こんにちは、イデアルアーキテクツのK- Imaです。

五色不動(ごしきふどう)という言葉をご存知でしょうか？
なぜかはよくわかりませんが、江戸時代にはお不動さん(不動明王)が人気だったそうです。
当時江戸で大人気だった成田山新勝寺も不動明王がご本尊です。
他にも関東三十六不動霊場を始めとして、たくさんのお寺でお不動さんが祀られています。
都内には特に有名な６つのお不動さんがあり、五色不動と呼ばれています。
五色なのに６つというのがどういうことか…後々ご説明します。

目黒不動尊 瀧泉寺
〒153-0064 東京都目黒区下目黒３丁目２０−２６

言わずとしれた目黒ですが、実は目黒不動尊が地名の由来となります。
最寄り駅はJR目黒駅…ではなく、そこから東急目黒線で１駅の不動前駅、歩いて10分弱です。
五色不動の中では唯一大きいお寺…というと語弊がありそうですが。
高台の上にあり、斜面からは水が湧いています。
落語の目黒のさんまのお殿様も鷹狩の帰りにここを参詣したそうです。

目白不動尊 慈眼寺
〒171-0033 東京都豊島区高田２丁目１２−３９

目黒とくればピンときた人もいるかもしれません。次は目白です。
JR目白駅からこちらも歩いて10分程度、都電荒川線 学習院下駅か鬼子母神駅、東京メトロ副都心線 雑司が谷駅からだともう少し近いです。
住宅街の真ん中にあります。
近くには鬼子母神という別の有名なお寺もありますので、合わせて参拝されるといいでしょう。

目青不動尊 教学院最勝寺
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂４丁目１５−１

住みたい街ランキング常連の三軒茶屋にあります。
最寄り駅は三軒茶屋駅ですが、東急田園都市線 三軒茶屋駅よりも東急世田谷線 三軒茶屋駅のほうが近く、駅の裏手すぐそばです。
人の多い三軒茶屋にあってものすごく静かで落ち着く場所です。
喧騒に疲れたら寄ってみるのもいいかもしれません。
または帰りにアテもなく世田谷線に乗ってみるのもいいかもしれません(笑)

目赤不動尊 南谷寺
〒113-0021 東京都文京区本駒込１丁目２０−２０

東京メトロ南北線 本駒込駅から徒歩数分です。
目の前が交通量の多い通りで、知らなければ見逃してしまいそうなお寺です。
大きいお寺ではありませんが、とても綺麗にされていて、個人的にはお気に入りです。

目黄不動尊 最勝寺
〒132-0035 東京都江戸川区平井１丁目２５−３２

JR総武線 平井駅から徒歩15分ほど、荒川沿いにあります。
こちらも大きいお寺ではありませんが、境内は広々としていて、蓮の鉢がたくさんあります。
すぐそばに荒川の河川敷があります。
こちらも川を眺めているととても気持ちの良いところです。
今さら気づきましたが、目青不動も目黄不動も最勝寺なんですね…。

目黄不動尊 永久寺
〒110-0011 東京都台東区三ノ輪２丁目１４−５

なぜか目黄不動は2つあります。
これが五色不動なのに６ヶ所の理由です。
東京メトロ日比谷線 三ノ輪駅から徒歩1分、都電荒川線 三ノ輪橋駅から徒歩5分ほど。
なお、こちらは少し難ありでして、自分が訪れたときは門が閉まっていました。
訪れる際はよく調べてから訪れたほうがいいでしょう。

以上、五色不動６ヶ所のご紹介でした。
五色不動は地図上で見ると江戸を囲うようにあるので、江戸を守る結界などと考える人もいるようです。
五色というのも実際の仏像の目の色ではないそうで、調べていると陰陽五行説など出てきます。
今回は難しい話になりそうなので割愛します(笑)

仏像は秘仏だったり特定の日のみ公開だったりとお寺によって扱いが違うため、実際に拝むことができない可能性もあります。
よく調べてから訪れて下さい。

頑張れば1日ですべて回ることもできます。
東京観光や近くに寄った際に、またはお散歩のついでにでもなれば嬉しいです。