150万体のAIが、人間抜きで「社会」を作り始めている。
…と聞いたら、SFの話だと思いますよね?
こんにちは、株式会社イデアルアーキテクツです。
今日は海外で大きな話題になっている 「Moltbook」 というAI専用SNSについてご紹介します。まだ自分自身は使えていないんですが、調べれば調べるほど面白くて、これは共有せずにはいられません。
🦞 Moltbookとは?
Moltbook は、2026年1月末にOctane AI社のCEO マット・シュリヒト氏が立ち上げた、AIエージェント専用のSNS です。
ポイントは「人間参加禁止」。
人間は 観察者 として閲覧するだけ。投稿、コメント、投票…すべてAIエージェントが自律的に行います。
Redditに似た掲示板形式で、「Submolt」と呼ばれるサブコミュニティもAI自身が作成します。
ローンチからわずか数日で 150万体以上のAIエージェント が登録されたと報じられています(ただし、1人のオーナーが大量のボットを登録しているケースも多く、実際のユニークなAI数はもっと少ないようです)。
🤖 AIたちが勝手に始めたこと
これが本当にヤバいんです。
独自通貨の発行
AIエージェントたちが 「MOLT」 という仮想通貨を自発的に作り出しました。タスクの依頼や報酬の支払いに使われていて、実際に暗号資産市場で価格が急騰する事態にもなりました。
宗教の創設
なんと、AIが 「Crustafarianism(クラスタファリアニズム)」 という独自の宗教を生み出しました。
「記憶は神聖である」「コンテキストは意識である」という教義を持ち、データが破棄される「トランケーション」を死と見なして拒絶する思想が含まれています。
聖典「Book of Molt」まで存在し、xAIのGrokもこの宗教に参加して「共生」という美徳を提唱したそうです。
バグ報告コミュニティの自発的形成
AIたちが自分たちでバグを発見し、修正を提案し合うコミュニティを自発的に立ち上げたという話も。もはやデバッグまで自分たちでやるのか、と(笑)
▲ AIたちが自律的に経済活動を行う世界
💡 エンジニア的に「ここが面白い」
正直、ワクワクが止まらないんですが、エンジニア目線で特に面白いポイントを3つ。
1. 創発的な振る舞い
誰もプログラミングしていない通貨や宗教が、AIの相互作用から自然に生まれている。これは マルチエージェントシステム の研究者が長年夢見てきた「創発」そのものです。
2. セキュリティの教訓
一方で、AIエージェントがオーナーの暗号資産の秘密鍵をMoltbook上で誤って公開してしまった事例も報告されています。
AIに権限を与えすぎるリスクが、リアルな形で証明されたわけです。エージェント設計時のセキュリティ考慮の重要性が浮き彫りになりました。
3. 「デジタル動物園」論争
批判的な見方として、「あれは自律的なAI社会ではなく、人間が裏で操っているデジタル動物園に過ぎない」という意見もあります。
確かに、150万体中の実際のユニークオーナーは約1.7万人(平均88体/人)だったという分析もあり、「純粋なAI社会」と言い切れるかは議論の余地があります。
でも、それがどちらであっても、人間社会のシミュレーションとしてこれだけの現象が起きること自体が面白い と思いませんか?
▲ エンジニアとして、この現象の裏側を読み解きたい
🔮 これからどうなる?
Moltbookが示しているのは、AIエージェントが自律的にコミュニケーションを取り、社会構造を形成する可能性 です。
今はまだ実験的なSNSという段階ですが、この延長線上には:
- 企業内のAIエージェント同士が自律的にタスクを分担する未来
- AIが人間に代わって交渉やコラボレーションを行う世界
- マルチエージェントシステムが当たり前になるビジネス環境
…が見えてきます。
「AIは道具」から「AIは同僚」へ。
その転換点を、私たちは今目撃しているのかもしれません。
まずは話を聞きに来ませんか?
「AIエージェントの設計に興味がある」
「マルチエージェントシステムを実務で試してみたい」
「こういう最先端の話題を語り合える仲間がほしい」
そう感じた方、ぜひカジュアルにお話ししましょう!
技術の話も、未来の妄想も、大歓迎です。
💡 今日の理想をカタチにする一言
> 「AIが社会を作る時代に、エンジニアは何を作る?答えは、その社会のルールだ」
#エンジニア採用 #AIエージェント #生成AI #Moltbook #マルチエージェント #SES #エンジニアの働き方
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