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「転職して、実際どう?」入社半年~1年の社員が語った会社のリアル

※こちらの記事は社内報を加筆修正したものです。

ホットリンクでは、中途社員が約9割を占めています。
2020年から新卒採用も強化中ですが、ほとんどが中途入社の社員で構成されていることも、会社のカラーのひとつです。

今回は、ホットリンクに転職して半年~1年以内の社員にインタビューを行ないました。

半年~1年以内といえば「仕事にも慣れたし、前職との違いや会社の全体像が見えてきたな~」など、ひと区切りついてくる時期です。

コンサルタントやクリエイティブプランナー、広告運用担当者など、ホットリンクの事業の中心にいる社員4名に、入社後の変化や今だからこそ感じる会社に対する印象などを聞きました。

※取材はZoomで行なわれました。

<インタビュイー>

岡崎佑紀(おかざき・ゆき)
18年大学卒業後、大手デジタルマーケティング企業に入社。ソーシャルリスニングや媒体分析、若者のトレンド分析を中心とした業務を約2年担当。20年3月、ホットリンクに入社。現在はソーシャルメディア事業本部・コンサルティング部に所属。コンサルティングをメインに、運用代行業務も行なう。


本田真也(ほんだ・しんや)
17年大学卒業後、PR会社でPRコンサルタントとして企画立案や記者発表会などに携わる。20年6月、ホットリンク入社。現在はソーシャルメディア事業本部・プランニング部をメインに、ソリューション営業部も兼務。主に(※1)PGCの企画立案を担当している。

(※1)「PGC(Proffesional Generated Contents)」とは……
「プロによって作られたコンテンツ」のこと。
詳細はこちらの記事で解説。
ソーシャルメディアマーケティングにおける「PGC」の必要性

北出凛太郎(きたで・りんたろう)
15年大学卒業後、京都の老舗広告代理店に入社。デジタル分野での映像制作やWebプランナーとして、呉服業界などの伝統産業のプロモーションに約3年間携わる。18年に知人と映像制作会社を起業。音楽番組の演出など、エンターテインメント方面での広告映像制作を手掛ける。20年8月、ホットリンク入社。現在はソーシャルメディア事業本部・プランニング部で、映像を中心としたSNSでのコンテンツ企画制作に従事。


美川貴彦(みかわ・たかひこ)
15年大学卒業後、ソーシャルメディアマーケティング会社で約3年勤務。20年5月、ホットリンクに入社。現在はマーケティング本部・アドテクノロジー部に所属。主に広告運用を担当中。

四者四様の入社のきっかけ

―まず、皆さんがホットリンクに入社しようと思ったきっかけを教えてください。

本田:
PR会社で3年働くうちに、「学習曲線の上がり幅がなくなってきたな。新しい分野を学びたい」と思うようになりました。そんな折、SNSに関する相談が増え始めてSNSマーケティングに興味を持ち始めました。会社を探している最中に、(※2)いいたかさんの本に出会ったんです。

(※2)『ぼくらはSNSでモノを買う』
ホットリンクCMO・いいたかゆうたの著書。

https://www.amazon.co.jp/%E5%83%95%E3%82%89%E3%81%AFSNS%E3%81%A7%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%86-%E9%A3%AF%E9%AB%99-%E6%82%A0%E5%A4%AA/dp/4799325485

ホットリンクはTwitterに強い会社なので、「ここはTwitterを使うしかない!」と、Twitterアカウント経由で人事に連絡を取り、採用面接を受けました。

私も、本田さんと同じくいいたかさんの本との出会いが大きかったです。もともとSNSに興味があったので、いいたかさんの本を読み、その後Twitterで情報収集してホットリンクのミートアップに参加しました。

ミートアップでは、石塚さんといいたかさんが「某お菓子企業が売れたのは有益なクチコミが生まれてULSSASが回ったから」という話をしていたんです。
実は私、あるブランドがヒットをした理由が卒論のテーマだったんですよ。当時は「インフルエンサーの投稿が多かったから売れた」と書きましたが、クチコミという観点には注目していなくて。


石塚のセミナー登壇映像(2019年ごろ)

岡崎:
クチコミから売り上げにつなげるという考えがすごく新鮮で、面白かったんですね。大学で考えていたことの答えが、そこで聞けた気がしたんです

―北出さんの場合は、起業されてからもう一度社員に戻るという珍しいケースですよね。

北出:
そうですね。ある交流会でいいたかさんと出会って、ホットリンクを知りました。「何をしているの?」といいたかさんに聞かれて、「映像制作をしています」と話したら、プランニング部・部長の増岡さんと、事業部長の石渡さんを紹介されて。案件をいただくようになり、おふたりとは食事もご一緒するようになりました。

いいたかさんの本も読んでいましたし、ホットリンクのこともある程度知っていました。起業した会社でも、YouTubeの企画などSNSに関わる機会が増えていたので、ここらで働く環境を変えてみるのもいいかなと思い、転職を決めた次第です。

―美川さんはどうですか?

美川:
前職でもSNSマーケティングに携わっていたんですが、少人数の会社だったので、SaaSの営業やプロダクト開発がメイン事業でありながら、SNSに関するキャンペーンの提案・実施・制作・コンサルに入ることもあり、広く、浅く、薄くやってたんですね。

ホットリンクを意識し出したのは、いいたかさんがメディアに露出しはじめたころです。「クチコミが売り上げにつながる」という考え方はなんとなく理解していたけれど、それをデータと実績で示して、「ULSSAS」を提唱したことがめちゃくちゃ衝撃的でした。

キャリアアップするなら、絶対ホットリンクだと思って応募しました。面接では自分なりの手応えが全然得られなかったので「ダメだろうな」と思っていましたが、採用の連絡をいただいて。驚きましたが、落ちたと思っていた分、とても嬉しかったです

「最初から信頼していただいている状態で相談が来る」

―全員、いいたかさんが入社のきっかけだった部分が共通していますね。時期的にホットリンクが対外露出を増やしていたころですが、こんなに採用につながっていたとは。入社してひと区切りついてきた現在、前職との違いはどのあたりに感じていますか?

美川:
求められるものがまったく違う、というのが一番感じます。
前職では「自分の力の及ぶ範囲+α」程度に収まる範囲で、仕事を進めることが多かったんです。ホットリンクでは、現時点の自分の実力ではできない仕事も下りてきて。達成するために、周りの人と協力する必要性を強く感じています。チームワークの大事さ、ですね。

あと、昨年「事業モデルをマーケティング支援領域に切り替えます」という発表があったじゃないですか。「上場企業でも、こんなに流動的に事業転換できるんだな」とすごく勉強になりました。

岡崎:
私は社員数6万人規模の会社から中小企業への転職だったので、前職の規模と比べたら社員数も少なくなった分、自分の裁量が増えたと感じています。

前職ではひとつのコンペで10人以上が関わることも珍しくありませんでしたが、今は自分に任せてもらえる仕事の範囲や領域がグンと広がりました。以前は分析だけで終わりだったのに、施策の提案まで自分で考えられるのが面白いです。

それから、ホットリンクでは「クライアントのため」という姿勢や思考が徹底されていると感じています。ソーシャルメディア事業本部長の石塚さんが「本当にクライアントのためにはならないと思ったら、断っていいよ」というスタイルを貫いているのが魅力的です。

―北出さんはどうですか?

北出:
以前は自分たちでゼロから立ち上げたベンチャー企業だったので、シンプルに「たくさん仕事がある」というありがたみを感じています。たった2人で会社を回してましたから、規模感はもちろん、会社全体の動きに違いを感じることが多々あります。

待遇的なところでは、これまでのキャリアではじめての賞与をいただきました。起業時代はもちろん、最初の会社も古い体質だったので。「ボーナスって本当にもらえるんだ」と、この歳で実感しました(笑)。

―北出さんも美川さんと同じく、小規模から大規模への転職というギャップがあったんですね。本田さんは、いかがでしょうか?

本田:
僕は、大きく3つあります。

ひとつは、オンラインの体制がすごく整っている点です。当然のように、誰もがZoomのアカウントを持っていて、Slackも有料アカウントで運用されている。週1回、あるいはそれ以下の出社頻度でも、業務がここまで回るんだと驚かされました。

ふたつめは、「ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」というビジョンの浸透度の高さです
前職では、目先の売上のために多少ムリな案件も受けていたことがありました。ホットリンクはそうではなく、しっかりクライアントの利益につなげることを考えているので、本質的な仕事がすごくしやすいなと。

参考:ホットリンクのビジョンが生まれた理由。本質的な価値貢献を目指して

三つめは、クライアントとの関係です。前職では、クライアントに対して非常に下から目線の営業でした。今は、「ホットリンクさんにお願いしたい」「ホットリンクさんの意見を聞きたい」という、最初からある程度信頼していただいている状態で相談がくるのが、大きな違いです。

実際、クライアントとはどちらが上・下ではなく「対等なパートナー」としての、信頼関係にもとづいたコミュニケーションを取らせていただいています。

―なぜ、最初からある程度信頼していただいている状態になっていると思いますか?

本田:
やっぱり、良質なコンテンツを発信しているのが大きい気がします。Twitterなどでコンテンツに寄せられているクチコミを見たり、社内のダークソーシャル上でのシェアを通じて、「ホットリンクいいんじゃない?」という印象を抱いていただいてるのではないでしょうか。

ホットリンクで経験している「成長痛」

―皆さんが、この半年~1年の間に成長痛を覚えたことがあれば教えてください! 学んだことでも、苦労したことでもOKです。

北出:
当たり前なんですけど、入社前より明らかにSNSに詳しくなった自覚はあります。とくにTwitterプロモーションをやるうえで、ウケる企画が肌感覚で分かるようになってきました。

入社してすぐ、比較的大きいクライアントのお仕事を任されたんです。「聞かないとしっかり教えてもらえない状況」だったんですが、そもそも「何を聞いていいか分からない」状態でした。崖から落とされたライオンの子どもみたいな気分でしたね(笑)。

―入社してどれくらいで、ご自分なりの手応えを覚え始めましたか?

北出:
手応えというのは、今も自分では実感しにくいです。基本的にずっと勉強してる感覚ですが、学べる環境があるのがすごく嬉しいです。

―本田さんはどうですか?

本田:
ふたつあります。ひとつめは、報告書の精度が上がったことです。とくにコンサルティング部・部長の大野さんには、「今回の投稿はなぜよかったのか」「この内容は前後のやりとりと齟齬がないか」など、全体戦略から今後何をすればいいのかを、かなりシビアにチェックしていただきました。

―報告書の作成にあたって振り返ったことは、クライアントにも還元されている実感がありますか?

本田:
あります。クライアントへの還元値が上がったのはもちろん、自分の中の「こうしていこう」という意志を、強く言語化できるようになった気がします。

もうひとつは、北出さんの話と似ていて。未知の領域に対して、暗中模索しながらもやる。そういうことを、大野さんというセーフティーネットがある状態で任されるので、すごく成長につながっていると感じます

―ありがとうございます。岡崎さんはどうでしょう?

岡崎:
前職では社内のメンバーと仕事することが多くて、比較的関係性を築きやすかったです。今は社外の方々と仕事をすることが多くなったので、伝え方そのものや、認識の相違がないように伝えることを、この1年でものすごく勉強させていただきました。相手の立場に立った話の進め方なども、まだまだ磨いていきたいです。

―コミュニケーションの部分で成長を感じたんですね。「前より話しやすくなった」「言いたいことがちゃんと伝わっている」などの実感はありますか?

岡崎:
あります! 「あ、それ前おっしゃっていたことですね」って言っていただけると、覚えてくださっているんだって。クライアントとの関係性が長くなればなるほど、そういうことが増えると嬉しいですね。

それから、こちらが提案した施策によって「売上が上がった」というご報告をいただくときも、すごくやりがいを感じます。

―最後に、美川さんはどうですか?

美川:
僕はメンタルですかね。

一同:(笑)

美川:
さっきも言ったように、ホットリンクでは現時点での自分の実力を底上げする必要がある仕事も降ってきます。周囲の人の力も借りつつ、少し背伸びが必要な仕事も経験させて頂いているうちに、ちょっとやそっとのことでは動じにくくなってきました。

―メンタルコントロールはすごく大事ですよね。美川さんなりに、気をつけていることはあるんですか?

美川:
強いていえば、「次はどうすればいいか?」をポジティブに考えて進んでいくことです。「ネガティブに転んでも何も進まないので、ポジティブに転がっていくしかない」と思うことを大事にしています。

上司・先輩・同僚から得ている、それぞれの学び

同じ部内で、皆さんが最も尊敬する人は誰ですか?

本田:
部長の増岡さんですかね。体力がすごいなと。

美川:
増岡さんは体力とメンタルが半端ないです。

本田:
まさにラガーマンって感じがします。切り替え能力や前を向く能力もすごく高い。

増岡さんは、仕事で厳しい状況に陥りそうなときでも絶対にへこたれないんです。むしろ笑顔を浮かべながら取り組んでいける強さを持っていらっしゃいますよね。

北出:
同感です。あの切り替え能力は、ちょっと並外れているなと感じます。

―増岡さんに対する尊敬の念は、みなさん共通して感じているんですね。美川さんはほかに、尊敬する人はいますか?

美川:
アドテクノロジー部・部長の鈴木脩平さんと、マーケティング部・リーダーの朝山高至さん。あと、同じアドテク部で同僚の高田あゆみさんを尊敬しています。

脩平さんは長男力がすごい。とにかくみんなの話を聞いてくれます。そのうえで納得できる着地点を見つけてくれるんです。

朝山さんはもう、「Instagram研究が本当に大好きなんだな」」という感じですよね(笑)。こんなに「好き」という気持ちで仕事に突き進む人がいるのかって。見習うべきところが多々あります。

高田さんは、一見するとキャラクターはふわふわ系ですが、純粋にめちゃくちゃ頭がいいです。

岡崎さんはどうですか?

岡崎:
私は、やっぱり一緒に仕事をすることが多いコンサルティング部・部長の大野さんと、リーダーの秋山さんです。
おふたりのコミュニケーション能力やクライアントとの向き合い方からは、本当にたくさんのことを学ばせていただいています。

大野さんと一緒にミーティングに参加すると、ほぼノーミスで進行できるんですよ。クライアントと二人三脚でプロジェクトを進行していくうえで、「施策の目的は何で、どうなったら成功で、そのために何をしたらいいのか?」といった論点がいかに大事かを、日々勉強させていただいています。

さきほどの成長痛のお話ともつながりますが、岡崎さんは大野さんと秋山さんから学んでいるところが大きいんですね。北出さんはどうですか?

北出:
僕は2人います。ひとりは増岡さん。そしてもうひとりは、ここにいる本田さんです。

増岡さんに関しては、本田さんが言ったようにメンタルが本当に強靭だなと思うことがたくさんあって。シンプルに「すごいな」と思わされます。

本田さんは、僕と入社時期が2カ月ほどしか変わらないのに、いつ見ても企画の精度が高い。本人の前で言うのは恥ずかしいですが、突出しているなと常に思っています。

本田:
なんか…今日すごくいい回ですね。

一同:(笑)

これから実現していきたいこと

―皆さんは、そろそろ入社から1年という区切りを迎えると思います。いま改めて感じる会社への印象や、今後の目標を最後に教えてください! 岡崎さんからお願いします。

岡崎:
約1年経って、本当にたくさんの業界のクライアントと仕事ができるようになったと思っています。私はコスメが好きなので、とくにコスメ業界のSNS支援をもっと進めていきたいですね。また、「Instagramといえばホットリンク」になるよう、クライアント様の成功のサポートを行ない、頼っていただける存在にもなりたいです。

北出:
僕は今、SNSプラットフォームにおける映像を中心にコンテンツ制作を担当しているので、よりお客様に満足していただける支援をしていきたいです。前職からの蓄積という意味もありますが、今後広告は、徐々にエンターテイメントと同じ土壌で戦わないといけなくなると思っているので。

前職の仕事で培ったことも活かしつつ、今の知識と組み合わせて、できることをどんどん増やせればと思っています。

―広告もエンタメと同じ土俵で戦わないといけない、といいますと……?

北出:
今はYouTubeの台頭もあり、お金を払えば広告を見ずに済む時代じゃないですかそのブランドが好きになるような、能動的に見てもらえる広告じゃないと、UGCも生まれません。そういう意味で、これからの広告は映画やドラマを含んだ、エンターテイメントと同じ土壌になりつつあるなと感じています。

―興味深いですね。ありがとうございます。それでは美川さんお願いします。

美川:
ホットリンクは、仕事に求められるレベルは高いものの、好きなことを好きなだけやれる会社という印象です。

今の僕の至上命題はInstagram広告による成果の最大化なので、そこを頑張っていきたいですね。現在は手作業でこなしている仕事もたくさんあるので、自動化・効率化も広げていきたいです。AI活用や自動化を進めて、より本質的な価値提供ができることに時間を使っていきたいなと。

―最後に、本田さんお願いします。

本田:
ホットリンクは学習意欲が高い方ばかりなので、自分の領域も他の方の領域も、負けずにどんどん勉強していきたいなと思っています。

会社全体で、「ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」というビジョンがあるじゃないですか。SNS上でのクリエイティブや広告制作という領域でも、ホットリンクがスタンダードを取れるようにしていきたいなと考えています。そこに向けて、皆さんに負けないよう学習を続けたいと思っています。

―岡崎さん、本田さん、北出さん、美川さん。本日はありがとうございました!

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