「インフォバーンって何をやってる会社なんだろう?」「どんな仕事をやっているの?」「入社したらどんな人と働くのかな」。
インフォバーンに興味をもってくれた方たちのそんな声に応えるべく、今回は2021年に新入社員として入社し、現在はエクスペリエンス部門でコンテンツディレクターとして活躍する今田さんのインタビューをお届けします。
就活は人材業界に絞っていたと語る今田さん。そんな彼女がどうして異業種のインフォバーンに興味をもち、自身の「直感を大切にする姿勢」が入社してどのように変化したのか。様々な話を新卒採用担当・松永が伺いました。
「好き」に猪突猛進だった学生時代
―――今田さん本日はよろしくお願いします! まず今田さんがどんな学生だったか教えてもらえますか?
すごく緊張していますがよろしくお願いします(笑)。私は好きなことに向かって直感の赴くままに突き進む学生だったと思います。中学生の時はじめて見た演劇部のパフォーマンスに一目惚れし、勢いで入部してから高校卒業まで6年間活動しました。大学生時代はたまたま見学に行ったアカペラサークルで一目惚れして4年間活動しました。
―――歌と演技が好きだったんですね。アカペラサークルではどんな曲を歌ってたんですか?
いろんな曲を歌いましたね。基本的にはカバーをすることが多かったです。アメリカの『ペンタトニックス』っていうアカペラグループとかを参考に。ジャンルでいうとジャズもやりましたしJ-POPも結構歌いました。私はずっとミュージカル音楽しか聴いたことがなかったので、ジャズとかJ-POPとか今まで触れてこなかった音楽に触れられたのはすごくよかったです。
―――今田さんはアカペラのどんなところに魅力を感じているのでしょうか?
一つは、お互いを信じないと音が“ハマらない”点です。独唱では味わえない、誰かとの共同作業でしか味わえない爽快感、達成感が魅力です。もう一つは「舞台に立つ」ことの緊張感や怖さです。この一見ネガティブな要素があるからこそ、それを乗り越えて演奏がうまくいったときの喜びが大きくなると思っています。
―――なるほど。
私はあんまり人前に立つのが得意じゃないんですよ。緊張してしまうんです。でも、人前で歌ったり踊ったりすると、緊張もありつつ、自分のアウトプットを評価してもらえる気持ちよさ、心地よさがあるのだと学生時代の経験を通して実感しています。
▲アカペラサークル時代の今田さん
―――その経験を経て人前に立つのが得意になったんですか?
いや、今でも全然苦手ですね。苦手なんですけど「怖いけどやってみたらすごくよかった」っていう経験を積み上げてきたので「とりあえずやってみよう!」っていう姿勢が身についたと思っています。
―――素敵な姿勢ですね。そんなアカペラに没頭していた今田さんはどのような就活をやってたんですか?
就活をはじめた当初は人材業界に絞って就活をやっていました。学生時代にジェンダー・スタディーズを学び、多様な人が自分らしく働けるようなお手伝いをしたいと思っていたので。それに加えてメディア系の企業も少し見ていましたね。
―――メディア系の企業を見ていたのは何か理由があるんですか?
学生時代アメリカに留学していたのですが、そこで「メディアと多様性」について勉強していました。そこでメディアの発信を通して様々な価値観をもった人がエンパワーメントされる事例を見て興味を持ったんです。もちろん悪い方向に進むこともありますが、それだけ人や社会にとって大きな影響力を持つ「メディア」というものに携わってみたいと思うようになりました。
―――では人材業界とメディア業界の二軸で就活を進めていたんですね。
はい。とはいえ、当時は圧倒的に人材業界の企業を多く見ていました。人と接することがすごく好きだったので。人材業界であれば、誰かの課題解決を近くでサポートする機会も多いと思っていて、そこがすごく魅力的だと感じていました。
―――では二軸ではなく人材業界を軸としていたのでしょうか。
そうですね。とはいえ最初から「人材業界一本!」と決まったわけではありませんでした。けど、最初に自分なりの軸を設定したほうがその後の就活も有意義に進めることができると感じていたので、「誰かの課題解決をサポートする仕事がしたい」、「誰もが自分らしくいられるような環境作りをしたい」という考えのもとに人材業界をメインに見ていたイメージでしょうか。
「就活で後悔したくない」
―――学生の方々と就活のお話をすると「自分の軸って何だろう」と悩みを抱えている学生さんが多い印象なのですが、今田さんはどうやって見つけたんですか?
それは私も知りたいですね(笑)。私の場合は、今まで直感で何かを好きになることが多かったので、その「好き」の深掘りをしてみました。「どういうところを好きだと思ったんだろう?」を考え、言葉にしてみて、その中で抽出したエッセンスを自分の判断軸にしていった、みたいな感じですね。
―――「好き」を深掘りしていく。
はい。その過程で好きなものの共通点、それこそ「誰かと作り上げる」とか「自己表現ができる」が見つかっていきました。自分が夢中になったものを振り返って言語化することは自分のことをよく知る上で役に立ったと思います。
―――それは自己理解の手段としておすすめできるかもしれませんね。
そうですね。あと、このやり方だと自分の経験に基づいているので説得力のある言葉になると思います。他者から見た私とか、就活っぽい自己分析も大切だとは思うのですが、ちゃんと自分の経験に基づいてることも大切なのではないでしょうか。
―――自分の中で腹落ちしている言葉の方が説得力ありますよね。少し話を戻しますが、人材業界をメインで考えていた今田さんがどのようにしてインフォバーンにたどり着いたんですか?
ちょっと長くなっちゃうんですが……。まず、人材業界ではなくて編集やコンテンツといったメディア業界に就活の舵を切ったのが3月ぐらいでした。インフォバーンの内定をいただいたのが5月ごろなので、本当にギリギリまで人材業界しか見ていなかったんですね。
―――それはギリギリですね……!
3月ぐらいまでは本当に人材業界しか見ていませんでした。メディア業界に興味はあったのですが、どうしてもそこに踏み切れなくて……。自分の中でコンテンツは楽しむもの、自分は享受する側だっていう考えがありました。
―――なるほど。
けど、就活中に新型コロナウイルスが流行りだし、自分の生活スタイルも変わっていく中で「自分が今やりたいことをちゃんとやらないと後悔するな」と思ったんです。就活も自分の悔いのないようにしたい。だったら気になった業界にチャレンジしてみようと思って受けたのがインフォバーンでした。実はメディア系の企業で受けたのはインフォバーンだけだったんです。
―――それは知らなかったですね……。同じ業界の他社は受けなかったんですね。
はい。今思うと危ないことしてますね(笑)。インフォバーンを知ったきっかけは、姉が「こんな会社があるよ!」とおすすめしてくれたからです。当時は会社の説明会もギリギリオフラインで行っていて、オフィスに行ってみたらその雰囲気や空気感にビビっときたんですよね。直感で「ここが好き」って思いました。
―――今度お姉さんに菓子折りを持って行きますね。お姉さんはどんなふうに紹介してくれたんですか?
私がメディアとか編集に興味持ってるって言ったら「それだったらこことかよさそうじゃない?」ってサラッと教えてくれました。
余計なプライドは持たなくていい
―――なるほど。就活は自分が行きたい業界の話を周りにしておくと情報が集まってくるのかもしれませんね。そんなある種運命的な出会いを果たしてインフォバーンに入って、今はどんなお仕事をされてますか?
主にコンテンツディレクターという役割を担うことが多く、オウンドメディアの記事コンテンツを作ったりとか、企業のメルマガの運用などを行っています。
―――充実感を感じる仕事はありますか?
最近、新規提案に参加させていただく機会があったんですけど、そのお仕事が楽しかったです。クライアントの「ユーザーを増やしたい」とか「ECへ遷移させたい」といった要望に対し、その商品を使ってる人をSNSなどでリサーチして、「じゃあこの人たちにはどういうコンテンツが刺さるのだろう?」と考えるプロセスが面白く、取り組む上ですごく充実感がありました。
―――コンテンツを作るというよりも、ユーザーの行動や思考を考え仮説を立てたりすることに楽しみを見出したんですね。
はい。綿密なリサーチと仮説立てなくしてユーザーに刺さるコンテンツは作れないのだと先輩の仕事を見ながら改めて実感しました。リサーチをもとに分析し、ユーザーがどんな人で普段何をしているのか、といったところまで落とし込んではじめて「どんなコンテンツを作るべきか」が見えてくるのかなと。
―――今田さんのこれまでの話だと、「直観を信じる」という素養があったと思います。でも今の話は直観と理論で言ったら理論の方じゃないですか。そこを突き詰める拒否反応みたいなのはなかったんですか。
拒否反応はなかったですが、やっぱり大変でした。ユーザーの行動やインサイトを考えるにしても、それがなぜなのかというロジックが必要で、私は今までそういうところをやってこなかったので。「私が好きだから好きなの!」とジャイアンみたいな考え方で生きてきたんですよ。
―――明るいジャイアンですね。
明るいジャイアンです(笑)。なので言語化をこれまであまりやってこなかったんですよね。さきほどお話した自分の好きなものを「なぜ好きなのか」を深掘りした就活時代の経験が唯一の言語化の作業だった気がします。そこは今のリサーチ仕事に活きてるんじゃないかって思いますね。けど、最初は慣れない作業なので本当に大変でした。
▲「アカペラっぽいポーズお願いします」と無茶なお願いしても快く引き受けてくれる今田さん
―――大変だったエピソードはありますか?
入社後の研修で、ある商品の売り上げを伸ばす試作を考え発表する課題があったんですけど、自分の直感でパパッって作って先輩方に見せたときに「この仮説は違和感がある」「ユーザーの行動と施策の繋がりが見えない」といったフィードバックをいただきまして……。その時に「これまでの感覚的なやり方じゃダメなんだ」と気づきました。
―――良い気づきですね。
それから言葉にする練習を仕事だけじゃなくてプライベートでもやるようにしました。「何で好きなんだっけ?」って一瞬考える習慣がついたと思います。今でもジャイアンですけどね。
―――映画版ジャイアンですよ。
ジャイアンの成長物語(笑)。
―――成長で言うと、入社してから今までいろんなプロジェクトに参加したと思うんですけど、「ここ成長したな」っていうのはありますか?
まだまだできないところばっかりですけど、仕事の姿勢で言うと、まずは人にちゃんと助けを求める姿勢が身についてきたと思います。前まではわからないことが恥ずかしかったり、迷惑をかけちゃうんじゃないかっていう気持ちがどうしても強くて、ギリギリまで課題を抱え込むことが多かったんですけど、この会社の人たちはわからないことを伝えるとちゃんと教えてくれるので。
―――おお。
私が「ここで悩んでいてここが出来ない」と伝えると、自分で考える余地も残しつつヒントをしっかり与えてくれます。それを経て今、自分で考えた上でわからないことがあれば少しずつ聞けるようになっていると感じます。
―――すごくいい話ですね。「成長」って何かスキルを身につけるといった自分の能力を拡張していくイメージがあると思うんですけど、そうじゃなく自分の弱さをさらけ出すというか。
元をたどると私は弱さをさらけ出すとか、出来ないことを認めるとかがすごく苦手で。負けず嫌いみたいなところもあって、それが故に自分で自分の首を絞めて苦しむことがあったんです。けど、この会社は必要な時に手を差し伸べてくれる人がいるし、肩ひじを張らなくても出来るところは認めてくれる環境、風土みたいなのはすごくあるなって思います。なので余計なプライドは持たないように意識しています。
―――いい話を畳みかけてきますね…。最後に学生にインフォバーンを紹介するとしたらなんと紹介しますか。
興味のあることを発信し続ければやれるチャンスがあって、自分の好きなものを大切にできるし、相手の好きなものもお互いにリスペクトできる環境なので、自分らしさを大事にできる会社ですよ。と伝えると思います。これは入社当初から本当にずっと言ってることで、今でも感じてます。
―――自分らしさ大事にしたい学生の方はぜひ、インフォバーンを受けて欲しいと思います。今田さん本日はありがとうございました!
ありがとうございました!
▼その他、インフォバーンのコアな情報(!?)はポッドキャストにて配信中。今田さんゲスト回も更新されましたので、ぜひチェックしてみてください! #13〜#15が今田さん出演回です。器などについて熱く語ってます。