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芸能人着用衣装の問い合わせ殺到から誕生したDX 事業を開発・運営するアイエントの創業ストーリー

OMO(Online Merges Offline)ソリューションによる DX を推進するアイエント株式会社は、代表取締役大森智人が2011 年 3 月に設立し、 2021 年 3 月で 10 周年を迎えます。

創業時、代表取締役の大森が立ち上げた最初のサービス、芸能人着用衣装が見つか るコミュニティサイト「コレカウ」誕生の話をしたいと思います。

写真: アイエント代表取締役大森智人(真ん中) 2013 年 11 月 クライアントカンファレンスにて

芸能人の着用衣装が見つかる「コレカウ」誕生

サービスが始まったキッカケは、某テレビ局プロデューサーから聞いたドラマ放映後の視聴者からの反響の話でした。

テレビ・ドラマの放映直後から、出演しているタレントが着用した衣装の問い合わせが殺到するのだが、テレビ局では「どの番組で、どのブランドを、誰が着ていたか」という情報は管理できておらず、ほんの一部の情報しかありません。問い合わせに対応するために担当者が設置されるが、ほぼ答えられない状態だ、という事態でした。
この事実に衝撃を受けたと同時に、そこに需要があると知った大森は、ユーザーがテレビ・ドラマや映画で見たタレント衣装の「誰が」「どのブランドの」「どの商品を」「どの番組で」着用したかの情報がわかり、販売サイトからそのまま商品を購入できるというサービスを作りました。

テレビ・ドラマ終了後1時間以内に掲載することで、Yahoo!やGoogleから「タレント名+衣装」「ドラマ名+衣装」での検索流入を高確率で獲得することができることがわかり、鮮度の高い衣装情報の掲載をタイムリーに行う運用に固まりました。

しかし!
クローズドな衣装情報を集めるのは大変・・

そこで誕生したのが、「STYLIA (https://stylia.korecow.jp/about/)」です。

オンラインプレスルーム「STYLIA(スタイリア)」誕生

衣装選定には、「スタイリスト」というファッション業界のプロがキーパーソンであり、スタイリストのリース業務を助けるサービスを提供し情報を蓄積しようと考え、日本プロフェッショナルスタイリスト協会設立初期メンバーであり、テレビ界スタイリスト先駆者の西ゆり子さんご協力の元、翌年2012年にオンラインプレスルームを立ち上げました。現在では、700名を超えるスタイリストが登録しています。


写真:前列左から、スタイリスト石橋瑞江氏、大森智人、スタイリスト西ゆり子氏、スタイリスト上井大輔氏

このサービスは、アパレルメーカーとスタイリストのマッチングを実現し、オンライン上で衣装貸し出し(リース)を行うことで必要な情報が蓄積されるという仕組みになっています。

これまでのスタイリストの仕事は、店舗のプレスルームに衣装を探しに行き、借りた衣装を抱えて撮影現場まで持っていくという流れが主流でしたが、オンラインプレスルーム「STYLIA」では、ECで買い物をするように商品サンプルをオンライン上で閲覧でき、リース依頼をスマホから完了することができます。また、重たい衣装を持ち運ぶことなく配送でレンタルが可能になり、スタイリストの仕事にかかる工数が大幅削減。

また、スタイリストがリースをして実際に着用された衣装データ「誰が」「どの番組で」「どのブランドの」「どの商品を着用するか」といった情報は、全て紙伝票で管理されていたところ、オンライン上にデータとして蓄積されるようになり、アパレルメーカーからはPR実績の管理、MDのマーケティング利用として活用いただく簡潔なサービスです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する事業

アイエントのサービスは、全てがDX(オンライン化で人々の生活を豊かに)を目的としています。
これは、大森の前職である、製造業のリードタイム短縮を掲げた株式会社インクスや、楽天株式会社での「仕組み化」「見える化」「デジタル化」の考え方が活かされています。

昨年リリースした、訪日外国人が免税での買い物をオンラインで注文し、ホテルや空港で受取れる「TaxFreeOnline.jp(https://www.taxfreeonline.jp/pr/seller) 」


SaaS型店舗伝票レスシステム「POPPO (https://e-poppo.com/pr/) 」にも通じています。


DX化のキーワードとして


「Paper less (環境対策)」「︎Touch less(非接触化)」「Time less(時間短縮)」を掲げ、withコロナや収束後も、安心して便利に使っていただけるITソリューションを今後も提供していきます。

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