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商社マンから飲食業の商品開発への転身。「商社マン」ブランドを捨ててまで飲食業に転職した理由とは?

山崎兆吉 32歳。「商社マン」という男性であれば一度は夢見る世界で、バリバリ仕事をし、素晴らしい成績を納めていた彼。そんな彼が「商社マン」というブランドを捨ててまで飲食業に転職した理由は何だったのか?



-消費者に一番近いところで働きたかった

僕が虎杖東京さんに出会った時は、水産物を卸していた時です。営業マンとして、人気商品だったり、会社が売りたい商品をお客様に提案するのが定石なんですが、僕は普通に売れるものを売るっていうのがあまり面白く感じてなかったんですよね。そういうものって、だいたい高いし(笑) 卸売の時点で高い商品を売るってことは、最終的に消費者の口に入る時は卸売の時点の何倍もの値段になっているじゃないですか?確かにお金を払えば美味しい物は食べられると思いますけど、実際には半値以下でも同じ味の物なんて山程あるんですよね。少し見た目が違ったり、規格のサイズより小さい物っていうだけなので・・・ でも、そういう商品を売りに行く営業マンが僕の勤めていた会社にはいなかった。だから、僕はそういう商品を虎杖東京さんに提案しようと思ったんです。 虎杖東京さんは、そういう商品に一手間加えて美味しくすることができ、その商品を虎杖オリジナルに昇華してくれるんです。そうすることによって原価が下がるので、消費者は安い値段で普通よりも美味しい食事ができるようになります。

ある日、そんな僕を気に入ってくれた虎杖東京の事業部長から「お前、面白いからウチに来いよ」と言われました(笑) 悩みましたが、自分が卸した商品が消費者にどう提供されているのか?消費者はその商品を食べた時にどんな顔をするのか?を実際に自分の目で確かめたい、そしてもっと世の中に素晴らしい商品を提供していきたい、と思うようになり転職を決意しました。

-仕入れの仕事って、実はすごく面白い!

現在は、商品開発部の中でも仕入れを主に担当しています。商社で働いていたということもあり、世の中から商材を探してくるのは得意なんです!もちろん、築地の市場にも毎日足を運び、自分で目利きして仕入れもしていますよ。そうやって自分で「いいな、面白そうだな」と思った商材を使って色々な商品を試作します。黒瀬社長が最終的にOKを出した商品が実際にメニューとして店舗で販売されるのですが、時には僕が開発した商品を使って新業態を作ることもあります。

大体の会社さんは、現場でこういうものを作って欲しいとか社長のこういう商品が欲しいな、というリクエストに対して仕入れ部や商品開発部が商材を探してきて商品化する、という流れだと思うんですが、ウチはそうじゃない。もちろん、そのパターンもありますが、基本的には先に商材を探し、商品化して提案します。だから、「こういう商品があれば面白いな」という発想の元、自由に商材を探すことができるし、自由な発想で商品かにチャレンジすることができる。認められれば店舗で販売されますし、新業態になることもある。これってすごいことじゃないですか?自分が「面白そう」と思ったことが形になり、世の中に発信される。自分から「食のトレンド」を作ることができるんです。こんなことができる会社ってそうは多くないと思いますし、これができる今の環境は本当に楽しいし、ワクワクします!




-とはいえ、独りよがりじゃうまくいかない

新しい商品をどんどん生み出せるのは素晴らしいんですが、商品を売るのは現場(店舗)の方がいるからこそ。なので、現場の方との連携は密に取っています。実際に毎日色々な店舗に足を運び、オペレーションや商材の扱い方等のヒアリングをしています。どんなに美味しくて面白いものでも、現場の方の負担になってしまっては意味がないですし、実際に食べているお客様の顔を見ないと本当に喜ばれているかどうかも分からない。現場の方、時にはお客さんにまでしっかりとヒアリングを行い、どうすればもっと良くなるのか?どうすれば現場の方もお客様も喜んでくれる商品になるか?を日々考えながら商品開発をしています。

「この商品、お客様も喜んでくれるし、売っている側からしてもすごくいいよ!」と現場の方に言ってもらえるのが一番嬉しいですね。

-仕入れの仕事は、サッカーでいうとボランチみたいな感じ

僕、ずっとサッカーをやってたんですけど、今の仕事ってボランチみたいだなって思うんですよ。ボランチに求められる役割は試合中の舵取り。攻撃の時は攻撃を底から組み立てるし、守備の時は相手の攻撃を阻止する。うちの会社でいうと、監督は黒瀬社長で、FWはメニュー開発ですかね。社長がどういう戦略で試合に勝つかを考えて、実際に戦略に基づいて点を取りに行くのがメニュー開発。で、FWがしっかり点を取るために攻撃を組み立てるのが僕の仕事です。どんなにいい戦略を立てて、点が取れるFWがいたとしても、FWまでパスが回らなければ得点できませんからね。FWが気持ちよくシュートを打てるよう、FWの要求に答えられるように常に準備をしておくことが重要ですね。

-虎杖イズムを広げていきたい

「食のコンテンツ作り」をするのが虎杖。これは黒瀬社長がよく口にする言葉なんですが、僕も非常に共感しています。面白い業態や商品をどんどん開発して世に出していく。面白いものを見つけたら、全部虎杖がやってるんだ!と思ってもらいたいんです。既存の商品を改善して新しいものができることもあるし、ゼロベースで新しいものができることもある。新しいコンテンツをどんどん生み出していくためにも自分の引き出しは常にいっぱいにしています。そうやって生み出された食の新しいコンテンツが世の中に溢れていて、虎杖の看板を背負ってるんだけど、全店全然違うことをやっているようなチェーン店ができても面白いじゃないですか。そういう世界を創っていきたいです。コンテンツ創り、本当に魅力的な仕事です。




-とにかくひたむきに、仕事に一生懸命向き合うこと

僕、多分一番会社にいる時間長いんじゃないですかね?休みの日でも会社に来ちゃうんですよね・・・仕事が好きすぎて(笑)ちゃんと会社では「休め!」って言われるんですけど、それでも仕事をしちゃうくらい、仕事が好きですね。それくらい僕を仕事好きにしてくれた当社に感謝です(笑)とにかく今はひたすら走り続けています。仕事に一生懸命向き合い、努力し続けることで結果は付いてくると思いますし、それをやることで世の中にどんどん新しい食のコンテンツを生み出し続けたいと思っています。「あれもこれも虎杖」って世の中に言われてもらえるまで走り続けますよ!



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