【社員インタビュー】自由にPRするぞ企画 No.4:小松 /デザイナー 入社5年目
▼長野県出身
▼2019年 IBJ入社
2022年 デザイナー組織化に参画
▼趣味/お休みの過ごし方
散歩やキャンプ
何もしないでぼーっとする時間をいかに作るか、をテーマに過ごしています。
▼ひとこと
・座右の銘:やらぬ後悔よりやる後悔
・夢:こいつに任せればだいたいうまくいくであろう的な男になりたいです。
面接官に言われたキツイひと言が、自分の目を覚まさせてくれた
北野)デザイナーになられて、どのくらいなんですか?
小松)新卒で入社して、丁度4年が経ちまして、今年5年目に突入しました。
北)最初からデザイナー希望だったのですか
小)そうですね、僕はデザイナー希望で入社して、ずっとデザイナーの仕事をしています。
北)新卒でIBJを選んだきっかけを教えてください。
小)そうですね、IBJを受けたのは、自社サービスを持っているところとか、あと、なんとなく社会貢献してるイメージのところを探していたからなんですが、入社したい!と思ったきっかけは、面接官の方に言われたひと言ですね
北)面接官のひとこと、、、もう少し詳しくお伺いしてもよろしいですか?
小)面接のときに「お前、覇気ねーなー!」って言われたんですよ(笑)
北)え?え?
小)まぁ、それは冗談ですが「君、若いのに覇気がないね」って、まさか面接官に言われたときは
頭をガツンと殴られた感じでした(笑)
丁度その頃、絶賛就活中だったんですが、なんというか、もう面接受けすぎちゃってて
ある程度面接疲れというか、慣れてしまっていたというか、気づかないうちにマヒしていた、
というか、、、。
北)それを見抜かれてたんですよね
小)だから、言われたときは「うわーっ」みたいな…ちょっと目を覚まさせてもらった感じでした。
北)そんなことがあったんですね、その時の小松さんが感じた「うわーっ」ていう感情、もう少し具体的にお聞きしてもいいですか?
小)そうですね、なんというか、この人すごいなと感じました。自分も分かりやすかったかも知れませんが、まさか大人になってから赤の他人にそんなことを言われるなんて衝撃でしたし、恥ずかしかったし。
でも、親心を感じたというか、本来なら自分みたいな学生も多くいただろうし、そのまま不採用にされても良かったかも知れないのに、このままじゃだめだよ!って救ってくれたというか、有難かったですね。
やばい、俺これじゃダメだ!って率直に思いましたから(笑)
北)確かに、インパクト大でしたね(笑)
それがきっかけだったとは知りませんでした。
うちの面接官もいろんな個性の方が多いですよね
確か、小松さんを担当したのは人事部の佐藤友美さんだと思いますが、彼女は世話焼きさんで、面倒見が良くて、何でも相談できちゃう雰囲気だし、入社後も多くの人に慕われていますね。そして、叱るときも本気(笑)正面から向き合う性格なので、ちょっと昭和っぽいんですが、人情派ですよね。シンプルだけど真実を小松さんに伝えたかったのだと思います。
現在、彼女は人事部長になってしまったので、採用に直接は関わらないのですが、マインドを引き継ぎつつ、いろんなスタッフが面接対応していますね。
小)自分が思ったのは、短い時間なのに自分のことをある意味真剣に諭してくれるような人、気づいてくれるような存在がある、というこの会社に興味が沸きましたし、その上で自分の就活の軸であった「人の心を動かす仕事に就く」という原点をもう一度ちゃんと見極めたい、と感じさせてくれる出来事でした。
さっきもお話しましたが、やはり就活を繰り返す中で、何をやりたいか、とか
何が自分にとって大切か、というポイントを見失っていたわけで、それを佐藤さんのひとことで気づかされた、というか。
北)気づけて良かったですね!
因みに、小松さんが軸にしていたポイントについてですが、その理由を教えてもらえますか?
小)自分は、もちろんデザインがやりたかったんですけど、人の心に響く、人の心に何かしら影響を与えるものをつくりたかったんです。
その原点は、高校時代からずっと続けていたバイトに由来しているんですが、なんというか、人の心を震わせるすごいな、と思う瞬間が何度もあって。
北)それ、どんなアルバイトだったんですか?
小)結婚式場の配膳です。
北)結婚式場の配膳、、、ですか(;・∀・)
小)そうなんですよ、まぁ仕事自体は毎週のように開催される結婚式で、ひたすら配膳する係です。
それをなぜ何年も続けていたか、というと・・・
結婚式の最後の方で、新郎新婦が読む親への手紙的なもの、あれ、毎回泣けるんですよ
バイトの身分で言うのもなんですが、新郎新婦は今日初めてあった人達だし、なんなら披露宴は1日3組とかあるし、、、
でも、一人として同じエピソードはない!
文章も決して上手とは言えないものも多いし、読んでる最中にだいたい泣き出しちゃうし
内容も、恥ずかしかったり、後悔だったり、謝罪だったり、暴露だったり…
でも、でも最後は感謝の言葉で胸がいっぱいになって、涙が溢れてる
何だか知らないけど、そこに本物のドラマがあって、自分、毎回泣けてたんですよね
よくも毎回、泣けるな、と思いつつ、なぜか泣ける
そして、それを客観的に考えてみたときに、人の感情を揺さぶるものって
すごいことだな、って。
でも、結婚式場に就職したいわけでもないし、いろいろ考えて人の心を動かす仕事に就きたい、となったわけです。
北)確かに、知らない人のエピソードなのになぜか泣いちゃいますよね、あれは、、、、
それをIBJで実現したい、出来る!と思われたのはなぜですか?
小)面接官に話を聴いた時、IBJでは自社サービス、それも婚活のサービスを多数展開していて、それに関するwebサイトもアプリもすべて自社で制作・デザインをしていると知ったんです。そして、それだけでなく、すべてのサービスを担当している事業部スタッフと協力しながら創り上げていく、と言うところに大きな魅力を感じました。
北)というと?
デザインの仕事は接客業だと思う。相手とのコミュニケーションが何よりも大事だと思うから。
小)僕はデザインの仕事も、結局は接客業だと思っているんです。
デザインする側の満足だけで好きなものをつくればいいわけではなく、必ずそこに相手の意見というか存在が必要になる。
デザイナーとして素晴らしいものを創り上げたい、と言う前に、クライアントの希望を満たしたうえで、期待を上回るデザインをし、それがお客様の心を震わせて、最終的には商品を手に取ったり、サービスを利用するという結果に結び付く。。。
結婚式場で働いていたからこそ、あの最後の感動の手紙に行きつくまでの工程はかなり大変だし、1人では成り立たないのが仕事だということも学べたかな、と思います。
だって、結婚式ってやりたい人がやるものだし、どんな式にしたいかを予算とイメージの折り合いをつけながら決めていくでしょ。でもやる側だけの希望がもりもりだと、招待客にとってはTooMachだったりするわけで、、、。
招待する側もされた側も感動する最後の手紙が救いだったけど(笑)
やっぱりお互いがハッピーになるためには一方通行じゃダメなんだな、と。
北)だから接客業、なんですね
小)そうそう、お互いに言葉や文字を駆使して、コミュニケーションを取りながら創り上げていく、
そんな仕事こそがデザインの仕事だし、まぁすべてのwebの仕事も本来はそうでなくては、と強く感じています。
だから、仕事をする上ではユーザーであるお客様を思い、それを扱う事業部のスタッフと何度も話したり具体的なイメージのすり合わせが出来る、IBJでの仕事にワクワクしたんですよね。
北)小松さんの仰っていること、わかる気がします。私たちからすると、デザイナーさんへイメージを伝えたつもりでも、全く違うものが出来上がってきたり、素敵な時もあるんですが、違うよ~これじゃないよ~ってこともありますもんね。本当にコミュニケーション、大事です。それを接客業と例える小松さん、頼もしいな、と思います。
小)自社内で制作していると、その意見をしっかり聴けることも貴重だし、自分の会社のサービスだから、自ら研究しながら掘り下げられるし、大変だけど充実していますね。
とはいえ、4年もやっていれば、慣れてきてしまうので、近頃は定期的に振り返りの時間を設けるようにしています。後輩も増えてきましたし、そんな機会を定期的に設けるようにしています。
北)というと?
小)好きなデザインの仕事がしたいのか、好きなことをするためにデザインの仕事を頑張るのか、仕事を頑張っている自分が好きなのか、その基準は人それぞれですよね。時間の経過でも変わるし、立場やポジションによっても変化する。そしてすぐに忘れちゃうんで(笑)
北)振り返りはどのようにやっているんですか?
小)まずは言葉にする、つまりはなしますね
話しているうちに、その都度その都度、いろんな思いがあふれたり、モヤモヤしていたものが整理されたりするんですよね。
上司との1オン1は必須ですが、後輩とも良く話すようにしています。
北)フィードバックの機会というか、コミュニケーションの場を意識的に設けることが振り返りに繋がるということですか
小)実は、自分が入社したころは特に整備されていなかったと思うのですが、今は会社の方針でもあるので、当たり前の文化ですね
因みに、仕事も同じようにコミュニケーションを重ねて創り上げていく、と言う形が今は当たり前ですが、最初のころはディレクターさんに言われるままに作っていましたね。
IBJは、言いたいことが言えたり、提案出来るのも良い環境なんだな、と思っています。
自分自身の事と言えば、あんまりよいクセではないですが、やっぱり慣れたり忘れたりしちゃうんで、定期的に振り返りを行いながら、何かしら感情を動かされる衝動を大切にしています。
北)お聞きしているとIBJでのお仕事はある程度スムースな感じがしたのですが、正直、何か悩まれたり苦しかったりしたことはありましたか?
小)あるあるある~(笑)
人間だもの、そりゃ仕事で上手くいかないことも多々ありますし、、、。伝える能力が不足していて、自分が情けなくなったり、逆に態度に出ちゃったり。
でも、苦しいって思っていてもいつまでも続かないし、それで辞めたいと思ったことは一度もないですね。
北)そうなんですね、私だったら上手くいかないと落ち込んだりしちゃいそうですが、、、。
小)もちろん、落ち込んだりも、たまにはする、かな(笑)
でもそれより自分にとっては、苦しいとか辛いという状態も決してマイナスではないんですよね。
なぜなら、自分は本来、あんまり人やモノに対する執着や拘りがないというか、興味が沸かないというか、「感動しづらい」人間なんで。
北)そうなんですか!?結婚式の手紙で泣いちゃう、っていってたのに?
小)いや、だからこそあの体験は特別だったんですよ。
例えばそれがネガティブでもポジティブでも関係なくて、逆にあれ?普通じゃないな、という感情とか、うわ~辛い~という感情であっても、いずれも自分の心が動くことには変わりないから。
北)なるほど、いかなる感情であっても心を揺さぶられる感覚こそが、小松さんには貴重であり、辛いも苦しいも、逆に逃げる理由にはなってない、ということなんですね。それも小松さんの個性!頼もしいです(笑)
休みの日は奥さんと一緒に外に出かけることが多い
転職して環境を変えることだけが解決策じゃない。自分が変わることで環境を変えられる、ということに気づいて欲しい。だから繰り返し、話すことを惜しみません。
小松さんは今後、どのようになりたいというか、やりたいことってありますか?
小)自分が入社して2年くらい経った頃、世の中にコロナが流行しました。そんな中、今までの常識が非常識になったこともあり、自分の周りでも多くの人が目的を見失っていったんですよね。でも自分は生意気にもやりたいことを言い続けて、結果やらせてもらえることが多かった。もともとうちの会社はデザイナーが少ないこともあったけど、やらせてくれた先輩や上司に感謝しています。だから、これからは後輩のために自分が環境を創っていくこと、それをやらなきゃって思っていますね。
定期的にコミュニケーションをとるのは、事業部の方だけでなく、部内でも活発に行っているんですが、後輩とかと話していると「このままでいいんですかね~」とか「もっと違う環境で頑張ってみたい」とかいう人も多いことに気づいたんです。
北)そんな時、小松さんはどうしたんですか?
小)そうそう、わかる!って受け止めます。だって自分にも経験があるから共感できるんですよね、その上で何がネックになっているか、問題になっているか、投げ出したくなっている理由を聴いてみる、、、。
それを聴いたうえで「ならこれをこうしてみたら?」とか「こんなやり方はどうかな」と提案したり代替案を出したりしてみます。もちろん、視点を変えるだけじゃ変えられない問題もあるので、その場合はツールや仕組み、システムで対応できないか、自分でもあがきますし、業務以外のことだと、時には人事の人に相談してみることもありますね。
実際、自分も丁度仕事に慣れてきたころに、親が長野で起業する、みたいな話になって、継ぐなら退職だな~って考えていた時期もあったんですよ。でもいろいろあってそれも無くなって。そのうち自分が結婚して家庭を持ったんですが、「いや簡単に独立とかできないな」って感じたんですよね。守りに入る、というわけではなく、責任の重みというか背負うものが具体的になったからこそ、しっかり仕事をして、頑張ろうと腹をくくったわけです。家も買っちゃいましたし(笑)
北)そういえば、小松さんはよく私にも相談してくれますよね
私たちの気づかないところもあってとてもありがたいです。
小)だって、ほら、自分は佐藤さんにカツ入れられた輩だから(笑)
北)なるほど、そこに繋がるのですね
小)まぁ。自分は人の人生に大きなインパクトを与える存在には慣れないかもだけど、
ただやりたいことが分からなくて辞めて他の会社に行っても、それは何の解決にもならないこともある、って伝えたいだけなんですよね。ゼロリセットされてやり直せた気がするけど、なんとなく新しい環境で満足できたとしても、また同じこと繰り返してしまいそうだし、その前に自分が出来ることなら手を抜いちゃだめだな、って今は思っています。
だって、自分が変わらない限りは、なんも変わんないし(笑)
逆に言うと自分が変われば環境も変えていけるので、もっと視点を変えるなり、言いたいこと言うなり、それが出来る環境をもっと広げていけたらな、と思う訳です。
北)忘れっぽい自分のために、繰り返し振り返り、一緒に働く仲間のために、彼らの気づきになるようなフィードバックを繰り返す
それが、小松さんの思うやりたいこと、いや、もうやっているからこそ続けて広げていきたいこと、なんですね
小)はい、繰り返しですね(笑)
北)小松さん、ありがとうございました。コミュニケーションに重きを置くデザイナーさんとして、次回はサービス部門の方とのクロストークにもぜひご参加くださいね