名古屋支社の伊藤千春さんは、メーカー勤務やヨガインストラクターを経てアイ・エス・シーに入社。入社後に保育士資格を取得したり現在もヨガ講師を務めたりと、とてもパワフルに活躍しています。子どもたち、保護者の方々、そしてアイ・エス・シーのメンバーと、関わる人たちの笑顔を大切にしている伊藤さんに、仕事のやりがいや未来への想いを伺いました。
■プロフィール
- 氏名: 伊藤 千春(いとう ちはる)
- 入社年月: 2016年8月
- 所属部署: こども事業部
- 所属グループ: 保育運営グループ
「保育の現場を支える」保育運営グループの役割
――伊藤さんの仕事内容を教えてください。
保育園と発達支援事業の運営をスムーズに進める支援をしています。主に現場職員のフォローや適切な配置をサポートする業務が中心です。また、名古屋市子育て支援拠点の委託事業「かぞくのとまり木」の運営責任者をしています。
――以前、同じこども事業部の出口さんにもインタビューをしたのですが、運営支援グループとの違いについて教えていただけますか?
運営支援グループは、事業の予算策定・管理や事業運営をするうえで重要となる指標の管理・モニタリングのほか、行政への補助金の請求等を担っている部署です。一方で、私たち保育運営グループは、日々の現場支援がメインです。
もう少し具体的な例をあげると、採用の募集をするかどうかの判断のサポートや採用グループとの連携も仕事です。保育園を運営していると、急な欠員が出ることがあります。その際、スポットで人員を募集することもありますが、子どもたちのケアに影響が出ないように園長が判断をしているのですが、その判断のサポートをしたり、採用グループと連携して各園の人員が充足したりするようにすることなどです。
また、研修企画や、各園を訪問して職員のコンディションを確認して園長に繋げることも役割の一つです。
家族の居場所「かぞくのとまり木」――親子をつなぐ温かいひろば
――「かぞくのとまり木」について教えてください。
「かぞくのとまり木」は、名古屋市から運営を受託している子育て支援事業で、0~2歳のお子さんとその保護者が気軽に訪れることのできる、のべ年間利用数、5,000人以上の子育てひろばになります。その名の通り、「家族の居場所」としての役割を担い、保育園や児童館とは一味違った温かい雰囲気が特徴です。
施設では、育児に悩む親御さんへの相談対応をはじめ、ベビーヨガや赤ちゃんのやわらか抱っこ、子育て学講座といった親子で参加できるプログラムを提供しています。訪れる方の背景もさまざまで、育休中のパパや、おばあちゃんとお孫さんが遊びに来ることもあれば、保育園や幼稚園を卒園した後も顔を出してくださるリピーターの方も多いです。さらに、「子どもが保育園に行っている間に、ちょっと話を聞いてほしい」と親御さんだけが訪れることもあります。
親子で遊びに来る方、学びの場を求めて訪れる方、心の負担を軽くするために誰かに話を聞いてもらいたい方──「かぞくのとまり木」では、それぞれの家族に寄り添いながら、地域全体が子育てを支え合うためのつながりをつくっています。この場所が、利用者にとって「また行きたい」と思える心の拠り所になっていることを実感します。
――通われている方の中には、育児や仕事の両立に悩む方々もいらっしゃるかと思います。そういった方へのメッセージはありますか?
とにかく無理をしないことが大切です。ママやパパが無理をしてしまうと子育てが続かなくなります。あと、つまずいたときは「スマホで調べ物をする前にお子さんを見てあげてください。子どもがどうしていいか答えを教えてくれることが多いです。」ということを伝えています。
自分自身を大事にしながら、無理のない範囲で育児を楽しんでいただけたらと思っています。周りと比べず、我慢はしないことです。
アイ・エス・シーとの出会い、「働きやすさ」と「やりがい」を両立させたキャリアの歩み
――今まで子どもに関する仕事はされていたのですか?
新卒でメーカーに入社しました。ワーホリでカナダに行くこともあり、その後もメーカー関連会社で働いていました。30代でヨガのインストラクターになり、ヨガスタジオ、ジム、子育てひろばで働いていました。30代半ばで第一子・第二子を出産しているのですが、その頃にアイ・エス・シーと出会っています。
――アイ・エス・シーと出会ったきっかけを教えてください。
12年ほど前でしょうか。ウィズブック保育園を立ち上げたいという知人を業務委託で手伝い始めたのがきっかけです。物件探し、夜な夜な申請書作り……など、一緒に奔走していました。そうこうしているうちに3年目、保育園が立ち上がり、保育士の面接や、保育士のフォローもやっていました。業務委託からパート、パートから時短社員、時短社員からフルタイムの社員へと変わっています。
――働き方を徐々に変えていくきっかけは何だったのでしょう?
子育てが落ち着き、ワークライフバランスが取れ始めた頃に、社員になりました。
――アイ・エス・シーと歩んだ12年間、会社の変化はありましたか?
東京と名古屋、物理的な距離があるのでどうしてもコミュニケーションの齟齬が発生することがありました。しかし、最近は特に精神的な距離がどんどん近づいていると感じます。一緒に働く方々はみんな優しくて親切で、協調性があり、コミュニケーションも円滑になってきていると思います。
――名古屋オフィスの良いところを教えてください。
名古屋の中心である、名古屋駅、伏見・栄駅からアクセスがとてもいいです。ウィズブック保育園栄の上にオフィスがあるのですが、出勤途中に絶対に保育園を通るんですね。子どもたちに会えたり、子どもたちが彩った壁面を見たりしながら、通勤ができます。オフィスに子どもたちの歌声が聞こえてきて、仕事中癒されます。東京本社の皆さんも、ぜひ名古屋オフィスに遊びに来てください。
「好き」を原動力に──保育士資格取得から未来への挑戦まで
――仕事と育児もやりながら、保育士資格を取得されていますね。
第三子妊娠中に試験を受けました!あの時はかなり頑張っていましたが、全然大変だと感じませんでした。保育士資格を本気で取りたかったですし、現場にヘルプで入ることもあるので、本当に取って良かったです。
――タフに働き続ける原動力はどこにありますか?
スタッフみんなが笑顔で働いている姿を見たときは本当に幸せです。子育てをするパパ・ママ、そして子どもたちの笑顔を見た時もやりがいを感じます。原動力はそこにあります。運営業務にしてもインストラクターにしても、好きだからできるし両立もできるんだと思います。
――この先チャレンジしたいことは?
たくさんの人と接する中で、思考や行動パターン、心と身体の繋がりをもっと学びたいという気持ちが芽生えています。心理学の勉強を深めたいと考えています。それを使って社員のES向上、子育てする人が幸せになる社会を作りたいです。
――休日の過ごし方も伺います!
家族と山登りをします。愛知県は周りが山だらけです。 岐阜県も三重県も静岡県も山があるので、そんなに高い山でなければ日帰りで登りに行きます。それから、おいしいコーヒーを飲むのも好きです。名古屋オフィスの藤井さんが淹れてくれるコーヒーが、美味しいんですよ☆
おわりに
「仕事も子育ても、どちらも大切にしたい。」「たくさんのことに興味があり、取り組みたくなる。」――伊藤さんの働き方を見て、「私にもできるかも」と思った方もいるのではないでしょうか?アイ・エス・シーには、自分らしく働きながら成長できる環境があります。
伊藤さんありがとうございました!