静岡県の川根本町に本社を構える株式会社クラフト・ティーが運営する日本茶ブランド「CRAFT TEA」のブランド初となる直営店鋪が丸の内にオープンしました。また、5月20日には新宿マルイ店もオープン。
情報番組などにも紹介される、今話題のお店です。
IPPOではこの2店舗の出店サポートを行いました。
出店までのストーリーを株式会社クラフト・ティー代表取締役 新谷健司さんと担当の株式会社IPPO アセットソリューション事業部の山本麻由に伺いました。
【店舗概要】
●CRAFT TEA 丸の内
所在地:東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル地下2F
https://marunouchi.crafttea.cafe/
●CRAFT TEA 新宿マルイ本館
所在地:東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館1F
https://shinjuku.crafttea.cafe/
クラフトティーとはどのようなお店ですか?
新谷さん:生産者から仕入れたそのままのお茶を飲んでいただけるのが特徴です。
一般的なお茶は何種類かの茶葉を混ぜている(ブレンド)ことが多いのですが、クラフトティーは「シングルオリジン」と言って、一つの品種の茶葉のみで淹れています。
お茶はナマ物なのでその年によって出来の違いがあるのですが、その出来の変化も楽しんでいただけます。同じ品種のものを飲んだ時に「あれ?去年と何か違う?」というのも楽しみ方の一つです。
また、サブスク型のプランもあり、マイボトルに入れていつでもどこでも美味しいお茶を飲むことができます。
東京に出店をすることになったエピソードを聞かせてください。
新谷さん:コーヒーサブスク「コーヒーマフィア」の話を聞いた時に「お茶でもやりたい!」と思ったのがきっかけです。
そしてコーヒーマフィアを運営している株式会社favyの代表取締役・高梨さんからIPPOを紹介していただきました。
出店する場所の条件などは、どうお考えでしたか?
新谷さん:オフィスワーカーにお茶を楽しんでもらいたくて、まずはオフィス街に出店したいと思いました。
そのようにお伝えしたところ、いろいろ提案していただいて、一号店となった丸の内店は内見したその時に出店を決めましたね笑
山本:丸の内店は駅直結で、近くに帝国劇場もあることで曜日問わず人通りがあり、とても良い立地だったので提案し、すぐに内見に行きました。
今も行列になっていて盛況のようですね。メディアの取材も多いとのことですが。
新谷さん:実は美味しいお茶を飲む機会って意外と無いのです。
クラフトティーでは数種類のお茶をご用意しているので、次の日に別の味を買いに来てくれた方もいたりして嬉しいですね。
また、クラフトコーラなどの「クラフト〇〇」がブームになっているので、取材依頼も多くいただいています。
今回の出店で目指しているものはありますか?
新谷さん:空の水筒を持って出かけて、出先で飲み物を楽しむという文化が増えていって欲しいです。脱プラスチックにもなりますしね。
クラフトティーでは田舎で作ったお茶を首都圏の方に楽しんでもらうことで、生産者さんとの繋がりを大事にしています。
田舎と首都圏って中々繋がれないのですが、今回の出店を機にもっとチャレンジしていきたいです。
山本:「サブスクリプション」というビジネスモデルに興味を持ってくださるビルオーナーさんが増えてきています。
ですが単なる「月額制サービス」ということではなく、環境問題や生産者の事などのビジネスモデルも伝えていくことに意味があると思いました。
そういった背景を知る事で、ビルオーナーさんは空間をただ貸すだけではなく、課題解決の伴走者の1人になるのだと感じました。
美味しいお茶を飲んで欲しいのはもちろんですが、ニュースタンダードに挑戦している新谷さんを後押ししたいと思ったので、今回お手伝いできたことが嬉しかったです。
今後の展望などはありますか?
新谷さん:まずは店舗を増やしていきたいです。
店舗が増えれば生産者さんからの信用も増えると思いますし。
そして、みなさんに美味しいお茶を飲んでもらいたいですね。