高カップリング率47%を誇る婚活パーティーサービスのPARTY☆PARTY。2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインツールが急速に普及し、オンライン婚活パーティーという新たな出会いの形が誕生。今や婚活のニューノーマルとして定着しつつあります。
しかし、既存のオンラインシステムはミーティングやビデオ通話のみを目的とするものが多く、十分なサポートが提供できないもどかしさを感じることに…。
そこで「出会うこと」に特化したオリジナルオンラインシステムの必要性を感じ、PARTY☆PARTYを運営するIBJイベント事業部 副部長の田中と、メイン開発担当の大森が中心となり独自のシステム開発へと至りました。
プレスリリース:
オンライン婚活の課題は山積み
現在はマッチングアプリや婚活サイトなど様々な婚活サービスが普及し、サービスを選択できるようになった中、オンライン婚活パーティーは人と接触するリスクがないだけでなく、互いにメッセージを重ねてスケジュールを調整する時間や手間を要さずに「お話する」段階からスタートするため、より効率的に出会うことが可能。さらに、企画や条件を細分化しているためミスマッチが少なく、真剣度の違いが起こりにくい特徴も。こうして沢山のお客様にご支持いただき、緊急事態宣言下から開催スタートしたzoomを使用するオンライン婚活パーティーは、約8,000名もの方々にご参加いただきました。中には「このような状況だからこそ、支え合えるパートナーが欲しい」と感じ、コロナ禍で婚活をスタートさせた方も。
しかし、広く一般化したツールを使用することは他サービスとの差別化が図りづらく、十分なサービスが提供出来ないという課題が。質の高さにこだわってきたPARTY☆PARTYとして、オリジナルシステムの開発が急務となり、開発がスタートしました。
500のテスト項目と、浮かび上がった250の開発課題
先ずは技術調査を行い「どのようなオリジナルシステムを作るのか」具体的なイメージを考案。本来であればワイヤーフレームを作るところ、全体の工数を省略するため、ホワイトボードに書いたイメージをそのままデザインに起こしていきました。
ビデオチャットは、オープンソースで通信の暗号化にも対応し、PARTY☆PARTYのサーバーにも負荷が掛からないものを採用。全員と一斉に話す合コンのような形式ではなく、1対1で全員と話せる仕様にすること。その他、細かな仕様を都度ディレクターと開発で連携を取りながら進めます。
こうして8月には運用テストを行える段階に。スタッフ10人強で2週間、500項目あるテストケースを全て試行し、不具合や要望を含めて約250個の課題を修正。受付システムやコンバージョンシステムのような「プロセス」となるシステムと違い、このシステムはお金を支払ってくれた方々に提供する「サービス」そのものであり、リリース後の不具合は許されません。その責任から「リリース時は嬉しさよりも不安のほうが大きかった」です。
新たな出会いのニーズを満たす
婚活には、人それぞれ譲れない条件がありますが、お相手の「年収」や「年齢」などのプロフィール情報は、知りたくても直接は聞きにくいと思います。このシステムの一番の魅力は、会話しながらお相手のプロフィールを閲覧できること。会話のきっかけにもなり、トークが弾みやすくなります。その他、お相手への好印象を♡マークで伝える機能や、お相手との会話があとどれくらいで終了するのか確認できる「時間表示」機能、カップリングと連絡先交換ができる機能など、対面式で行っている婚活パーティーの要素も取り入れました。
また、【当日の流れのご説明→1対1のトークタイム→カップリング→連絡先交換→終了】までの一連の流れを自動化し、お客様をお待たせすることなくスムーズな進行が可能。対面式では行っていない21時以降のパーティーをオンラインで実施するため、お仕事が遅い方でもご参加いただきやすくなりました。
エリアの隔たりもなく、出会いの幅が広がるオンライン婚活パーティーはこれから益々普及していのではないでしょうか。今後も、PARTY☆PARTYを通じて多くの方に「ご縁」の喜びを感じてもらえると嬉しいです。