建築事業部 建築営業 主任
2015年入社 武内 貴珠子
新人当初は社会の壁にぶつかり、もがき続けながらも大きく成長。 今では多くのご家族様の家づくりをプロデュースしつつ、新人教育も担うリーダーへ。
人生の節目に役に立てる やりがいを楽しみたい
大分県出身。高校卒業してから関西の大学に進学しました。就職活動も当初はブライダルプランナーに絞っていました。ウエディング業界を志望していたわけです。人々の人生の節目に携われる仕事がしたいと思っていました。ガムシャラに働いて、やりがいを感じるような仕事がしたいと思った時に、ウエディング業界に辿り着いたイメージです。
そんな就職活動の中、たまたま住宅関連の話を聞く機会があって参加していたのですが、これが感動してしまって。(笑) 住まいも人生の節目に携わることができる仕事だなと思えるようになり、心から良いと思える家づくりを提供できる仕事は、とても素晴らしいんじゃないかということで、最終的に住宅業界を選びました。
アイジーコンサルティングは住宅業界の中でも特殊なポジショニングを確立しており、企業の成長性に魅力を感じました。正直、ウエディング業界も住宅業界も「少子化」の影響をモロに受けてしまう業界ですから、将来的な成長を描きにくいのではないかと思っていました。
もっと深く知りたいと思うようになり卒業論文では住宅業界の今後をテーマに。 そこからさらに研究していくと、新築着工棟数は年々減少していますが、建てた後の住まいを守るアフターメンテナンス分野は中古リノベーションや不動産売買と相まって、成長が期待できる状況だとわかりました。 また社会の追い風もあります。カーボンニュートラル社会の実現のために、住まいに関する法律・条例・性能基準なども改正され続け、アイジーコンサルティングの戦略スローガン「forLONG」を待っていたかのような状況が整いつつありました。
よく考えれば当たり前なのですが、ご家族様が家を建てた後も、新しい生活に寄り添っていく、一生面倒を見続けることが販売責任だと思うんです。 アイジーコンサルティングは、建築事業として新築一戸建てを建てるだけでなく、住宅メンテナンスやリノベーション、不動産売買といった住まいを循環させるために多様な事業を展開していますから、むしろこれからが本当におもしろいフェーズに突入するのではないでしょうか。
崖っぷちに立って成長のきっかけを掴め
実は、入社して1年目、2年目は自分でも呆れるぐらいポンコツでした。(笑) 本当に仕事ができなかったんです。努力はできるのですが、要領が悪いので毎日しごかれました。契約内容を間違えた書類を平気でそのままお客様へ渡してしまったり、書類のコピーを渡さなければいけないのに、原本を渡してしまったりと仕事以前のところでやらかしていましたね。そんな状態だから、もちろん受注もいただけないですし、1年目は毎日泣いていましたね。
それでもみんが私に声をかけてくれたり、支えてくれて、見捨てられることは1回もなかったんですよ。 自分でも向いてないのかな、と自信をなくすことも多々ありましたが、その都度きちんと手を差し伸べてくれたことには救われました。アメとムチを絶妙なタイミングできちんと使いわけてもらえている環境でした。そういった環境でなければ私もとっくに退職していたと思います。
そんな先輩方におんぶに抱っこされている日々から一転して、初めて仕事に危機感を感じる状況が訪れました。実は結婚や出産、育児休暇を取得される方が重なり、スタッフの数が通常運転を考えると極端に少ない状況に。これはもう先輩に頼っていてはいけないなと実感させられましたね。実際、所属店舗の営業スタッフは私と上司だけになったので、私がこけると終わってしまうかもしれない恐怖感を感じていました。「なんとかしなきゃ。」と焦りまくっていました。 この状況で私が現状維持ならこの店舗は存続しないよな・・・と身に染みて理解していました。
自分はどうするべきかを悩んだ末、知識を増やしてきちんと自立することを決意。自分自身に足りないものを分析したり、書籍や映像から住まいの知識を蓄え続けるうちに、なぜかご契約をいただくことが増えてきました。 その流れで、ご家族様への提案前の事前準備は量・質ともに高まったのでしょう。事前準備では、既にヒアリングしていた暮らしへの理想をまとめて、間取図面に起こしていくのですが、一言も聞き逃さないようメモしたり、メモを見返す中でご家族様自体も気づけていない暮らしのニーズを文脈から読み取り、かゆいところに手が届く提案を心がけていました。 「ここまで頑張って、ご契約をいただけないなら仕方がない」と思えるほど取り組んだので、その事前準備が自信に変わり態度に表れていたのかもしれません。「この担当者になら任せられるかな」と思っていただけるような提案に変わったのかなと思います。
そんな状況に置かれて初めて自分から勉強し直し、ガムシャラに仕事に打ち込んで振り返ると年間最多契約数を獲得することもできました。 上司も、「今この状況でできることをきちんとやっていこう」ぐらいで、大きく見守ってくれていたので動きやすかったのもありましたね。私もきちんと数字には向き合っているので、その辺りは信用していただけているんだなと実感することも嬉しかったですね。 「こういう時こそ、会社を見るな。お客様を見ろ」という様に、私たちの基本姿勢を忘れず行動する大切さを伝えていただくことが多かったように思います。
しんどい時こそ、自分のことではなく、ご家族様のこと、周りの仲間のことを想うチームです。 絶対ご家族様を裏切らない。この想いをチームで大切にしようと思った時に、まずは会社をきちんと存続させなければ本末転倒だと思っています。潰れさせてはならない。きちんと利益は出す。利益も出せなければご家族様へ付加価値を提案できる会社を維持できませんから。こういったスタンスは事業部関係なく皆さん強く持っている会社です。
良い休暇が良い仕事をつくる
仕事にきちんと向き合うためにも、仕事以上に趣味やプライベートは大切にしています。アイジーコンサルティングにはリフレッシュ休暇といって、連続した10日間休みがあるのですが、これを利用して必ず海外旅行に行きました。お金があれば良いのではなく、時間の充実や体験の充実も含めて存分に楽しめるような生き方を選択できることが大切だと思います。
ですから自分自身の成長の為には、きちんとお金を投資するべきだとは思います。楽しんだ体験価値もそうですし、勉強でもそうですが経験は必ず成長の栄養素になると思っています。ですから無理してでも一流のレストランで接客を味わって感動してみたり、思い切ったオーシャンビューの角部屋でその空間価値を値踏みしてみたり。幅広い経験を味わって欲しいと思います。私のように貯金が全く貯まらないことは真似してほしくないですけどね。
そして、その見聞を仕事に活かして、自ら仕事が楽しいと思える状況にすること。1日の大半を費やす仕事が楽しくないと始まらないんだと思います。毎日泣いた時期もありましたが、それでもこの会社と仕事を選んだことは間違ってはいなかったと感じています。 落ち込むこともありますけど、その分だけ悩み、考えた先にご家族様の喜ぶ姿に辿り着けるので、やはりやりがいある仕事と思えるかどうかが一番大切ではないでしょうか。自分が何のために働いてるのかを、きちんと理解した上で働けることが、働き方としては一番、健康的だと思います。
最近というわけではありませんが、社内で私と良く遊ぶお姉ちゃん的存在が二人います。もう心の拠り所です。実は社会人になって7年が経つのですが、未だに社外の新しい友達がいないんです。その二人だけでなく、同じ会社のメンバーと遊ぶ予定で休日が埋め尽くされるんです。先輩、後輩で私のプライベートが成り立っちゃっているんですよ。
正直、このご時世はプライベートにまで会社の人間関係を持ち込むのを嫌がる風潮もあったりするじゃないですか。だから、私は真逆かもしれないですね。もちろん空気は読むようにしますが、実は私を誘ってくれる一番の後輩は今年の新入社員だったりします。一人暮らしが多いですから、みんなで集まりましょうと声をかけてきてくれますね。ステレオタイプに惑わされず、これから入ってくるみなさんとも仕事もプライベートも楽しめたら嬉しいです。
自分で言うのも恥ずかしいのですが後輩からキャラ扱いされちゃうんですよ。良く言うと、話しかけやすいとか愛嬌があると言うのでしょうか。新入社員の役割はフレッシュさと元気をチームに与えることだと思うのですが、その役割を今でもこの組織で担うようにしています。
ちょうど組織の社歴で中間に位置するからこそ、その役割を私が担い続けていると、組織隅々までその雰囲気が届くんです。そんな雰囲気作りは誰に頼まれるわけでもなく心がけています。
アイジーコンサルティングを選んだ理由は2つありました。一つは単純に人が良かったっていうのが大前提です。盛ったり、嘘をついてないなと感じました。多くの企業説明会に参加する中で、実態とはかけ離れて良く見せようとしているように感じる企業さんもありましたが、アイジーの社員さんは裏表がなく、普段通りの印象を感じました。 今の上司にあたる方も当時の説明会にいらっしゃったのですが、キラキラしているように見えましたし、それは入社後も変わりませんでした。上下関係や、性別、経験差など関係なくお互いの考えを受け止める姿勢を持っている会社だと思います。
それは社内のことだけでなく、社外のご家族様のことはもちろん、家を建てていただくたくさんのパートナーさんそれぞれと、対等に意見をぶつけ合うことができる関係性がある会社だと感じています。 そして何よりご家族様の住まいがもっと良くなる為ならば、先輩後輩関係なく意見を聞いてくれる。アイジーコンサルティングは社内を向いて仕事をせず、ご家族様を大切にしてる人たちが本当に多いと思います。
そんな仲間と一緒に、ご家族様に対してどのような家づくりを提案しようかと突き詰め合って考え合うので、それがとても楽しいなと思っています。