【社員インタビュー】半期に一度の全社表彰式であるIS HEROES!25期下期Be Innovative!賞受賞インタビューをお届けします!
半期に一度、インタースペースで活躍した社員を讃える表彰式“IS HEROES”。半期で新たな価値創造に向けて挑戦をしてきた人に贈られる「Be Innovative!賞」を受賞したのは、子会社である株式会社ストアフロント サービスディベロップメント部 ビジネス企画グループKさんです。
【受賞理由】 自社サービスの獲得最大化に向け、データ分析を駆使し事業成長に大きく貢献しました。分析の可視化により解像度が高まり、営業メンバーの行動変容を促し、月間獲得数は期初比240%と急成長に繋がっています。 定性的な要素が多くなるメディア領域において、定量的な視点を浸透させ、組織の課題解決にも多大なる貢献を果たしました。 ネガティブな思考や発言を一切せず、常に前向きに真摯に取り組むその姿勢は、全社の模範です。
組織の課題解決に向けて常に前向きに、また、部門の垣根を越えて果敢に挑んできたKさんと、上長のYさんに、Be Innovative!賞受賞までの道のりについて伺いました。
―この半期、どんな取組みをしたのか教えてください。
K:インタースペースグループ全体でデータを活用していく方針があり、ストアフロントとしてもその取組みに乗って進めていきたいという認識を持っていました。自社が持つデータを活用するために、まずはどのように可視化し、そこから何が見えてくるのかを把握することに興味がありました。可視化したデータをもとに、上長のYさんや他のメンバーとフィードバックを重ねながら実現に向けて取り組みました。
―今回の取組みにいたる背景・ストアフロントの課題はどのようなところにあったのでしょうか?
Y:運営部門と営業部門の連携を深めたいと考えておりました。一つの目的や課題に対してそれぞれが別々に進める場面も出てくるので、全体を一貫して見る体制をさらに強化することを目指していました。結果、事業における課題が定性的なものになる場合もありましたが、顧客の経営層から現場レイヤーまでが、同じ情報のもと、適切な会話ををするためにはデータ活用が不可欠だと考えていました。
―上長としてはどのような動きを期待していたのでしょうか?
Y:最初にお題だけを提示して、その与えた課題に対して各KPIを分析していってもらうことを期待しました。お題を与えただけですね。(笑)それに対して、さらにデータを掘り下げてもらいました。大枠のデータが整理されたあとは、自発的にその範囲を広げていき、成果を出してくれたことが印象に残っています。いつの間にか、Kさん1人でどんどん分析するデータの領域を広げていってくれ、さまざまな角度、視点から課題を捉えて指示してくれました。
―月間獲得数が240%に達したときの具体的なアプローチを教えてください。
K: まず、この獲得数は自身の成果ではなく、営業チームとの密なコミュニケーションによるものです。私がしたことは、可視化したデータを営業メンバーに共有することで、チーム全体で課題をより把握しやすくしたことです。毎週、分析データをもとに獲得件数だけでなく、月単位のアクションを具体的に掘り下げました。さまざまな要素との関連性の議論などを行い、獲得傾向やパターンを把握、前週・月の変化を共有し合うことに注力しました。
―部として、営業チームとの連携で意識していることをお聞かせください。
Y: 営業メンバーは現場の状況を1番よく把握しているため、こちらからも新たな視点で意見を投げかけることで、会話を深めるようにしています。営業側から、Kさんの視点での意見を求められることがあるので、その際は真摯に答える心がけをしてもらっています。各グループのカラーに合わせて、目標達成に向けて具体的なアプローチを議論し、ディスカッションを通して新しい考え方を引き出し、チームのコミュニケーションの質を向上させています。
―進めるのにあたり、大変だったことはどのような点ですか?
K:基本的には楽しみながら進めてきました。「こういう視点でデータを見たい」といった要望に対し、どのように可視化し現場で活用できる形にするかは常に考えていました。ただデータを提供するだけでは意味がなく、活用方法まで見据える必要があると感じています。全てのデータを整理し、そこから何が言えるのか、どう行動につなげるかが、今後の課題になると思っています。
―過去と現在で感じる変化はありますか?
Y:最近、みんなが定量的に話すようになりました。「解像度を上げる」というテーマが重要になっていますね。私が営業をしていたころは、売上データをもとにピポットテーブルを使っての分析を当たり前にしていましたが、そこから便利なツールを取り入れるようになりました。最近では解像度を意識的に上げることが求められるようになり、定量的なデータを使って、どこの数字が下がったのかをしっかりと議論できるようになったと思います。
―今後に向けて、どのようなスキルをさらに伸ばしていきたいとお考えですか?
K:もともとマーケティング分野で経験を積んでおり、現在もさまざまな業務を行っています。自社サービスの成長と獲得に貢献しながら、その分野での専門性をさらに磨いていきたいと考えています。一言でマーケティングと言っても範囲は広義に渡るため、今後のテーマとしてどのように取り組んでいくかが課題になってくると思います。
―Kさんへの今後の期待を教えてください。
Y: 引き続きデータ分析に力を入れ、そのスキルをさらに強化してもらいたいと思っています。特に、データを活用してチームやプロジェクトの進展を促進し、具体的な行動変容を引き起こすことで、さらなる大きな成果を生み出していくことを期待しています。
Kさんのインタビューを通して、データ可視化と営業チームとの緊密な連携がどれだけ重要であるかを改めて実感しました。特に、定量的な視点で課題を共有し、共通言語を作ることでチーム全体の成果を引き上げる姿勢が印象的です。ポジティブ思考を常に心がけ、周囲に良い影響を与えながら前向きに問題解決に取組む姿勢は、組織全体の成長に欠かせない要素であると感じました。Kさんの手法は、今後も多くのメンバーにとって貴重な学びとなるでしょう。