会を実施するのか
弊社ではSBCに行く前に、必ず事前勉強会を実施します。
では、なぜ事前勉強会を実施するのかというと、端的に「現地でより深く学ぶことができるから」です。
事前勉強会を実施しないと、
現地でただ施設訪問や試合観戦をして「凄い、感動した」などの感想で終わってしまいます。
しかし、事前に背景や基本情報を理解し、アメリカエンタメのトレンドを把握しておくことで、より深い学びを得られ有意義な時間にすることができます。
今回、私はSBCの準備として、「事前勉強会の設定」「施設等の各種リサーチ」「見学ツアーの手配」「スケジュール調整」等、一部分のコーディネートを行いました。
一緒に行く社員に、どこに注目して欲しいのか、何を観て・学んで欲しいのかを考え、リサーチしました。
事前勉強会 Presented by 森山
今回のSBCで各種リサーチを担当した森山による事前勉強会を実施しました。
この勉強会では、主に今回のSBCのテーマやスケジュール、訪問施設情報を発表しました。
また、ラスベガスに行くのでカジノについてもたくさん触れました。
(appendix(補足)でカジノについて説明したのですが、ボリューミーな内容になってしまい過去一のappendixとなってしまいました笑)
勉強会の内容としては、
最近起きているニュースとして、ロサンゼルス山火事についても触れ、我々が行く場所がどういった被害にあっているのかも勉強会に組み込みました。
また、ロサンゼルスにあるスポーツチームとその本拠地を内容に組み込み、我々が現地で観戦するチームは、どういったチームなのかを事前に確認することができました。
さらに、ラスベガスで鑑賞する「O by Cirque du Soleil」についても触れ、Cirque du Soleilの歴史や「O」について勉強し理解を深めることができました。
ちなみに、Cirque du Soleilの名前の由来を皆さんはご存知ですか?
「ソレイユ(Soleil)=太陽」で“太陽のサーカス団”という意味を持つとされます。
また、「O」はフランス語で水を意味する「eau(オー)」から由来するそうです。
勉強会の間にちょっとしたクイズを挟むなど、一方的な発表ではなく、社員参加型の事前勉強会となりました。
「アメリカにおける試合演出の最新トレンド」
ここからは、鈴木友也氏に実施いただいた事前勉強会をご紹介いたします。
“スポーツ施設は生き物”
時代や、観戦者の趣向に合わせてスポーツ施設もまた変化していきます。
従来のスポーツ施設は、「最高の試合観戦環境」を提供することが目的でした。
しかし、テレビの台頭により観戦環境の提供だけでは不十分になってきました。
そしてなにより、“ながら視聴”が当たり前の若者は、観戦「だけ」では楽しめないのです。
そこで、近年のスポーツ施設は、「テーマパーク化」に進展するなど、「総合的な顧客体験」に変化していきました。
日本でも北海道日本ハムファイターズがエスコンフィールドを含めた、北海道ボールパークFビレッジを建設し話題になりました。
次に試合演出における最新トレンドについて、2つ程ご紹介します。
1つ目は、「観客参加型演出の提供」です。
昨今、テレビやその他媒体からの差別化が求められる中、各スポーツチームでは、来場してくれた観客に特別な体験をしてもらうため、観客参加型のプロモーションが実施されています。
我々も2日目に、ロサンゼルス・クリッパーズの本拠地“Intuit Dome”で観戦しましたが、クオーター間や、タイムアウト時に観客参加型の企画に参加してきました!
参加したのは、映し出される2人の関係性を当てるクイズでした。
「同僚」「友達」「夫婦」「恋人」の4択で誰でも簡単に参加できるクイズでとても面白かったです!
正解発表時に映し出されている2人が、キスしたり、隣から実の旦那が出てきたりと大盛り上がりで、観客のリアクションがアメリカっぽいなと感じました!
2つ目は、最新テクノロジーの活用です。
日本のスポーツチームでも導入され始めていますが、
観客をビジョンに映し出しエフェクト機能を使って顔に装飾し、観客をにぎやかします。
ビジョンに映し出された観客、特にお子さんは自分の顔がエフェクト機能によって面白おかしく変わって大はしゃぎです。
日本でも千葉ロッテマリーンズが、場内演出として導入しているのでもしご興味がありましたら会場に行ってみると良い経験になるかと思います!
まとめ
このように、事前勉強会でアメリカの試合演出の最新トレンドを理解していくことで、
現地で観戦した時に、その機能に驚くのではなく、「どのように機能を使われているのか」「観客はどんな反応をしているのか」を見ることで、アメリカの最新トレンドをより深く体感することができます。
それでは、次回からいよいよアメリカ篇となります。
初日はバタバタの1日でしたが、とても濃い1日でしたので是非ご覧ください!
【経歴】
鈴木 友也(すずき ともや)
Trans Insight Corporation 代表
一般社団法人スポーツビジネスアカデミー 理事
1992年 一橋大学入学
1996年 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社
2000年 米国マサチュセッツ大学アムハースト校大学院スポーツ経営学部入学
2001年 スポーツマネジメント会社Athletes Dream Management, Inc. 共同設立
2006年 トランスインサイト株式会社 設立
▼Trans Insight Corporation