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「人を好きになれない」私が、結婚相談所へ。

32歳までに結婚したいけど中々人を好きになれない、ディープなアニメオタクの藤田さん。

今日のブログは、あの「月曜から夜ふかし」にも登場したIBJ婚活カウンセラー安藤さんに、1時間みっちり藤田さんのカウンセリングをしてもらいました。ブログ用ということで、すぐ実践できるアドバイスをたくさん入れてもらっているので、「恋人がほしい」「結婚したい」という方(特に男性)にぜひ読んで欲しいです。



婚活カウンセラー 安藤さん

年間最高34件の成婚(月平均 約3人)を生み出す、超すご腕カウンセラー。 日本テレビ「月曜から夜ふかし」で放送された”株主優待だけで生活する桐谷さんのお見合い”では、担当カウンセラーとして活動をサポートする。

経歴:四年制大学を卒業後、自動車ディーラーに就職。ショールームレディ兼営業職を経て、都内ホテル・専門式場で16年間婚礼司会を務める。とある時期からお見合い婚が増えたことで、「どうして出会って一年未満で新郎新婦として私の前にあらわれるのかしら」という疑問から結婚相談所に興味を持ち、出会いのお手伝いをするためIBJに入社。入社後は、IBJメンバーズ(直営相談所)のカウンセラーとして従事する。


結婚したいが人を好きになれない... 藤田さん

彼女いない歴1年6ヶ月。2016年IBJ新卒入社の25歳。趣味はアニメ・ゲーム・漫画。イベントDiv.池袋店の店長として趣味を活かした「オタク婚活パーティー」を日々企画・運営する。32歳までに結婚したいが、自分の好きなもの以外に興味が持てない性格が邪魔をしている(?) 

【藤田さんの基本情報】

▼ご自身の性格で好きなところ:基本的にまじめなところ

▼ご自身の性格で嫌いなところ:頑固、ネガティブ、興味があるもの以外に興味が持てない

▼経験のある婚活:街コン、マッチングアプリ

▼婚活を始めた理由:知人にすすめられた、普段出会いがない(←超インドアらしい)

▼恋愛のお悩み:会話の引き出しが狭い、人を好きになれることが少ない、マメに連絡出来ない、消極的

▼お相手女性の希望条件:

年齢:22歳~29歳 / 身長:~180cmまで / 血液型:不問 / 年収:不問(働いていれば)/ 婚暦:初婚

社員の休日の過ごし方。ディープなオタクの世界編。 | 株式会社IBJ 広報ブログ
こんにちは。IBJ広報です。今日のブログは社員の休日の過ごし方について。今回は、オタク婚活を開催したいが為にIBJへ入社し、好きなことを追及した結果、今では50種類以上にも及ぶオタク婚活を取りま...
https://www.wantedly.com/companies/ibj/post_articles/131691




カウンセリング  part1


安藤:

藤田さんとお会いするのは初めてですね。背が高くスラッとしていて素敵!今日はよろしくお願いいたします。


藤田:

素晴らしいお褒めの言葉をありがとうございます!こちらこそよろしくお願いいたします。事前にカウンセリングシートに色々と記載してきました。


安藤:

ありがとうございます、拝見しました。藤田さんは具体的に結婚まで考えていらっしゃるとか。まだお若いですが、どうして結婚したいと思われたのですか?

藤田:

あの~...私、恐ろしくモテないんですよ。びっくりするくらい。実はオタク系の趣味もありまして...。


安藤:

そうなんですか(?!)何だかすぐお声かけられちゃいそうな感じですけど。どのような趣味か伺ってもいいですか?


藤田:

ゲームや漫画、アニメなどの、いわゆるオタクと呼ばれる趣味を持っていて、1日中ゲームをして過ごすこともよくあります。だからもしこの趣味を理解してくれて自分に合う人がいるのであれば、本当にすぐにでも結婚したいです。

安藤:

付き合うのではなく、なぜ結婚を考えたのでしょう?


藤田:

今までお付き合いしたごく少数の女性とも、ある程度結婚前提のお付き合いをしてきました。今後も複数の女性と付き合う経験(チャンス)がそんなにないと思うんですよ。モテるビジョンが一切浮かばない。であれば早めに結婚したいなぁというのは、大学生くらいからずっと思っています。と言いつつ行動は伴っていないのですが。


安藤:

大学の頃から結婚願望がおありだったのですね。きっかけは覚えてますか?...って、私色々質問してますけど、話せることだけ話していただけたら大丈夫なので。


藤田:

いえいえ。真剣にカウンセリングをしていただきたいので有り難いです。きっかけですが、両親の年齢が比較的高めなので、早めに結婚して子供を見せてあげたいな~と思った頃からですね。32歳までには結婚したいです。


安藤:

優しいですね。私の考えでは結婚と恋愛の相手ってちょっと違うようなのですよね。例えば男性がお相手の女性に求めるものとして、まず結婚相手としての”妻の顔”を求める。そしてお子さんが生まれたら”母の顔”を望む。さらに自分の親御さんに対しての”嫁の顔”を望むのですが、婚活中は”女の顔”を望みます。全部で4つの顔を望むわけですが、時間軸で考えていくといかがでしょう。死ぬまで”妻の顔”は無くならない。”嫁の顔”もある一定時期は外せない。”母の顔”はお子様がいる間ずっと伴う。

恋愛であれば”女の顔”だけ求めればいいのですが、結婚となると4つ求めるものがあるわけです。逆もまたしかりで、「いい夫になりそうだな」「いいパパになりそうだな」「両親を大切にしてくれそうだな」という考えも結婚には必要ということです。では藤田さんの”趣味”はこのカテゴリーのどこに入ると思いますか?


藤田:

まず”女の顔”に入ってきて、趣味の理解というところでは”妻の顔”にも入ってくるのかなと。


安藤:

ということは藤田さんにとって”共通の趣味”は大前提で、それはお相手の外見などよりも藤田さんの中では比重が大きいのかもしれないですね。


藤田:

そうだと思います。


安藤:

先程、一日中ゲームをしていても飽きないとおっしゃっていましたが、もし藤田さんが父親になったとき、それがだんだんと変わる可能性はありますか?それとも、趣味を優先したいと思いますか?


藤田:

そこは変わってくると思います。全く趣味の合わない人と付き合った時に、短いお付き合いではありましたがそれはそれでアリなのかなと思ったこともありましたので。


安藤:

そうなのですね。ということは...趣味が合うことが第一条件なのでしょうか...?


藤田:

違いますね...。なんだか軸が崩れてしまっているというか、ブレてますね私...。

安藤:

それでいいですよ。私を壁打ちの壁だと思ってどんどんボールを投げてください。趣味はある程度譲歩できるということで一つクリアになったようですね。では結婚に向けて、具体的に今藤田さんがしていることはありますか?


藤田:

正直なところほぼやっていない状況ですが、婚活アプリをたまーに。


安藤:

アプリは手軽で良いツールですよね。アプリは勝率でいうといかがでしたか?


藤田:

実際にアプリ内でマッチングした方とお会いしたことは2~3回あります。1回目の女性は、アニメが好きで見た目も好みの女性だったのですが、如何せん話が合わず...。自分は生活の大半を趣味に費やしているのですが、あちらはなんとなく位のレベル。もちろん理解してもらえるだけで文句は言えないのですが、他にアウトドアが好きだったりと、超インドアな自分とはなんとなくかけ離れた印象を抱いてしまったというか。

安藤:

淡水魚と海水魚くらい違ったということですね。


藤田:

そうですね。連絡を取らなくなればそれ以上会うこともないので、だんだんフェードアウトしていった感じです...。2人目は、大変申し訳ないのですが、プロフィール写真のイメージと見た目が大きく異なり気持ちが乗りきれなかった感じです...。現代の技術はすごいなと。話自体もあまり盛り上がらなかったですね。3人目は実はまだお会いしていなくて。来週初めてお会いする予定なんです。


安藤:

では決戦の日に向けて、何か良い形でサポートができればと思います。今のお話しをお聞きして藤田さんは【藤田さんが希望するラインの女性】を狙うのか、多少譲歩してでも【ありのままの自然体を受け入れてほしい】と思うのか、どちらかなぁと。以前会員様に「野球選手のような人とつながりたいのにオタッキーしか寄ってこない!」と言う女性がいらしたので「野球選手はどんな人を奥さんにしていますか?」とお聞きしたことがありました。


藤田:

女子アナとかですかね?


安藤:

そうそう。では女子アナってどんな人かと伺うと「綺麗で可愛くて頭が良くて男を立てられて自慢が出来る人」とおっしゃいました。それであれば野球選手と付き合うためには、そのレベルに自分を持っていくか、難しければ野球選手から自分の理想を下げるかしかない。もし藤田さんに理想とする女性がいて、でも自分との共通の話題は外せないとしたら、そのどちらを取りたいかになるかと思いますが...ちなみに藤田さんのタイプや好みはどんな方ですか?

藤田:

見た目の好みはあまりないです。でも体形に関しては結構制限が出てしまうほうかもしれないです...。


安藤:

ほうほう。もう少し突っ込んでお話しをお聞きしてみたいのですが、これまでに結婚を考えても良いと思えた方が複数いらっしゃったとのことで、一番この人と強く結婚したいと思った方はどんな方ですか?


藤田:

3年近くお付き合いした同い年の方です。一番好きだったのは趣味が合うところですね。

安藤:

あまり人を好きになることがない、というお悩みを伺いましたが、その方はどうでしたか?


藤田:

好意的な部分はありました。でも今思ってみると、お互いの心の距離が最初の頃から縮まっていなかったように感じます。


安藤:

心の距離ですか。すごく言葉が豊かですね。婚活に必要なのは表現力と想像力なので、すごく良いなぁと思います。藤田さんが思う”心の距離”とは具体的にどのようなことですか?


藤田:

小さなことでも気にしてしまう性格なので「相手はどう思っているのだろう?」と過剰に考えてしまうんです。自分といて楽しいのかと考え、相手にメリットとなることをしなければという一種の強迫観念のような。


安藤:

なんて優しいのでしょう。応えてあげようとしてしまうのですね。家族や兄弟といる時はそのような気まずさは恐らくないかと思うのですが、そんな関係性になるには藤田さんの場合どれくらいかかりそうですか?


藤田:

ん~気を許して話すとなると5年くらいはかかるんじゃないですかね。沈黙の時も、”何か話さなくてはいけないんじゃないか”というような、初対面の方とお会いした時の心理が3年お付き合いした彼女にも出ていましたので。話題というか、会話の引き出しが無さすぎるのと、興味ない話に対してあまり興味を示せないのも原因だと思います。


安藤:

ゲームや漫画の話題は藤田さんの安全地帯かと思います。これは誰でも持っているもので、藤田さんの魅力を作っている一端なので大切にしていただきたいのですが、最初に伺ったように「早く結婚したくて、でも気を許すまである程度時間が必要」なら、今のうちに目星をつけておく必要があるかもしれませんね。もし藤田さんにとってドストライクな女性が現れたとき、この方にとって藤田さんがメリットのある人であればお付き合いを前向きに考えていただけるかと思いますが、メリットを分かってもらう為には、先程おっしゃっていた苦手な分野を多少なり克服しないといけないかもしれません。ではどこを克服したらその女性とお付き合いできると思いますか?


藤田:

自分の興味ないことにも関心を持つということですかね?


安藤:

大正解です。例えばですが、興味を持っていない守備範囲外のことでも、まず「そうなんだね」と共感してあげたとします。女性は共感されたら満足する部分が大きいので、一緒にいたいな、と思うかもしれません。共感の態度を示すために大切なのが、先程お伝えした「表現力」です。本質的に共感しているわけではないのに口だけで言ってもいいの?と思うかもしれないですが、彼女が満足して、一緒にいてくれるなら、逆立ちでも共感でも何でもありかなぁと。でも藤田さんは「あまり人を好きになれない」ということなので、お相手のことを好きではない状態でも共感を示せるか、というところが課題ですかね。

藤田:

初対面のうちに会話を合わせるのは比較的得意だと思います。でも、一定期間を過ぎるとメッキが剥がれてしまう...。何を話せばいいのかも、女性の話題についていくことも出来なくて。


安藤:

色んな話題についていけるのもいいとは思いますけど、必ずしも必要なわけではないと思いますよ。よく皆さんに”お見合いの時どのようなことを話したらいいのか”と聞かれるのですが、話題はミカンでもリンゴでも構わないと答えています。ミカンとリンゴが何故いいかというと、お互いに知らないということが絶対にない共通点になるから。コミュニケーションについて学んだカウンセラーに聞いたのですが、初対面の男女の会話って、9割が疑問質問なんですって。今の私たちもそうですが、ずっと「そうなんですか」「そうなんですね」という話。それが時間の経過と共に共通の話題が増えて、だんだんと共感も増えていく。


藤田:

なるほど...!深く考えすぎてたかもしれないです。


安藤:

難しく考えず、話の展開だけ考えれば良くて、藤田さんの得意な話に持っていけばいいです。これは私の友人が女性をデートに誘ったときの話なのですが、友人(男性)が「シーフードヌードルに海老が入っていないのを知ってるか」と相手女子に語ってですね。「知らないです、シーフードに海老はいっていないのね」と掴みは上々。「そうなんだよ。僕はシーフードヌードルに海老を入れることが夢なんだよ。カップヌードルミュージアムは好きなカップ麺を作れるそうだから一緒にいかない?」と口説いてました(笑)

藤田:

斬新な誘い方ですね。私には絶対思い浮かばないです...。


安藤:

何も特別なことをしろということではなくて、カップヌードルの話だろうがセブンイレブンのおでんの話だろうが、何でもいいのです。この人面白いと思わせたら自分のペースにもっていける。それこそ初デートは蕎麦屋でも構わないんです。きっと女子は”この私と初デートなのに何で蕎麦やねん!”と思います。でもそこにストーリーがあれば文句を言わない。例えば「僕が上京したとき初めてここの蕎麦屋で蕎麦を食べて、以来苦しいときも悲しいときもここで必ず蕎麦を食べる。だから君を最初に連れていきたかった。」と言われたら、どんな高級店よりも蕎麦屋が一番嬉しくなるのです。女性は個別ストーリーを好むので、何か言葉のギフトをあげるとなったとき、”何と言えば相手が嬉しくなるか”を想像してみたらいいかと思います。


藤田:

なるほど~。完全に自分のことだけ考えてました。汗


安藤:

模擬お見合いのお相手を務めたときの話ですが、お相手の男性がご当地グルメ好きだというので、「私はソフトクリームが好きで塩味やまぐろ味のソフトクリームを食べたいと思ってるんですよね」と申し上げたところ、ソフトクリームは人生で1回しか食べたことがない男性で、それでも一生懸命ソフトクリームの話に合わせようと四苦八苦されていました。ここで大事なのは話についていくことではなくて、”ご当地グルメ”というキーワードがあるのだからソフトクリームに固執せず、話題を自分の得意分野に持っていけばいいということなのですよね。

藤田さんの趣味であるゲームや漫画の話をお相手に理解してもらうには、どのような話し方をすればいいかとなりますと、それらをミカンやリンゴに例えられるようにしておけばいい。私の子供は野球をやっていて、「うちゅうかん、うちゅうかん」と言うので宇宙間と思ったのですが、実際は右中間のことだったんですね。それで解説者になりたいなどと言うので、「お母さんにミカンとリンゴで野球を説明できるようになってからね」と伝えましたがそれと同じことです。ゲームや漫画の話をどんな風に伝えたら”それって面白そう、私もやってみようかな”となるのか。全く興味のない人をどうしたら自陣に引っ張ってくることができるか。相手に理解してもらうことを求めるのではなく、理解してもらうにはどうしたらいいのかを考えたらいいと思いますよ。(お相手が趣味を理解してくれたら、その女性を好きになるかもしれないし)


藤田:

いや、すごい...。納得感しかないです。理解して受け入れてもらうことばかり考えていました。次女性と食事に行くまでに、漫画やアニメの話をミカンとリンゴのように分かりやすく説明できるようにしておきます!


安藤:

そしたら私にもぜひ教えてくださいね。



ー 後編へつづく ー

超すご腕カウンセラーはやっぱりすごかった。 | 株式会社IBJ 広報ブログ
年間約30件の成婚を生み出す、婚活カウンセラーの安藤さん。「32歳までに結婚したい」という藤田さんの婚活をサポートするべく、前回につづきカウンセリングをしてもらいました。↓ 前回 ↓恋愛相手と結...
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