※こちらの記事は2022年1月時点の内容です。
初めまして、博報堂アイ・スタジオの井上です。2020年にエンジニアとして入社し、現在2年目です。デザイン性がある個性的な洋服が好きで、休日は買い物に行くことが楽しみ。あとお酒も好きで、カクテルを作りたくて洋酒を少しずつそろえています。
今回、人事から採用広報の記事に登場して!とご指名いただきました。同期で一緒にプロジェクトをやったことがある戦友の齋藤がRPG風の成長ストーリーを書いていて、それを面白いな〜と思いながら読んでいました。そこで、僕も齋藤に対抗してRPG風に挑戦してみたいと思います!
齋藤はディレクターで、僕はエンジニアと職種が違うので、少し違うストーリーになるかと思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。この記事が、エンジニアを志す人たちの参考になることを願っています。
(齋藤の記事も最下部にリンクがありますので、ぜひご参考ください。)
目次
▶デザインもプログラミングも好き。この2つを叶えられる会社が、アイスタだった
▶把握の甘さから大ピンチを迎えた初めての戦い
▶新たな武器を使って、大きくレベルアップ
▶モチベーションの高さは、スキルアップにつながる
▶目標は、フロントエンドとバックエンドの架け橋になるフルスタックエンジニア
▶人事担当者より
▶デザインもプログラミングも好き。
この2つを叶えられる会社が、アイスタだった
大学時代、僕は総合大学の芸術学科に所属し、デザインを勉強していた。その中で、「デザインと技術が融合」する分野に興味を持ち、そこに力を入れて勉強をしたり、制作をしたりしていた。例えば、色彩心理学を使って、色の組み合わせから性格を診断するアプリを作ったり、タッチパネルのように触れることでネオンサインを描ける仕組みを作ったり。デザインの力で技術がもっと身近になること、技術の力でデザインをもっと楽しめることを知った。
学生時代の制作活動を通して、プログラミングは自分の性に合っていると感じていた。そして、大学3年の終わりごろ、就職活動を始めるときには自然とエンジニアとして就職したいと考えるようになっていた。齋藤は就職活動を難敵と捉え、綿密に戦略を立てて臨んだようだが、僕は自然体で臨んだ。
エンジニアとして就職したいが、デザインも好き。
この2つを生かせる会社を探していたら、アイスタに出会った。
自分が大学時代に力を入れてきた「デザインと技術の融合」を実践している会社だと思い魅力に感じた。エントリーし面接を受けると、内定をいただくことができ入社を決めた。あまり熱いエピソードがなくて申し訳ないが、デザインとプログラミングが好きな僕にとっては、アイスタはぜひ入社したい会社だったので、決まったときは本当にうれしかった。ここから、僕のアイスタでの成長ストーリーがスタートすることになる。
【入社当初:技術レベルゼロ、プロジェクト対応レベルゼロ】
入社したときは、僕の技術レベルはゼロだった。Webの知識はほとんどなかったのである。学生時代はopenFrameworksやC++、プロセシングなどを使っていて、HTMLもCSSもJavaScriptもほとんど経験がなかった。
そんな状態だったので、もちろんプロジェクトに対応するレベルもゼロである。最初は先輩のプロジェクトに参加させてもらい、小さなひとつのエリアを担当することから始まった。まだ戦いですらない。ひたすら先輩が書いているコードを読んで、まねをしながら「どうしてこう書いているんですか?」と質問したり、ネットで調べてキャッチアップしたりしながら、ひとつひとつ身に付けていった。
そんななか、実際に働くことでハッキリと気づいたこと、学んだことがある。それは、学生とは違い、プロとしてモノづくりをすることの考え方だ。学生時代は企画もデザインも実装も自分たちが作りたいものを作るが、お金をもらって作るプロは、本質がまったく違うのだと認識することができた。アイスタでは、クライアント企業の課題解決に向け、役割分担が明確で、細かく職種に分かれ専門性を磨いている。役割ごとの視点で、どうすれば目的を達成することができるかを考え、それを実現していく。
この時期は、戦いに出るための最低限のスキルや武器を準備していた時期だったと思う。
▶把握の甘さから大ピンチを迎えた初めての戦い
【入社5カ月:技術レベル3、プロジェクト対応レベル1】
先輩のまねをしたり、アイスタでの働き方や意識の持ち方に気付かされたりして、何とか1ページのLP(ランディングページ)ぐらいなら自分で作ることができるようになった。そんな1年目の8月頃、ブランドサイトをメインで担当することになった。ディレクターやデザイナーとチームを組んで話し合いながら、開発環境を作り、コードを書き、形にする。
これは、僕にとっては初めての戦いだ。そして、ピンチが何度もやってきた大きな戦いとなった。
一番の難敵はスケジュールというやつだ! 間に合わないのでは?という大ピンチにさらされた。ピンチを迎えたのは僕自身の把握の甘さ故。自分の技術レベルを正確に把握しておらず「この時期までにはできるだろう」と思っていたのにできなかった。全体像の把握もできていなかったので、自分以外の要因で進まなくなることも想定できていなかった。
そのため、自分だけでなく、チームメンバーも焦らせてしまい、とてもスムーズに進んでいるとは言えない状況になってしまった。「もっと前にああしていれば、こうしていれば」と後悔ばかり。なんとか先輩たちのフォローもあってスケジュール内には終わらせたものの、たくさんの反省点が残った。
しかし、これだけの反省点が見つかったことで、技術レベルはもちろん、プロジェクト対応レベルを大きく引き上げることができた。全体像を把握すること、周囲と交渉して早め早めに動くこと、余裕を持ってスケジュールを組むこと。これらの重要性を痛感させられ、今後に生かすことができるようになったのだ。
▶新たな武器を使って、大きくレベルアップ
【入社8カ月:技術レベル5、プロジェクト対応レベル5】
さらにここから、僕のレベルを大きく引き上げてくれたプロジェクト、つまり戦いが、博報堂グループが提供するコンサルティングサービスのサイト制作だった。
この戦いでは、アイスタでは導入されていなかった新しい武器(ツール)を使った。学生の頃に使っていた静的サイトジェネレーターのツールで、先輩や上司に相談したら「ぜひ使ってみたら」と背中を押してもらえたので、導入を決めた。新しい挑戦ができることはうれしかったが、社内に知見がない中で武器を使いこなさなくてはならない。新たな武器をどう活用するか考えながら、今まで培ってきたスキルをフルに使って、クライアント企業に納得してもらえるモノを作ることができた。
新たな武器を使って戦いに勝利したことは、僕にとって大きな自信となった!これまではフロントエンドだけに関わるプロジェクトが多かったが、この戦いではデータベースとのつなぎこみという新たな難敵とも対峙し、バックエンドの知識をつけることができたのも、大きなレベルアップとなった。
この戦いをきっかけに、ストーリーをスタートしたエリアから、新たなエリアへの冒険も可能になったのだ。
▶モチベーションの高さは、スキルアップにつながる
【入社1年:技術レベル10、プロジェクト対応レベル6】
入社して1年がたつと、ひとりで戦いに臨むことが当たり前となった。それでもわからないことは出てくるので、そのたびに質問したり、コードレビューでアドバイスを受けたりしながら、少しずつ技術レベルはアップしていると思う。プロジェクト対応はまだまだスムーズに行かないことも多いが、これは戦いの数をこなさないと身につかない武器だと解釈し、少しずつ対応スキルを上げていこう!
少し話は変わるが、ここで僕がレベルアップのためにやっていることを紹介したい。野球などスポーツを題材にしたゲームに例えると、戦いのための“トレーニング”にあたるだろう。
エンジニアチームでは、社内勉強会が定期的に開かれ、テーマとなった技術に詳しい人が教えてくれたり、戦いを通して学んだコツを共有し合ったりして、技術レベルの向上につなげている。例えば、先輩が開いている3DモデルをWebブラウザで表現できるWebGLの勉強会に参加したり、自分自身でも同期たちに声をかけてJSフレームワークの勉強会を主催したりしている。
また、アイスタの仕事は規模が大きく、社会へのインパクトや認知度が高い。自分が関わった仕事が世に出たときにSNSをサーチすると、たくさんの人が話題にしていることが多く、それが「また世にインパクトを与える仕事がしたい」というモチベーションになる。
ゲームでも、精神コマンドが高いほうが早くスキルアップして、難易度の高い戦いにも勝てるようになる。モチベーションを高く保てるので、レベル上げのトレーニングが苦ではなく早くスキルアップできる、そんな好循環の環境がアイスタにはある。
▶目標は、フロントエンドとバックエンドの架け橋になるフルスタックエンジニア
【入社1年8カ月(現在):技術レベル15、プロジェクト対応レベル10】
入社当初を思うと、現在のレベルはこれくらいだろうか? Web経験がほとんどなかった僕でも、入社するとすごいスピードで情報が入ってくる。それに何とか喰らいついていくことでレベルをあげることができた。
将来的には、フロントエンドとバックエンドの架け橋になるような、フルスタックエンジニアを目指したい。そのためには、フロントとバックの両方に関われるようなプロジェクトを担当したいと思い、それを上司や先輩にも日頃からアピールしている。アイスタでは自分の思いを伝えると、それに合った仕事を担当させてもらえることもあるので、順調に目標に向けてレベルが上がっていると感じている。
Web関連の武器は、これからもどんどん新しいものが登場するだろう。僕自身も、フルスタックエンジニアという目標を掲げているが、コアスキルも持ちたいと考えているので、どんな新たな武器に興味を持ち、それを使ってどんなことが実現できるのか、未知なことが多いからこそ将来の自分にワクワクする。どの方向に自分が成長していくのか、自分でも楽しみにしている。
最後に、アイスタにエンジニアとしての就職を考えている人に、僭越ながらアドバイスを。
Web知識の有無でハードルを感じる必要はないと思う。エンジニアの先輩も、ディレクターやデザイナーなど他職種の人たちも、話しやすい人たちばかり。頭ごなしに押さえつけられることはなく、自分と違うものを受け入れられる器の大きさを持っている。話しやすい人が多くて良い雰囲気だと思う。
ただ、新卒だからのんびりやろう、という意識では続けられない。入ってくる情報のスピードは凄まじく、1年目から任される範囲も広い。さらに自分で使う武器を決めることを求められる。知的欲求のある人、学ぶ意欲の高い人じゃないと、ついていくのは大変かもしれない。
また、対話する力も求められる。なぜその武器に決めたのか、その理由を話して納得してもらわないと先には進めない。チームで仕事を進めるので、少しでも不安や気になることがあったら、積極的に話して解決していくことも必要だ。
しかし、自分の意思を仕事に反映させたい人、自分で考えて仕事をしたい人、チームでひとつのモノを作ることが好きな人にとっては、アイスタはピッタリの環境だと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
改めて振り返ると、Webやアプリなどデジタル制作のことをほとんど知らない、新卒の何もできないひよっこだったのに、周りの先輩方が暖かく見守ってくれて、何とか成長させてもらったんだな、と感じています。入社当初から考えると、戦いに必要な武器をたくさん手に入れることができました。
これからも成長を続け、自分の目標に向かって頑張っていきたいと思います。
▶人事担当者より
いかがでしたでしょうか?今回は新卒入社2年目のエンジニアの成長ストーリーをお届けしました。RPG風の語りも見事達成してくれましたね!アイスタのエンジニアがどんな経験を経て成長をしてきているのか、みなさんの参考になれば嬉しいです。
次回の更新もお楽しみに!
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