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開発チームに聞く、多様なメンバーと仕事の面白さ、これから目指すこと

iChainのメインサービスの一つ、iChainBase。保険会社向けの業務管理システムで、2020年7月に稼働を開始しました。ベンチャーにおける業務システムの開発とはどのようなものなのでしょうか。今回は、開発メンバーの方々に、具体的な業務内容や仕事の醍醐味などについてインタビューしてきました!

顧客の業務を設計する、という意識が必要なんです

ーー今日はよろしくお願いします!バラエティに富んだメンバーですね。

吉良:そうですね。年齢が20代、30代、60代とかなりばらつきがありますし、経歴もバラバラです。こんなバラバラだと話が噛み合わないとかありそうですけど、そんな風に感じたことはないですね。

津野:定例のミーティングがあるのと、Slackでいつでも連絡をとれるので、開発レビューの確認や困ったことの相談はすぐできるし、チームで仕事している感覚があります。特に私は保険会社を経験してないので、保険業務について聞きたいことをすぐ教えてもらえるのは助かります。

岡田:ベンチャーだからというのもあるけど、毎日いろんな刺激があって楽しいですね。伝統的な開発手法しかやっていなかったので、現代的なやり方を取り入れようとしたり、新しい言語やフレームを使ったり、新しい業務にも挑戦したりと、毎日忙しく楽しく仕事できています。


吉良夏樹さん。会社最年少の27才。大学卒業後生命保険会社に入社し、保険金支払業務や業務企画に携わったのち、iChainに参画。エンジニアとしては新米だが、誰よりも長くiChainBaseに関わり、だれよりもiChainBaseを愛する。

ーー普段はどのように働いていますか?

津野:基本はリモートワークです。私はオフィスに行くことは月に数回でしょうか。協力会社もいるので、チーム内でのコミュニケーションはかなり頻繁ですね。

岡田:チーム内では業務を分担しながらやっているので、作業レベルでは個人で業務をしています。ただ、それをシステム本体に結合するので、お互いの開発状況を確認したりフォローしたりします。我々のシステムは一体となって稼働しないと意味がないですから。

吉良:僕らは受託開発をしているわけではないので、言われたことだけをやるわけにはいきません。顧客の業務を設計する、という意識が必要なんです。僕らが提供するのはシステムではなく、システムを使った業務です。開発はチームで分担しても、業務としては関連するので相互のフォローが重要で、独りよがりな開発にならないようにしています。

ーー顧客との関係性が重要になりそうですね。具体的にはどのような業務になるのでしょうか?

吉良:見積もりの作成など営業の段階から関わることもありますが、契約した後から業務が本格的に始まります。顧客と打ち合わせをしながら要件定義と設計をして、コーディングを協力会社にお願いします。テストは自社でも行いつつ、顧客のユーザテストの支援まで行います。

岡田;このシステムは保険会社の業務全てを支えるものになるので、契約の申込、契約内容の照会、保険金支払の管理、保険料の収納、代理店の管理など、多岐にわたる機能の開発を行います。

津野:顧客によっては機能の一部だけを提供するケースもあります。保険申込の際に反社チェックを行うのですが、弊社のシステムではこれを自動化しています。これは弊社だけで提供しているサービスなので、この機能を提供して欲しいという顧客もいらっしゃいます。

吉良:開発自体はオーソドックスだと思います。使っているのはPHPにLaravel、Javascriptなど。

岡田:業務システムなので、バグを出さない、堅牢な作りにするというのが大事なので、まずは最新の技術に取り組むというよりは、手堅い仕組みにという発想です。保険業務経験者が多いので、随時レビューしながら確認しています。ここは自社開発の強みですね。

津野:エンジニアで保険に詳しい人は少ないし、ましてや保険業務に詳しい人はいないので、保険の開発ができるというのはめずらしい会社ですよね。

次は新世代のシステムへ進化させるという大仕事が待っています

津野恭平さん。モーターメーカーにて営業として勤務後、プログラマーとしてiChainに入社。エンジニアとしては1社目かつ金融業は初めてだが、iChainBaseの機能開発を担当し、日々多くを学んでいる。

ーー業務システム固有の考え方があるのですね。そのなかでの醍醐味はなんですか。

吉良:やはりファーストリリースの時はすごい達成感がありましたね。構想から2年かかり、十分なリソースもない中で作り上げたので、感慨深いものがあります。

岡田:私も長く関わる中で、だんだん出来上がっていくのをみるのは楽しかったですね。自分の経験を伝えてそれがプロダクトに反映されていくのはおもしろいですよ。あと、スタートアップの環境も刺激的で、組織ありきの環境とくらべて自由で裁量が大きい。

津野:どういう機能にするのか自分で考えて自分で実装できる、というのはとても楽しいですよね。行き詰まる時もありますけど、それをチームで話し合いながら解決していけます。自分たちで決められる、やれるというのは重要ですね。


岡田弘幸さん。エンジニア一筋40年、保険業は20年という大ベテラン。保険業務の圧倒的知識とシステム開発の圧倒的経験をもつ。ひょうひょうとした性格でチームの兄貴分。

ーー自社開発の強みですね。今後はどのようなことに取り組んでいきますか?

津野:ひとまずは残課題の開発と実装ですね。それを早く片付けつつ、実際の使用感を顧客から聞いて改善していきたいです。ユーザーから直接声をきけるので、意見を聞いて機能改善をしていきたいですね。あと保守運用も始まるので、効率的な運用の方法について考えていかないとですね

吉良:せっかく自動化を進めているので、AIをくみこんで人がいなくても業務を回せるシステムにしたいです。内製で顧客の声に対応できる体制が完成すればその取り組みも予想より早くできるようになるかもしれない。

岡田:後藤さんからはブロックチェーンを使ったシステムへのアップデートとかを検討するように言われていて、えらいこっちゃとおもっています。笑 まずはベーシックなシステムができたので、次は新世代のシステムへ進化させるという大仕事が待っています。

ーー最後に、どんな人と働きたいか教えてください。

吉良:え、なんだろう。積極的にキャッチアップする人でしょうか。

津野:コミュ二ケーションを取りやすい人とか?

ーー雑ですね。笑

吉良:実際は大変なことが多いんです。プロジェクトを管理・推進しつつ開発を進めるので、工程管理はすごい労力がかかる。上流工程は保険業務に特化しているので、保険経験者じゃないと厳しい場面もある。やらなきゃいけない範囲も広くて、急にタスクが降ってくることも多い。ベンチャーあるあるですね。

岡田:保険の業務システムを汎用機ではなくwebでサービス提供するのは、あまり前例が多くない。つねに頭を最新にアップデートしながら開発を進めなくてはいけないしね。

津野:できないこと、不便なこともあるけど、制約の中でやれることを考えられる人、前向きに進める人であって欲しいなと思いますね。

岡田:待ちの姿勢にはならないで欲しいですね。待っていても何もあげられない。保険は知らなくていい。学べるから。開発で失敗してもいい。フォローできるから。でも前に進む気がない人や行動できない人を待つことはできない。ぼくらも前に進まなきゃいけないから。

吉良:お客さんからするとサービス形態とかどうでもいいと思うんです。そのお客さんって保険会社だけじゃなくて、保険契約者も含まれます。保険契約者の体験を想像して、保険会社の業務を考え抜いて、それをシステムで実現したいと思える人。そうやって顧客の方に向かって一緒に必死になれるひとと一緒に働きたいですね。


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