北海道で働くことや、地域に根ざした仕事に興味はありませんか?
2020年3月、11年間勤めた会社を退職しました。その翌日、僕は十勝にいました。
当時はまだ、会社もホテルも経営していません。
まさか数年後、帯広駅前のふく井ホテルをはじめ、温泉や商業施設など、十勝のさまざまな事業に関わることになるなんて、まったく想像していませんでした。
今回は、僕と十勝の出会い、そして新しい挑戦が始まったきっかけについてお話しします。
きっかけは、友人からのひと言だった
2020年3月。11年間勤めた会社を退職しました。
その翌朝、僕は飛行機に乗って北海道へ向かっていました。
きっかけは、大学時代の同級生で、これから一緒に会社を立ち上げることになる米田からのひと言です。
「会社をつくる前に、一回十勝に来てみたら?」
もともと札幌出身なので、北海道そのものにはなじみがありました。でも、十勝について詳しかったわけではありません。
「帯広」「豚丼」「農業」「広い」
当時の僕が持っていた知識は、だいたいそんなものです。
もちろん、ホテルを経営することも、温泉や商業施設に関わることも、まだ想像していませんでした。
ただ、友人に誘われて十勝に来てみた。まずは行ってみよう。
そんな気持ちから始まった十勝との出会いでした。
十勝川温泉の朝、僕は3時間歩いていた
十勝に着いた最初の夜は、十勝川温泉に泊まりました。
そして翌朝、外に出たときの景色を、今でも覚えています。
大げさではなく、人生で初めて「空って、こんなに綺麗なんだ」と思いました。
有名な観光地にいたわけでも、何か特別なイベントがあったわけでもありません。
でも、その空をずっと見ていたくなりました。
「この空を見ながら散歩したいな」
そう思って、歩き始めました。
気持ちがいい。空が綺麗。景色が広い。
そして気づけば、3時間かけて帯広のまちなかまで歩いていました。
会社を辞めたばかりだったからなのか。これから始まる新しい人生にワクワクしていたからなのか。それとも、十勝の空が気持ちよすぎたからなのか。
今となってはよく分かりません。
ただ、あの3時間は、今でも妙に記憶に残っています。
十勝の魅力は、空だけじゃなかった
歩いて帯広のまちなかに到着した僕は、昼ご飯を食べることにしました。
米田から「これは食べておいた方がいい」と勧められていた、インデアンカレーです。
人生初インデアン。
今でこそ、十勝には美味しいものがたくさんあることを知っています。
豚丼に、スイーツ、乳製品、じゃがいも、小麦、肉、魚。
僕にとっての十勝グルメの原点は、あのとき食べたインデアンカレーでした。
「美味しいものがある」「空が広い」「温泉がある」「景色が綺麗」
十勝に来た最初の印象は、そんな感じです。
ただ、このときはまだ「十勝で何かをやりたい」と明確に思っていたわけではありません。
なんとなく面白い場所だな。
なんとなく可能性がありそうだな。
本当に、その程度でした。
人生の転機って案外そんなものなのかもしれません。
その瞬間には、自分の人生が変わるなんて分からない。
あとになってから、「あそこが始まりだったんだな」と気づく。
僕にとって、2020年3月の十勝は、まさにそんな場所でした。
あれから6年。まさかホテルを経営しているとは
あの日から6年。
今では、十勝でいくつもの会社や事業に関わっています。
帯広駅前のふく井ホテル。ひまわり温泉。とかちむら。REIKUN。
ほかにも、いろいろな挑戦が増えました。
振り返ってみると、突然ここまで来たわけではありません。
人との出会いがあって、話をもらって、面白そうだと思って、「やってみよう」と言ってみる。
その積み重ねで、今があります。
僕が最初に十勝を訪れたとき、6年後の自分がホテルや温泉、商業施設などの事業に関わっているとは、1ミリも想像していませんでした。
会社を辞めた翌日、僕は十勝にいた。
あの日から6年。
今では、当たり前のように十勝にいます。
あの頃には想像もしなかったくらい、深くこの土地に関わりながら。
人生って、本当に分からない。
だから面白い。
そして、十勝との物語も、まだ始まったばかりです。
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