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2024年10月に最終回が公開され話題となったYouTubeチャンネル『桜井政博のゲーム作るには』。
本チャンネルが実績として評価され、桜井政博氏は第75回芸術選奨メディア芸術部門にて大臣賞も受賞しました。説明するまでもありませんが、桜井氏は『星のカービィ』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどを手掛けた伝説のゲームクリエイターであり、そんな桜井氏のYouTubeチャンネルの番組編集・素材編集などの制作協力したのが弊社映像制作グループとなります。
コンテンツの肝をおさえた企画・台本制作、撮影・制作・配信に至るまでワンストップで引き受ける映像制作グループの編集案件リーダーである西原さんにインタビューしました。
西原月邦
モーショングラフィックスデザイナー、3DCGデザイナー・コンポジターとしてキャリアをスタート。デザイナー・ディレクターだけでなく、撮影監督としても活動し写真作品が海外のコンペティションに入選。近年ではプロデューサー/プランナーとしてPRの文脈で様々なコンテンツ企画や映像施策を提案実施。
Q.現在の業務内容を教えてください。
- 主にゲームのプロモーション用の映像を制作しています。クライアントからの依頼に沿って進行管理、予算管理をしつつ、ディレクターとして企画・演出から編集〜納品まで、映像に関することはなんでもやっています。また「ゲームの楽しさを伝える」というHIKEの強みを活かし、SNS上で公開するWeb広告映像やPV、ゲームシステム解説動画やゲーム内映像に加え、ゲーム以外の広告映像や音楽ライブ映像の編集もやったりしています。
あとは、映像チーム編集案件リーダーとして、環境整備やライン管理、スタッフの育成なども業務の一つです。
「実際はこんな風に悩みながら作業していますね」と語る西原さん
Q.今までで一番印象に残っている業務内容を教えてください。
- かなり機密性高い案件ばかりをやっているので、正直話せることは少ないのですが、いわゆるナンバリングタイトルなど、自分が子供の頃に遊んでいたゲームに関われるのは貴重な体験と思います。
また自分がリスペクトしているアーティストや声優、ゲームクリエイターにお会いすることもがあるので、それは役得だと感じます。趣味でDTM (Desk Top Musicの略、パソコンを使用して音楽を作成・編集することの総称)をやっているのですが、某アーティストのリハを見せていただいた時に、使っている機材を近くで見ることができたのは非常に俺得でしかない体験でした。
あとはゲームをプレイするときに自分が作った映像が流れると体が痒くなります(いい意味で)。
Q.今後の目標を教えてください。
- クリエイティブを突きつめるとどうしても原理主義的になるというか、独りよがりになることがあるので、現在はシンプルに「伝えること」「心を動かすこと」を心がけています。突きつめつつ最後にふわっと泳がせる、というイメージでしょうか。
自分が作った映像を見る前と見た後で世界の見え方が変わる、というと大袈裟ですが、童謡の「手のひらを太陽に」の歌詞のように、当たり前に感じていたものが当たり前に感じなくなる、そんな体験をしてもらえるような映像を作れたらと思っています。
今後は与えられた仕事に対してクライアントの期待以上の結果で応えるところからさらに一歩進んで、プロデュースやプランニングなど0から1を作る、というところをより強化していきたいです。
「気分転換しながらインスピレーションを待ちましょう」と西原さん