1
/
5

What we do

実験スペースでの研究の様子
京都大学iPS細胞研究所 山中伸弥所長/教授
2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥所長のもと、人工多能性幹細胞(=iPS細胞)を患者さんに届けることを目指している研究所です。 具体的には、2030年までに以下の4つの目標を達成することを目指しています。 1) iPS細胞ストックを柱とした再生医療の普及 2) iPS細胞による個別化医薬の実現と難病の創薬 3) iPS細胞を利用した新たな生命科学と医療の開拓 4) 日本最高レベルの研究支援体制と研究環境の整備

Why we do

ヒトiPS細胞
ヒトiPS細胞から誘導したドーパミン産生神経細胞
所長の山中伸弥教授は、整形外科研修医として治療をしていた頃に、 治療法がなく苦しみ続ける多くの患者さんに出会い、 病気の原因を解明して治療法を開発したいと考えて 基礎研究者の道を選びました。 世界には、数多くの「治らない病気」があります。 患者さんのためにも、医療費の削減のためにも、 様々な病気について、より良い治療法を開発する必要があります。 iPS細胞は、 「いくらでも増やせる」 「様々な細胞に変化させられる」 という2つの大きな特長を持っており、 この特長を活かして、新しい治療法・治療薬を生み出すことが 強く期待されています。 こうした多くの方々の期待を現実のものにして、 患者さんにiPS細胞技術を届けるために、 基礎・応用研究や、それを支える仕事を行っています。

How we do

iPS細胞研究所の外観
「オープンラボ」の様子
山中伸弥教授がアメリカ・サンフランシスコでも所属している Gladstone Instituteを参考に、 ・オープンラボという研究者間の意見交換のしやすい環境 ・研究者が研究に専念できる、充実した研究支援体制 を取っています。 また、京都大学医学部附属病院のすぐ隣の敷地にあり、 臨床研究(患者さん等に参加いただいての医学研究)にも 適した環境となっています。