様々な場所で偶然に何度も遭遇する人、縁を感じる人が誰にでも一人くらいはいるのではないだろうか。僕にとって、JapanWork代表である鈴キングは、その何度も偶然遭遇する人であった。そして、その偶然の縁が、僕の人生を変えることとなった。
当時大学3年生であった僕は、将来的に起業をしたいと思い、ベンチャーキャピタルやスタートアップでインターンシップを経験していたが、実際に起業をするには至っていなかった。起業で失敗すること、先の見えないことに挑戦することを恐れていたのである。結果、若くから経営に携わることができ、ファーストキャリアに適当だと感じたコンサルティング業界を就職先として志望し、インターンに応募、参加していた。そんな中、とあるコンサルティングファームの面接の待ち時間に話し掛けてきたのが、JapanWork代表の鈴キングであった。以降、面接の行きや帰り道に、なぜか何度も鈴キングを見かけ、もはや運命を感じてしまった僕は、彼をお茶に誘うことにした。
お茶の席で、彼が外国人雇用に関して問題意識を抱えていること、その問題を解決する為に株式会社JapanWorkを創ったこと、在日外国人により良い仕事を提供する為に励んでいることを聞いた。留学経験があり、また起業を志していた僕は鈴キングの熱のこもった話し方に引き込まれた。そして、外国人支援をするため、起業について学ぶために、それまで行なっていたアルバイトやインターンを辞め、JapanWorkで働くことを決めたのであった。
JapanWorkに初めて出社した日は、今でも覚えている。JapanWorkが入居するコロプラのシェアオフィスに足を踏み入れた時、他の入居会社の社員さんが黙々と仕事をする中、鈴キングや他の社員は笑顔で、しかし真剣に議論を交わしていた。僕の存在に気づくと、挨拶も早々にいきなり仕事を任された。しかも、サービスの今後に関わる重要な仕事である。初日から多大な責任を感じながらも、これから未知で楽しい日々が待っていると感じたのだった。
それから数ヶ月間、予感は的中し、本当に楽しく厳しい、新たな体験をさせてもらった。カスタマーサポートから人事まで一通りの業務に携わり、起業に必要な能力を育める業務を担当させてもらい、部門のリーダーを務めることもできた。
そんな成長を感じられるインターン生活だったが、今年2月にJapanWorkを辞めることを代表の鈴キングに伝えた。目標でありながらもずっと手を出せずにいた起業をすることを、僕はようやく決断できたのである。未経験の業務、責任の重い業務であったとしても、インターン生を信じて任せるというJapanWorkの環境を経験し、自分の力でもビジネスを行えるという自信を養うことができた。インターン生の興味や成長に合った仕事に携わることができるというJapanWorkの環境で、自分に必要な能力を伸ばすことができた。
3月現在、僕は目標であった起業の準備を行っている最中である。就活中に代表の鈴キングと偶然出会い、縁を信じてJapanWorkに入ったことで僕の人生が大きく変わったのだった。
みなさんも、こうやってこの記事を読んだこと、JapanWorkという会社について知ることができたことも何かの縁だと思います。この偶然を生かして、人生を変えてみませんか。