さて今回は、『C#の歴史』についてご説明していきます。そもそもC#(シーシャープ)とは、JAVAやPHP、Perlなどと同じ、プログラミング言語の一種です。今なお需要の大きいC#ですがこれまでの歴史を知ると、より一層、その将来性を感じていただけることでしょう。「C#に興味がある」「最近、C#を勉強し始めた」といった方々は必見です。それでは早速参ります。
既存言語の欠点を解消するために生まれたC#
C#の誕生は比較的最近です。2002年に正式リリースされたばかりの、新興言語といえます。この言語の生みの親は、アンダース・ヘルスバーグ(Anders Hejlsberg)氏。こちらの方はデンマーク出身の、ソフトウェアエンジニアです。その他にも『Turbo Pascal』という統合開発環境の、原作者でもあります。
聞きなれない言葉が並んでいるので、簡単に触れますと『Pascal』とはプログラミング言語のことです。C言語と同じALGOLの流れをくんでいます。この言語は、構造化プログラミング(個々の処理を小さな単位に分解し、階層的な構造にしてプログラミングすること)に適していると言われています。統合開発環境とは、コンパイラやテキストエディタ、デバッガなどを、一つにまとめて行える便利なモノを言います。
さて彼は1996年に、かの有名なマイクロソフト社へ移籍しました。その頃に開発された言語がC#。つまりは広く言うと、C#はマイクロソフト社が作った言語ということです。
名前からも想像ができる通り、C#はC言語をベースに設計されています。そのC言語の特徴としては、何と言っても汎用性の高さが挙げられるでしょう。現在でも業務用システムや、フリーソフトウェア開発など、非常に幅広い場面で利用されています。
その有用性の高さは、誰もが認めるC言語ですが、一方でオブジェクティブ指向の考え方が存在しないという問題も抱えていました。その問題を解消しようと試みたのが、C#の開発に乗り出したそもそものきっかけです。何故そのようなことをする必要があったのか。それは、当時の時代背景が大きく関係しています。
インターネット革命が巻き起こっていた、C#リリース当初
お伝えした通り、2002年に正式リリースとなったC#。その前後は、まさにインターネットが爆発的に普及している時代でした。
IDES開発技術学会の『世界全体のインターネット普及率とパソコン設置台数の将来予測(2012)』によると、1990年ではアメリカでのインターネット普及率は………
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