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演劇向けのサービスなんて儲からないでしょ?何のためにやってるの?

株式会社ネクステージでは、「表現者の未来をつくる」という理念のもと、

オンライン観劇サービス「観劇三昧」
電子チケットサービス「演劇パス」
・演劇グッズ専門店「観劇三昧日本橋店」(実店舗)+物販出張所(通販サイト)

という事業をおこなっています。
メインの事業はオンライン観劇サービス「観劇三昧」です。

観劇三昧
http://kan-geki.com/

月額980円で登録されている作品がすべて観放題、というもので、PCのブラウザやスマホ・タブレットのアプリ、観劇三昧TV(TVに接続します)で視聴できます。ユーザーからの利益は視聴数に応じて劇団に分配をするというレベニューシェアモデルを採用しています。
2013年8月にサービスをスタートし、今年の8月で4年目を迎えました。

演劇にかかわりのある方からもない方からも、
「演劇向けのサービスなんて儲からないでしょ?何のためにやってるの?」
と言われます。

とてもよく言われます。

相手にあわせて
「いえ、小劇場演劇にはこんな可能性があるんです!」とお話ししたり、
「いやあ、あはは、ぼちぼちですねえ・・・」とお茶を濁したりしていますが、
せっかくなので、本音を書いてみます。

我々の目的が「演劇の映像配信によってお金儲けをする」だとしたら、儲かりません。やらないほうがいいです。
しかし、オンライン観劇サービス「観劇三昧」は、「演劇を映像で観るためのサービス」ではありません。「映像をきっかけに、劇場へ足を運ぶためのサービス」です。

主に、以下の2つを目的としています。

・誰もが演劇を楽しめる機会をつくるために
劇場で楽しむ演劇は、演技している俳優の息遣いや臨場感、一緒に観劇している観客の反応を感じられることで心が動きます。演劇の醍醐味は生で観てこそ感じられるものです。
しかし、演劇を楽しむためには、決められた日時に劇場に足を運ばねばなりません。ライフスタイルや身体的な理由などの様々な制約により、劇場に足を運ぶことができない方もいらっしゃいます。また、楽しみ方が想像できないため、いきなり劇場に足を運ぶのが不安だと感じる方もいらっしゃいます。
私たちはオンラインで観劇できる「観劇三昧」により、誰もが気軽に演劇を楽しめる機会をつくり、劇場へ足を運ぶ方を増やすことを目指します。

・劇団の活動を支援するために
劇団が作品作りをおこない、団体運営を継続するためには、公演で十分な収益を得る必要があります。しかし、公演製作や団体運営のコストを公演の収益だけですべてまかなうのはとても大変です。
わたしたちはオンライン観劇サービス「観劇三昧」によって、視聴数に応じて劇団にロイヤリティをお支払いする「レベニューシェア」モデルを採用し、劇団に公演チケット以外の収入手段を創出しました。「観劇三昧」で得た収入をもとに、劇団はよりよい作品を製作し、その映像を「観劇三昧」のコンテンツとして配信。
新しくクオリティの高い作品が増えていくことで、演劇に興味を持つ方々を増やして新たに観劇人口全体を底上げし、劇団の収益構造の安定化へつなげます。

一つの劇団では実現がむずかしくても、プラットフォームという形なら実現できるのではないかと、このような形で運営しています。
また、弊社が事業を存続していくことが、「表現者の未来をつくる」ことにつながっていくと考えています。

一人でも多くの方が演劇を劇場で楽しむ。
一人でも多くの表現者が劇場で表現活動をおこなう。

このために事業をおこなっています。

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