※こちらの記事は2022年1月時点の内容です。
博報堂アイ・スタジオ 広報のあきやです。
今回はエンジニアが所属するユニットのメンバー同士の対談です。固くならずに、楽しく本音を語ってほしいので、オセロの対局をしながら対談してもらいました!
上司である川添は、3つのチームを束ねるユニットのゼネラルマネージャー。対する部下の伊藤はチーム長を務めるマネージャーで、社歴は川添よりも長いベテラン社員です。
アイスタの屋台骨を支えるエンジニアである二人が、アイスタならではの仕事の魅力や、求められるエンジニア像などについてじっくりと語り合いました。オセロの勝敗にもご注目ください!
目次
▶対局スタート!当初は接点がなく、近くて遠い存在だった二人
▶漠然とした状態から具体化していく作業は楽しく、やりがいがある
▶案件に合わせたアーキテクチャが、アイスタのエンジニアのメイン業務
▶コアスキルを深めながら、プラスワンのスキルも身につけられる
▶フルスタック志向の人、コミュニケーションも楽しめる人に、アイスタは向いている
▶人事担当者より
▶対局スタート!当初は接点がなく、近くて遠い存在だった二人
伊藤マネージャー(以下、伊藤MGR):いつも普通に話しているゾエさん(※川添ゼネラルマネージャーの呼び名)と改めて対談というのも、若干緊張するな(笑)。最近はどんなことにハマっているの?
川添ゼネラルマネージャー(以下、川添GM):デイキャンプガチ勢になってて、テントとかチェアとかキャンプギアがどんどん増えているね。娘も、「テントに泊まりたい」って言うようになって、家族でハマっているよ。イトチン(※伊藤MGRの呼び名)は?
伊藤MGR:自分もキャンプハマってる。楽しいよね。あと、釣りも好きなんだけど、最近はメダカを飼うことに夢中(笑)。
川添GM:すっかりアウトドア勢になっているせいもあって、オセロなんて久しぶりすぎる!自信があるような気もするし、ないような気もする。
伊藤MGR:自分もオセロは久しぶり。戦略とか何も考えないで、直感的に進めていってしまうんで、途中でふと気づいて、あれ?なんか少なくね?と急に焦るタイプ(笑)。
川添GM:序盤はサッサと進めてしまうけど、実は序盤こそ大事なのかもしれない(笑)。
あきや(解説):白が川添GM、黒が伊藤MGR。「ポンポン進めて早く終わらせよう」と二人とも短時間での決着を願ってスタートしましたが、果たして!?
川添GM:僕は2014年に入社したけど、イトチンはもっと前だよね。
伊藤MGR:2005年入社だね。前職は業務委託で常駐をメインとしている会社の社員で、5年間同じSIerに常駐。あらゆるネットワークインフラの業務をひたすらやってたけど、もっとサーバー周りのことを勉強できる環境に行きたいと思って、アイスタに転職したんですよね。ゾエさんは確か、もっといろいろと経験してきてるよね?
川添GM:僕はアイスタは3社目。服飾の専門学校を卒業して、最初はアパレルショップの店員として25歳くらいまで働いて、それからITベンチャーに転職。一切未経験だったのにいきなりITに飛び込むって、若さってすごいね(笑)。
お客さんのところに常駐するスタイルで働いていたけど、作ったものがもっと人に伝わる仕事がしたいと思って、アイスタに来た。それまではBtoBのシステムが主だったから、第三者から評価されるような案件に関わりたかったんだよね。
伊藤MGR:同じエンジニアだけど、自分はインフラ側、ゾエさんはアプリ側だから、最初はあまり絡みがなかったね。
川添GM:以前は接点がなくて、近くて遠い存在(笑)。部屋も違ったしね。インフラ側とアプリ側で、もっと密に連携しようと席をまとめて、そこからすごく話をするようになったよね。何かよろしくないことが起こったときにも、距離が近いほうがスムーズに解決できるし。
▶漠然とした状態から具体化していく作業は楽しく、やりがいがある
あきや(解説):まだ序盤ですが、「何も考えないで進める」と対局前から断言していた伊藤MGRが「あれ?少しヤバい?」と早くも言い始めています(笑)。
伊藤MGR:今はお互いに管理職者ですが、クライアント企業の現場業務も並行してやってるよね。
川添GM:マネジメント業務4割、クライアント業務6割、という感じかな?クライアント業務でエンジニアが必要な案件の相談はまずマネジメントをしている自分に来るので、その内容を聞いてスタッフィングをしたり、広い視点が必要な案件は自分で担当したり。例えば、「クラウドのテクニカルディレクションができる人」と言われたら、それに合うスタッフに案件を割り当てる。
伊藤MGR:そこまでハッキリと求められているスキルがわかっていれば良いけど、ぼんやりした内容の案件も多くない?
川添GM:確かにハッキリしている方が珍しくて、「こういうことやりたいんだけど、どうしたら良い?」から始まることが多いよね。「なんとなくVRやってみたい」とか(笑)。でもよく聞いてみると、VRでと言われたものの、クライアント企業の課題を解決するためのアウトプットはVRではない、というようなことも多いんだよね。まずは持ち込まれた案件の詳細、特にクライアント企業の課題を具体的にヒアリングすることが大事。
伊藤MGR:インフラは確実に原価がかかるので、原価と作業にかかる人的コスト、さらにスケジュールを加味して、予算内でできることを考える必要があるんだよね。でも、予算もキッチリ決まっていることはまれ(笑)。
川添GM:予算が決まっていれば楽だけど、とりあえず概算出して、と言われることが多いかな。松竹梅のプランを立てて、案件内容とクライアント企業の温度感を確かめながら、詳細を詰めていく。固まってくれば、さらに要件定義をして、作業範囲を確定させれば、後は作るだけ!ここまで来るのが大変だけど、漠然とした状態から輪郭を作っていく作業は楽しいし、やりがいを感じる。
伊藤MGR:そうやって自分自身で要件を作っていけることが、アイスタのエンジニアならではのやりがいのひとつですよね。要件はほぼ決められていて、ひたすら作るだけ、という仕事のやり方をしているエンジニアも多いと思うので。
▶案件に合わせたアーキテクチャが、アイスタのエンジニアのメイン業務
あきや(解説):「あれー、困ったなあ、置くところがない」と困惑する伊藤MGR(黒)。早くも戦局が見えてきたか?(笑)
伊藤MGR:置くところを見つけることが大変になってきた。
川添GM:まだ大丈夫じゃない?
伊藤MGR:まだ中盤なのに、敗色濃厚になってきたのは展開が早いなあ。まあ、エンジニアの世界も展開が早いからね(笑)。使える技術はどんどん増えていく。
川添GM:現在でも、プラットフォームを支えるクラウド領域だけ見てもAWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)、アリババなどいろいろとあるし、クラウドをベースにした新しい技術も次々と出てくる。そんな状況の中で、アイスタの良いところは使う技術を自分で選べるところ。もちろんクライアント企業から指定されることもあるけど、自分で決められることが圧倒的に多い。
伊藤MGR:アイスタのエンジニアの面白いところは、マルチベンダー、マルチクライアント企業であること。もちろん自分たちで作ることが基本だけど、足りないところは外部のベンダーと手を組む。クライアント企業が異なれば、やり方や手段も異なるので、ベストを探りながらひとつのアウトプットを作れるところは面白いですね。
川添GM:アイスタでは、全体構造のテクニカルアーキテクチャ、システムアーキテクチャを行うテクニカルディレクターと、実際に実装、開発、構築を行う各領域のエンジニアがタッグを組んで、プロジェクトに取り組んでいく。プロジェクトごとにビジネスやマーケティングのアーキテクチャ情報が異なるから、それに合わせていくことがアイスタのエンジニアのメイン業務だよね。
伊藤MGR:とにかく安く、フットワーク軽く作って欲しいと言われることもあれば、バズらせるために攻めのコンテンツを作るから、バズったときに耐えられるように作って欲しいと言われることもある。求められることが幅広いので、それに応えられる設計ができるように、アーキテクトとしていろいろなリソースを持つことが必要になるね。
川添GM:アンテナを張り続けなくてはいけないし、自分自身も技術力を高め続けなければならないので大変かもしれないけど、設計の提案は通りやすい環境だと思う。「やってみたい」が実現することが多いので、リソースを増やす努力をすればそれが報われる。それが仕事をしているとわかってくるから、モチベーションが高いエンジニアがアイスタには多いよね。
▶コアスキルを深めながら、プラスワンのスキルも身につけられる
あきや(解説):川添GM(白)が圧倒的に有利な展開!伊藤MGR(黒)はどこまで粘れるか!?
伊藤MGR:あー、ついに置くところがない…パスです。無双タイム到来ですよ、ゾエさん。
川添GM:そういう状況になるように持っていくのが、オセロの醍醐味というか仕様だよ(笑)。さっきも少し話に出たけど、アイスタの環境ってエンジニアにとってはどんな環境だろう?イトチンは社歴が長くて、多くのエンジニアを見てきたと思うけど、どう感じてる?
伊藤MGR:制限されることが少ないので、自分のやりたいことにチャレンジできる風通しの良い環境だと思う。今までの経験で得たスキルをベースに、プラスワンのものをどんどん身に付けていくことができる。だから、自分の目指す方向にステップアップしやすいのでは?
川添GM:コアにしたいスキルがあれば、それを使ってどんどん深めていけるよね。さらに、仕事は1ページだけのLP(Landing Page)から、ゲームコンテンツ、大規模な公式サイトなど幅が広いから、それに合わせてプラスワンの経験を積んでいくうちに、得意な技術が増えていく。
伊藤MGR:その“プラスワン”は、エンジニアとしてのテクニカルなスキルだけではないところも、アイスタの魅力かもしれない。
川添GM:そうなんだよね。マーケティングやプラニングなど、広告に関わる要素は何でも学んでいける。広告制作に必要なスキルは本当に多様だから、エンジニアとしての“プラスワン”の武器をどう身に付けていくか、その組み合わせは無限にあると思う。
▶フルスタック志向の人、コミュニケーションも楽しめる人に、アイスタは向いている
あきや(解説):対局終了!これは圧倒的に白が優勢!
あきや(解説):白52個、黒12個で、川添GM(白)の圧勝!中盤以降、ずっと劣勢だった伊藤MGRは「全部白にならなくてよかった」と少し安堵の表情(笑)。
伊藤MGR:これが私の爪痕です。良かった、少し黒が残って(笑)。
川添GM:久しぶりだったけど、勝ち筋ロードマップが見えてからは楽しかったな。対談しながらのオセロだったので、エンジニア脳のCPUがフル回転してたよ(笑)。
伊藤MGR:ゾエさんの高性能CPUに完敗しました(笑)。ゾエさんみたいなアタマの回転の速さを持つエンジニアはもちろんだけど、どんな人がアイスタのエンジニアに向いていますかね?
川添GM:エンジニアとしてのコアのスキルを磨きつつ、プラスワンの武器を身につけていけるという話が出たから、そう考えるとひとつのことだけをとことん追求したい人よりは、幅広いスキルを持ちたい人に向いている、ってことかな?
伊藤MGR:フルスタックエンジニア志向の人、ってことですかね。
川添GM:そうだね。コアスキルをアップデートしつつ、新しいスキルを身につけることに抵抗のない人。自分のキャパシティを広げるマインドを持っている人。
伊藤MGR:チームで動くことが好きな人、というのも大切かも。ひとつのプロジェクトには、クライアント企業のPR担当やシステム担当、博報堂の営業やプランナー、アイスタのディレクターやデザイナーなど、登場する人物がとにかく多彩なので(笑)。いろいろな職種の人とチームを組み話をしながら作っていくので、その過程を楽しいと感じられる人が良いね。ただ黙々と作れば良い、と思っている人には向かないかな。
川添GM:いろいろな人と話をしてコミュニケーションを取り、相手の意を汲み取って設計できることが大切。さらに、それを相手にわかるように説明する必要があるからね。そういう意味では、視点もエンジニア側だけに置くのではなく、受け取る側の生活者視点を持つことも必要。
伊藤MGR:スキルはツール。これを使って、生活者にどんなメリットを与えることができるのか、どんな体験をしてもらえるか、と考えることがスタート地点だからね。
川添GM:それを一緒に考えられる人と仕事をしたい!僕らの話を聞いて、興味がある人はぜひアイスタに来てほしいな。
伊藤MGR:でも、この話を聞いて来てくれる人いるかなあ。ちょっと心配。この対談も、いちおう上司と部下の対談なのに、どっちがどっちなのかわからないと思うし、どんな組織なのか不安に思う人がいるかも(笑)
川添GM:よく言われるんだよね。「ゾエさんって全然上司っぽくないんですけど」とか「友だちみたい」とか(笑)。自分は、上から言われて「やらなきゃいけない」とか受動型になったり、作らされるという指示型の組織は良くないと思っていて。必要なことをしっかりと示した上で、能動的・共創型な組織づくりを心がけている。
伊藤MGR:確かに、フランクでフラットな組織だと思う。能動的・共創的という意味では、例えば自発的にやりたいことがあって上司に相談したとしても、「金は?」「意味あるの?」「使えるの?」という上司の圧から入ると、あまり建設的なイメージが持てなくなって、どんどん動けなくなってくる。だけどアイスタでは、「いいね!やってみよう!」ってエンジニアの成長に対して上司が率先して動いてくれることが多い。
川添GM:能動的・共創型の組織だと、どんどん自分の感情をダイレクトに伝えられるようになる。そうなると、プロジェクトに上司も部下も関係なく真摯に向き合って、課題解決へと導いていけるチームにつながると考えている。一緒に考え、課題を解決し、生活者に発信していきたいと考えている人は、ぜひチームアイスタの一員になってください!
▶人事担当者より
いかがでしたでしょうか?圧巻のオセロの結果だけではなく、アイスタのエンジニアの”やりがい”、チームで動くアイスタならではの”風通しの良さ”が伝わっていれば嬉しいです。次回の更新もお楽しみに!
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