さまざまな紙の美しさに触れ、ハイライツのメンバーにとって、デザインの感性が磨かれる機会になりました。
2017年秋のある一日、ハイライツのメンバーは、製紙業界大手「特殊東海製紙」の三島工場を見学するツアーに参加しました。「特殊東海製紙」は明治時代に創立し日本の近代化を支えてきただけでなく、特殊紙分野の草分けとなった歴史のある製紙会社です。当日は、紙の原料であるパルプを溶解し、それを平らにし乾燥させて仕上げる、特殊紙の製造工程を見学。さらに「タント」「レザック」をはじめ、多彩なファンシーペーパーの美しさに触れることができました。
ハイライツでは、ウェブとグラフィックの両分野のデザインを手がけています。グラフィックデザインの場合は、紙の手触りの優しさ、温もり、柔らかさ、風合い、色合いなどを考え合わせるのはとても重要なこと。ブランドの個性を、紙の質感や触感によって際立たせることが可能です。さらにウェブデザインの場合も、文字を読みやすくしたり温かみを醸しだす目的で、紙の質感をディスプレイ上に表現することがあります。その際には、実際に目で見て手で触れた体験が、心をとらえるデザインづくりにつながります。
ハイライツの行動指針の一つに、「あらゆる分野の“本物”を体験し、人としてセンスを磨く」があります。デザイナーとしての感性や技能を高めるためには、質の高い体験を積み重ねてストックすることが必要です。今後も社員そろって、たくさんの”本物”に触れる体験をしていこうと考えています。