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三位一体の組織
「UPGRADE JAPAN」をミッションに掲げる東大発のAI企業、日本データサイエンス研究所(JDSC)。
JDSCが重視するのは、フロント、データサイエンス、エンジニアリングの各部門が一体となって顧客に向き合う三位一体の組織。
そんなJDSCでデータサイエンティスト/エンジニアとして働く2人に、思いを聞きました。
左から 秋本大樹(データサイエンティスト 2020年1月入社) 内山晋太郎(エンジニア 2019年10月入社)
「エンジニアとして経験したものが活かせる組織。」
エンジニアとしてSIer、ゲーム会社を経験した後、現在はデータサイエンティストとして活躍する秋本。その選択の背景には何があったのだろうか。
秋本さんは元々はエンジニアだったんですよね?どのような経緯でデータサイエンティストに転身されたのですか?
秋本:僕はもともと数学が好きで、それが活かせる仕事としてエンジニアを選択しました。データを見るのが得意なので、データエンジニアとしてキャリアを積んでいましたが、自身のバックグラウンドが活かせるデータサイエンスという分野にも強く惹かれていました。
その際にJDSCを知り「ここでならエンジニアとしての経験を活かしつつデータサイエンスの仕事ができるのではないか」と思いキャリアチェンジを選択しました。今のところ抵抗なくジョインできています。
内山:私もWebサイト制作系のエンジニアだったので、データサイエンス領域の実務経験がなく通用するのか不安な気持ちは強かったですが、業務に入ってみるとアプリケーション構築やデータベースの構築などエンジニアとして経験したものが生かせる部分も多いなと感じました。
秋本:そうですね。データサイエンスといってもただモデルを構築するだけでなく、それをクライアントが実運用できるものにしないと意味がありません。そのためには Web 開発等のエンジニアとして全体的なスキルは必ず必要になると思います。特に最近では MLOps という分野が発展していることもあり、エンジニアとデータサイエンティストとの垣根は低くなっていると感じます。
内山:確かに私も MLOps という分野を通じてデータサイエンスへの接点が多くなっている印象です。データサイエンティストが作ったモデルをどう実装し、どう届けるかを真剣に考えるとデータサイエンスは自ずと学ぶことになります。
「スクラムは一緒に回す。」
データサインティストとエンジニアが密に連携を取り合いクライアントへの価値を提供するJDSC。
社内ではどのような開発体制をとっているのだろうか。
秋本:社内のプロジェクトではスクラムによる開発を行っています。データサイエンティストとエンジニアが同じスクラムに入り、積極的に意見交換を行いながら開発を重ねています。
内山:データサイエンティストが作ったモデルの意味を説明してもらったり、逆にエンジニアが作成したデータを説明したりと、活発な議論が行われていますよね。話し合うことでタスクに対する互いの理解が深まり、コミュニケーションロスによる手戻り等も発生しにくくなっているのでとても良いことだと思います。
秋本:僕が経験してきた会社の中ではデータサイエンティストとエンジニアの組織は分かれていることが多かったので、この開発体制については新鮮ですね。両者がお互いのことを理解しようと学習を重ねており、弊社にとってとても大きなプラスになっていると感じています。
「学ぶ意欲の強い人が多い。」
大学から社会への知の還元を目指す日本データサイエンス研究所。それは社内においてどのような形で実現されているのだろうか。
内山:入社して驚いたことといえば、データサイエンティストとエンジニアそれぞれの勉強会にお互いが参加し合うことですよね。弊社の学習意欲の高さを感じています。
秋本:そうですね。これはそのまま弊社にとっての魅力だと感じています。データサイエンティストの中には働きながら東大の研究室に学生として通っている方もいます。弊社のデータサイエンティストの中では論文を読むことが重視され、アカデミックな成果を自分の手で実装できるといった楽しみがあります。
内山:東大との連携も大きな強みですよね。
秋本:はい。社会の課題を解決する際に東大とともにプロジェクトを進めていけるというのは大きな強みだと感じております。最近ではAI と電力データを用いたフレイル検知などを東大とともに進めています。
内山:社内では「Upgrade JDSC Day」という制度があり、月に2日間、各社員がプロジェクトの仕事から離れ、自己研鑽に努める日を取得することができます。このような制度を取得し、エンジニアでも Tech Blog を書いたり自分のスキルを高めています。
「日本の将来を共に変えてきたい。」
多くのことを学び、それを社会課題の解決のために活かそうとする二人。その原動力は何なのだろうか。
秋本:これは僕がこの会社を選んだ大きな理由でもあるのですが弊社では「UPGRADE JAPAN」というミッションを掲げ、日本の産業をアップグレードすることを使命としております。僕は地方の出身なので疲弊していく日本の姿をよく見ており、その姿を変えたいと強く思っています。そして弊社ではそのような強い思いを持ったメンバーが多く集まっております。
内山:私もこの会社に決めた理由の一つになりますね。「本当に価値のあるものを作っているんだ」と自信を持って言えるシステムの開発に携わりたいというのが私の転職活動時の軸の一つでしたので「UPGRADE JAPAN」のミッションには強く共感しました。大きな目標を実現するためには、多くを学ぶ必要がありますがそれだけに大きなやりがいもあると思っています。
秋本:まさにその通りだと思います。「多くのことを学びつつ、自分と同じ思いを持つ人と一緒にチャレンジができる」。弊社はそれを満たす日本でも数少ない会社であると自負しております。